東京農業大学

無形文化遺産でもある「和食」など、日本の伝統的な食文化に対する注目が国内外で広がっています。そのため、食と農について技術・社会・文化の視点から科学的に理解し、気候風土が異なる多様な地域で伝統的に育まれてきた食農資源を次世代へ継承するとともに、新たな食農文化の創造を担える人材が求められています。そこで本学科では、農産物の生産から加工・流通・消費にいたる過程と、それらの背景にある地域の食と農の伝統と新たな発展の可能性を総合的に学んでいきます。特に実験・実習・演習を重視し、農場実習や食品加工実習による技術的な側面への理解、実験による農産物や食品の特性・機能性等への理解、そして社会科学の演習による農業経営や流通・消費、そして食農文化に対する理解を深めていきます。こうした知識を身につけた証となる資格として、「フードスペシャリスト」や「食の6次産業化プロデューサー」を取得できるのも本学科の特徴です。