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はじめに
誰しも苦手科目はあるもの。受験となれば、とにかくその苦手を潰したい!と焦ってしまいますが、着実に合格に近づくには、「どこが苦手なのか」を確実に捉えて、ひとつずつクリアしていくことが重要です。
今回は、状況をしっかり分析・対策することで合格を掴んだ先輩に、お話をお聞きしました!
◆「得意だから」怠っていた英語は、苦手な文法を11月から徹底克服
英語が得意で、センター試験では満点を目標にしていたのですが、得意だと驕っていたせいで模試や演習の見直し・復習を怠っていて。前半の文法問題が足を引っ張っていることになかなか気づけなかったんです。
気づいたのが11月頃だったため、そこから苦手部分を覚えるのに苦労しました。
イディオムに関しては、Next Stageのイディオムのページを毎晩寝る前に見るようにしました。知らなかったものに付箋をして、次の日覚えていたら付箋にチェックをして、チェックが3日連続でつけば付箋を外す、という要領でひとつずつ覚えていきました。
文法問題は今までの模試や演習を中心に見返し、文法書を使って苦手部分の関連項目も含めて見直していきました。たとえば、使役のhaveが課題だったら一緒に使役のmakeやgetも見る、のような感じです。
◆とにかく回数をこなして「自力で解ける力」を身に着けた
秋には志望校は決まっていて、数学と世界史のセンター試験対策に全体の半分くらいの力を注ぎました。数学は、学校で使っていたセンター演習の問題集を1問ずつ潰すようにして、『予習→授業で確認→家で解く→時間を置いてもう一度解く』というプロセスですべての問題を自力で解けるようにしました。
世界史は、センターの過去問を中心に勉強しました。解けなかった問題の内容をリストアップし、その範囲を教科書や資料集で見直して、学校の問題集で解いて定着させる、というプロセスでした。
足を引っ張っていたのがその二科目で、高校1年生の頃に解きっぱなしにしていて数学の成績が大きく下がった経験もありましたし、模試も60点前後だったので不安がありました。
世界史は、問題を解いて初めて「ああ、こことそこは同時代なのか」と気づく事も多いぐらいで。1~2年の授業を疎かにしていたせいで覚える事が膨大だったので、できるだけ多くの問題を解こうと心がけていました。
ー実際、その対策は役立ちましたか?
数学はかなり効果があったと思います。冬になって過去問を解いたり模試を受けたりする中で「見たことある」と思える問題が増えてきて、解法の方針を立てるスピードが上がったと思います。
分からないところを放置せずに自力で解けるようになるまで解いていたため、自信を持って問題に臨めるようになったと思います。
世界史も冬頃には点も上がってきましたが、範囲が広すぎて完璧には間に合わなかったですね。
◆自分の日記がモチベーションアップにつながった
ダラダラ夜遅くまでするのは効率が下がりそうだったので、夜11時半から12時には寝るようにしていました。
ーやる気がでないときや、気分転換したいときにはどうしていましたか?
アプリで日記をつけていたので、過去の「模試で良い点が出て嬉しい」とか「担任との面談で激励してもらった」など、やる気が出るような日記を読み返していました。
気分転換したいときには、ペットの猫と遊んだり、好きなドラマを見たりしていました。あまりに自分を追い詰めすぎても逆効果だと思っていたので。