医療にかかわる仕事って? 20種類以上の中から自分のめざす未来を発見!

はじめに

最近では科学技術の発達により、そう遠くない未来に、現在ある仕事の約50%がAIなどに代替されるといわれています。しかし、変化の激しい社会においても安定したキャリアを築けると予想されているのが、医療系の仕事です。
ただ、ひと言に医療系の仕事といっても、その種類は20種類以上あります。そこで今回は、みなさんが将来就きたい仕事を見つける際の参考になるよう、医療系の仕事のなかでもあまり知られていない職種を含めて紹介していきます。


“医療系の仕事”って、どんな仕事?

医療系の仕事は「医師」や「看護師」だけではありません。ここでは24種類の仕事と、その内容について紹介します。

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〇医療や治療、救急にかかわる仕事
【医師】 病気の診断や治療を担当。
【看護師】 医師の指示のもと治療をサポート。
【助産師】 妊娠・出産・産後のケア。
【保健師】 地域の健康をサポート。
【救急救命士】 急病の人や事故現場で緊急医療を担当。

◯リハビリ(リハビリテーション)にかかわる仕事
【作業療法士】 患者さんの生活の質の向上をサポート。
【理学療法士】 運動機能の回復をサポート。
【言語聴覚士】 発話のトレーニング、聴覚リハビリを担当。

◯検査や訓練にかかわる仕事
【診療放射線技師】 放射線を用いた検査や治療を担当。
【臨床工学技士】 医療機器の選択・運用・維持。
【視能訓練士】 視覚障がい者の日常生活の質の向上をサポート。
【臨床検査技師】 医療現場で検体を解析。

◯歯科にかかわる仕事
【歯科医師】 口腔内の疾患の予防・診断・治療。
【歯科助手】 歯科医師や歯科衛生士を補佐。
【歯科衛生士】 歯のクリーニングや予防指導。
【歯科技工士】 義歯や矯正装置などを製作。

◯薬にかかわる仕事
【薬剤師】 調剤や薬品情報の提供。
【医薬情報担当者(MR)】 製薬会社と医療機関の橋渡し役。
【治験コーディネーター】 新薬開発時の臨床試験をサポート。

◯心のケアにかかわる仕事
【心理カウンセラー】 心の悩みの解決をサポート。
【臨床心理士】 心の健康に関する評価・治療。

◯その他医療関係の仕事
【医療事務】 医療機関の受付や会計など。
【調剤薬局事務】 薬剤師のサポート役。
【管理栄養士】 食事療法や栄養指導を担当。
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このように社会の様々な分野で必要とされる医療系の仕事ですが、全体的に人手不足が続いています。さらに現在の日本では、少子高齢化の進行にともなって医療へのニーズが増大していることから、医療従事者への需要は高まる一方で、将来性にも期待できる仕事となっています。

臨床心理士やカウンセラーだけじゃない! 心理学を活かせる仕事って?

最近、大学で学びたい学問系統として人気を高めているのが心理学です。しかし、「他人の気持ちがわかればおもしろいかも」という軽い気持ちから心理学部を選んで後悔する人もいるようです。なぜそのようなミスマッチが起こるのかというと、大学で学べる心理学は心理テストとは異なり、人の心理を論理的・科学的に解明しようとする学問だからです。また、臨床心理士やカウンセラーといった専門家になるためには、大学院への進学が必須です。さらに心理学に特化した仕事は募集人員が少ないため、卒業後は学んだ分野とは関係のない一般企業で働く人の方が多いのが実情です。
一方で、心理学とのつながりが強いのが、医療と並行して行われるリハビリです。リハビリを担当する医療系の仕事には作業療法士、理学療法士、言語聴覚士がありますが、なかでも作業療法士は、心理学の学びを活かせる仕事といわれています。

「ココロ」と「カラダ」で社会に貢献する作業療法士とは?

作業療法士は、日常生活で必要な基本的な動作の獲得・回復をめざす理学療法士とは異なり、基本的な動作の上に応用的な作業や活動を積み上げていくリハビリを得意とします。さらに、心身に障がいをもつ人に対して、その治療手段として様々な作業を用いた療法を行っていきます。その際には、患者さんの置かれた状況や気持ちをくんだかかわり方が必要とされるため、人の気持ちに寄り添える人に向いている仕事といえます。
また、作業療法士は、「ココロ」と「カラダ」の両方にアプローチする専門職として、病院やクリニックなどの医療現場、介護老人保健施設、児童発達支援センターといった福祉・介護の現場、さらに病院などの「精神科」でも活躍することができます。

最先端のリハビリテーション医学を学べる大学をご紹介!

作業療法士になるためには、国家資格である「作業療法士」の資格が必要です。そして、国家試験の受験資格が得られる養成施設のなかでも、最先端のリハビリテーション医学を学べる医療系複合大学として知られているのが関西医科大学です。
関西医科大学リハビリテーション学部には、生涯にわたって活躍できるリハビリのプロを養成する「理学療法学科」、実践的な作業療法に加え最新の知識を身につけた作業療法士を養成する「作業療法学科」の2学科が設置されています。
その特色は、医学部、看護学部と連携した合同授業を通じて「チーム医療」を実践的に学べる点にあります。ほかにも、AIを利用した先端リハビリテーション医学や、歩行支援ロボットなどを活用したリハビリテーション工学を学ぶことができます。また、学内で修得したスキルを、急性期から慢性期、在宅までカバーする多彩な附属医療機関での臨床実習で実践できる、高度なカリキュラムを展開している点も大きな魅力となっています。

今回の記事をきっかけに関西医科大学に興味をもった方は、6月16日(日)に実施が予定されているオープンキャンパスへの参加をオススメします。
当日は、入試対策説明会のほか、先輩学生が校舎を案内するキャンパスツアー、学生生活を紹介する企画などが行われる予定です。
また、その後のイベント開催予定は以下の通りです。
2024年7月28日(日)
2024年8月18日(日)
2024年9月8日(日)
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この記事を書いた人
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