はじめに
「歯科医師」と聞いて、皆さんはどんなイメージを思い浮かべるでしょうか?
「歯科医師=むし歯を治す」といったイメージをもつ人もいるかもしれませんが、現代の歯科医師は、その分野には限りません。また、歯学部といえば理系だけが進学できる学部と思われがちですが、最近では文系の学生でもチャレンジできます。
そこで今回は、歯科医師という仕事の進化とともに、最新の歯学部事情について解説していきます!
ここまで進化! 最新の歯科医師の仕事内容とは?
歯科医師が、むし歯を治し、入れ歯をつくる専門家というのは過去の話です。現代では、患者の健康と生活の質の向上に貢献する、総合的な役割が求められていて、その治療法も日々進化しています。
たとえば、最近、重要性が高まっているのが予防歯科です。定期的な検診やクリーニングを通じて、むし歯は「治す」から「防ぐ」のが現代のトレンドとなっています。ほかにも、3Dスキャナーに代表されるデジタル技術を駆使することで、歯の矯正やインプラント治療の精度と効率が大幅に向上。美容歯科や審美歯科など、患者さんの自信や笑顔につながる分野も急速に発展し、精神面の健康のお手伝いも、歯科医師の大切な仕事になっています。
また、高齢者医療への需要は、今後、ますます高まっていきますが、口の健康は全身の健康維持に直結することから、訪問診療を通じた口腔ケアの拡充など、地域医療の未来に歯科医師は欠かせない存在です。さらに医師・看護師・栄養士・保健師・歯科衛生士や歯科技工士などと連携したチーム医療の在り方も期待されています。
文系でも挑戦可能! 歯学部進学への新しいルートとは?
歯科医師になるためには、大学の歯学部を卒業後、国家試験に合格する必要があります。そして、歯学部というと理系のイメージが強いですが、実は文系の学生でも進学できるルートがあることをご存知でしょうか?
最近では、学生の多様な能力や個性を評価する総合型選抜を導入する歯学部も登場しているため、文系からの進路変更を希望する受験生でも挑戦しやすくなっています。そのひとつが神奈川県にある鶴見大学歯学部で、やる気や将来の目標、コミュニケーション能力など、受験生の人間性やポテンシャルも評価の対象としています。
もちろん、歯学部は理系科目の学びが中心となりますが、論理的な思考力や問題解決能力など、文系出身者ならではの強みは、診断の際に求められる重要なスキルになります。ほかにも、文章力やプレゼンテーション能力は、論文執筆や学会発表などの場面で大きく役立ちます。また、技術面だけではない総合的な視点で患者をケアする力を養う目的で、医療倫理や法律、コミュニケーションスキルもカリキュラムに含まれているため、文系出身者でも力を発揮することができます。
歯学部ってどんなところ? Q&A解決!
では、歯学部とはどんな学部なのでしょうか?
ここでは鶴見大学歯学部に関するよくある質問を『受験生のQ&A』形式で紹介していきます。
Q. 理系科目はあまり得意ではないのですが…。
A. 高校と大学では学習内容が違うので、強い決意とやる気があれば大丈夫です。入学後も、必要となる理系科目教育の充実を図る授業が開講されています。
Q. 高校を卒業してから、少し時間が経っていますが、歯科医師になれる可能性はありますか?
A.もちろんです。文系からの転向や大学卒業者、社会人経験者など、さまざまな分野からの転向、幅広い年齢層の学生たちが歯科医師をめざし、学んでいます。
Q. 国家試験対策について教えてください。
A. 短期集中型の教育カリキュラム、国家試験の出題内容を分析する講義の開講に加え、教員が毎週チュータリングを実施することで、メンタル面からも力強くサポートします。
Q. 受験に向けて入試説明会などはありますか?
A. 7~9月に「歯学部体験入学」、7~12月にかけてオープンキャンパスと「オープンキャンパスmini」を開催します。
Q. 奨学生制度について教えてください。
A. 入学試験の成績上位30名を対象とする新入生特待奨学生制度および入学奨学金、各学年進級時の成績による特待生制度をはじめ、さまざまな制度があります。
Q. 大学入学共通テストを利用して出願できますか?
A. 一般選抜(大学入学共通テスト利用型)にて出願できます。この入試は、出願時に課題作文を提出し、選考日にはWeb面接を受験していただきますので、来学は不要です。
Q. 小論文と面接のポイントについて教えてください。
A. 医療人としての資質や新しい医療技術に加え、最近の社会情勢や一般常識に関するテーマが出題される傾向があるため、自分の意見を論理的かつ簡潔に述べることが重要です。
ココが違う! 鶴見大学歯学部の魅力とは?
今回、ご紹介した鶴見大学歯学部の魅力は、歯科医師をめざす学生にとって、学びの質や環境の面で他大学とは一線を画す特徴があるところです。
まず、学習環境の面では、ICT(情報通信技術)を活用した教育や、デジタル技術を活用した最新設備により、現場で即戦力となるスキルを身につけられます。臨床実習も充実しており、大学の附属病院で、治療計画の立案から治療の実施までを体験できる診療参加型臨床実習が大きな特徴です。講師陣については、医療界でも高い評価を受ける研究者や臨床医が多数在籍。専門的知識はもちろん、臨床経験に基づく実践的なスキルや、最新の研究動向を学べます。
さらに、国内外の歯科大学との交流プログラム、国際学会への参加など、学外活動も盛んです。こうした体験を通じて学生はグローバルな視点を養い、国際的に通用する歯科医師をめざすことができます。また、学生のキャリア支援にも力を入れているほか、全国で活躍する5000名の卒業生が手厚くサポートしてくれるのは大きな魅力です。
おわりに
未来に向けて重要性を増している歯科医師という仕事や、最新の歯学部事情についてご理解いただけましたでしょうか?
将来、歯科医師をめざしている方、文系出身だけど医療・歯科医療に興味がある方は、今回の記事を参考に改めて自分の進路を考えてみてください。また、記事の中に登場した鶴見大学歯学部についてもっと詳しく知りたい方は、下記のウェブサイトをぜひチェックしてみてください。