この記事は最終更新日から1年以上が経過しています。内容が古くなっているのでご注意ください。
チャート式を使ったセンター数学勉強法
基本は黄チャート 自信があれば青チャート
受験数学界において、数学の勉強を『新課程チャート式解法と演習数学』を使って行うのは最早王道となっています。この参考書シリーズはレベルによって色分けされており、難しい順に「赤チャート」「青チャート」「黄チャート」「白チャート」があります。その中でも「赤チャート」は難しすぎ、「白チャート」は初歩的すぎとして敬遠されがちです。多くの高校生が使うのは、「青チャート」と「黄チャート」です。
しかし、「青チャート」はしっかりとやりこめば東京大学の文系数学の問題でも解き切れるようになる参考書であり、センターにしか数学を使わなかったり、2次試験でも数学を得点源にしようとは思っていなかったりする人にとってはいささかレベルが高過ぎるかもしれません。
よって、ここでは「黄チャート」を使うのをおすすめします。もちろん、数学には自信がある!数学で得点を稼ぎたい!と考えている人は青チャートを使ってくれても構いません。しかし少しでも自分の数学力に不安があれば、黄チャートを使うようにしましょう。
典型問題をマスターせよ
受験数学の勉強法の基礎は、いわゆる「典型問題」とよばれる問題の解法を習得することです。どんな難しい問題でも、それらの解法の組み合わせで解けるようになっています。センター数学の場合は、解法の組み合わせを要するほど難度の高い問題はそうそうでないので、話はもっと単純です。ひたすら解法を頭に詰め込み、問題を見た瞬間即座に適切な解法を脳内から引っ張り出してこれるようになれば、センター数学を解く上での基礎はもう完成です。
チャート式に載っている典型問題の解法をすべてマスターすれば、センター数学で解けない問題はほぼなくなります。毎日チャート式を繰り返して解法を体に染み込ませましょう。数学は暗記教科ではない、と思っている受験生の方は多いでしょうが、この解法習得といった点ではある意味数学も暗記教科といえます。英単語や歴史用語を覚えるように、毎日コツコツ解法暗記に励んでください。