幅広い学びと、充実したキャリア支援が、将来の選択を広げる

はじめに

受験シーズンが少しずつ近づいています。
日々勉強に部活にと忙しくしていると思いますが、「志望校ってどうやって決めればいいんだろう」と思ったことはありませんか?
大学には様々な選び方がありますが、意外と見落としがちなのが卒業後のキャリア。大学生活の「その後」を考えることは、大学選びと同じくらい重要かもしれません。
そこで今回は、「有名企業400社への実就職率ランキング」で毎年上位にランクインする東京女子大学に通う学生とキャリア・センターのスタッフで、対談を実施。学生とキャリア・センターの目線から、キャリアの考え方やリアルな就活事情について伺いました!

就職活動はいつから始めた? 菊地さんの場合

現代教養学部国際社会学科 社会学専攻4年(取材当時) 菊地加奈

キャリア・センター課長補佐(取材当時) 村石隆造

――就職活動において、キャリア・センターはどんなサポートをしていたのでしょうか。

村石:就活支援イベントの企画・運営や、個別相談などを行っています。私が菊地さんと知り合ったのは、彼女が大学3年生のとき。キャリア・センターでは専攻ごとに担当者がつき、本人の希望や適性をみながら支援をしていますが、彼女が4年生になった後は社会学専攻の担当スタッフとして、個別に相談にのっていました。

――菊地さんが、就職を意識し始めた時期を教えてください。

菊地:私が本格的に就活を始めたのは3年生の1月頃です。しかし1、2年生の頃から、キャリア・センターが主催している就活セミナーや相談会には参加しており、将来のことは少しずつ考え始めていました。キャリア・センターのLINEアカウントに登録すると、開催イベントを都度通知してくれるんです。それもあり、少しずつ将来を意識するようになりました。

LINEの登録率はほぼ100%! 学生に寄り添った支援とは

――なぜ、キャリア・センターはLINEを使っているのでしょうか。

村石:「学生に寄り添った支援をしたい」というのが、一番の理由です。現在ではほとんどの学生がスマートフォンを持ち、LINEを利用しています。そのことを踏まえ、私たちは全国の大学のキャリア・センターに先駆けてLINEによる情報発信をスタートしました。
1、2年生で登録するケースも多く、3年生、4年生になるとほぼ100%がキャリア・センターのアカウントを登録しており、キャリア・センターが運営するウェブサイトとともに、重要な情報発信ツールとなっています。

――学生に寄り添った支援をしているとのことですが、菊地さんはどのようにキャリア・センターを活用しましたか。

菊地:自分の興味ややりたいことを考える自己分析から、どんな業界を目指すかといったことまで、就活全般において活用しました。多い時には週2日通い、些細なことも相談していました。

村石:菊地さんはキャリア・センターを思いきり活用し、結果的に希望していた会社から内定を得ることができました。
私たちの役割は、相談に訪れる学生の思考を整理すること。長所を見つけ出して自信をつけてもらうこと。そして、個性を活かせるように支援すること。前向きな気持ちで就職活動に臨めるように、本人の本音を引き出しつつ、押し付けにならないように気をつけながら、本質的かつ一人ひとりに合わせた対応を心がけています。

菊地:実際に利用していく中で、キャリア・センターは学生と距離が近く、個別の支援が手厚いと感じました。例えば、「明日相談できますか」と前日にメールをしても、少しでも時間をつくって会ってくれる。気分が落ち込んでいるときにも気軽に利用することができたので、メンタル面でも大いに助けられました。

大学での学びは、就職活動にも活きている

――大学で学んでいることは、就職活動に活かされましたか。

菊地:はい。所属する学科の授業だけでなく、ほかの学科の授業でも興味・関心のある授業を積極的に履修していたことで、自分の関心の幅が広がりました。これは、仕事を選ぶ上での大きな軸にもなりました。

村石:菊地さんのように、色々な授業を受ける、また授業外でも様々な活動に取り組むことは、就職活動をする上でとても良いこと。特に1、2年生では色々な経験をすることが、3、4年生の就職活動や、その後の将来にも活きてくると思います。

――将来を考えたときに、どんな視点から大学・学部を選ぶのが良いのでしょうか。

菊地:「ここで学んでみたい」と感じたところを選ぶのが良いと思います。私自身、そうやって志望校を決めました。興味のあることを学ぶのが、勉強のモチベーションにもつながると思います。

村石:基本的には、学びたいことが学べる大学を選ぶのが一番だと思います。しかし就職が気になっているのであれば、どの大学でも就活支援イベントは実施されていると思うので、個別相談の充実度で選択するのも良いと思います。
例えば東京女子大学であれば、所属している学科・専攻に担当職員が付いているので、自分の個性や過去の活動を理解してもらった上で相談することができます。担当職員に繰り返し相談することで、より精度の高い支援を受けることができるのが特色です。学びたいことを学べる環境があり、将来のことを一緒に考えてくれるスタッフがいるかどうか、確認できると良いですね。

――最後に、受験生にメッセージをお願いします。

村石:高校と違って大学は自由度が高く、とても楽しい場所だと私は思います。もちろん将来のことを考えるのは重要ですが、その瞬間を楽しむことも大切。たくさんの経験をした後に、「そろそろ就活しようかな」と思ったら、キャリア・センターを利用してくれたら嬉しく思います。

菊地:東京女子大学は、少人数で密な授業を受けられ、幅広い科目の中から自由に科目を履修することができます。また学生は、自分の意見をしっかりと持ち、意見を伝えることに抵抗がない人も多いと感じます。東京女子大学で過ごした4年間で、興味があることを学んだり、周囲の友人から刺激を受けたりすることで世界が広がり、自分の成長へとつながっていきました。学生生活における一つひとつの経験が、将来にもきっと活かされていくと思います。迷ったり悩んだりしながら、ぜひしっかり考えて大学を選んでください。

――菊地さん、村石さん、本日はありがとうございました!

おわりに

お2人のお話はいかがでしたか。
今回ご紹介した東京女子大学は、リベラルアーツ教育を展開しており、自分の専門はもちろんその他の領域まで、幅広く学ぶことができます。そして東京女子大学では11/24(日)に高校生のためのイベントを開催します。一般入試ガイダンスや予備校講師による過去問講座〈英語〉を行う予定です。受験生だけでなく、高校1・2年生も参加いただけます。東京女子大学の雰囲気を体感しに行ってみてはいかがでしょうか?

この記事を書いた人
    【PR】Studyplus編集部
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