勉強の合間にちょっとひと息。 誰かに話したくなる豆知識

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はじめに

テスト勉強や受験勉強に励む高校生のあなた、お疲れ様です!集中力を持続させるには、気分転換が必要。ということで、勉強の合間にサクッと読めちゃう豆知識を、スタプラ編集部が厳選しました。この記事を読んでちょっとひと息ついてみてはいかがでしょうか?

受験生には甘くて美味しいチョコが、国際的には苦い存在!?

チョコレートはお好きですか?チョコレートの原材料であるカカオは、実は受験生の強い味方。カカオに含まれるテオブロミンには記憶力をアップしやる気を引き出す効果があり、カカオポリフェノールにはストレスを和らげる効果があるそう。脳のエネルギーになるブドウ糖を補うにはミルクチョコレートを、脳を活性化させるポリフェノールを補うにはビターチョコレートがおすすめです。集中力や記憶力のアップには1時間前に食べるのが効果的なので、テスト前にはぜひ試してください。
そんな甘くて受験生にはありがたいチョコですが、国際的にはビターな問題を含んでいます。カカオの国際価格は、この数十年下がり続けており、貧しい家計を助けるために、カカオ農家の子どもたちは学校に行かずに家業を手伝います。そのため、読み書きができないまま農家を継ぎ、貧困のサイクルが続くのです。甘いチョコのかけらは「貧困」や「児童労働」へと繋がっています。このように身近なことから国際関係を読みとくことが、国際問題の解決への第一歩につながるかもしれませんね。

「タピる」と「曇る」、 「ワンチャン」と「とても」の共通法則って?

少し前に流行した「タピる」。名詞+“る”で動詞化するこのパターンは、「バグる」「ググる」「キョドる」「デコる」など新語に多く見られますが、実は「曇る」という古くからある言葉も、“雲”に“る”をつけたものだそうです。また、「ワンチャン」という言葉は、最初は「ワンチャン間に合うかも」と、物事を肯定的に捉える時に使われていましたが、今では「ワンチャン間に合わないかも」と否定的に使われることもあります。逆に、「とても」は「とてもやさしい」と肯定表現に使われることが多いですが、もともとは「とてもそんなことはできない」という風に否定表現で使われていました。ふたつの表現のどちらかと相性が良かったものが両方に使われるようになったパターンです。「全然」「やばい」などもこのケースです。
流行語ひとつにも、歴史的な背景や言語学的ルールがあります。私たちには「あたり前」すぎる日本語も、日本語を母語としない人に説明するのは難しいのです。日本で暮らす外国人や日本に興味・関心をもつ人が増えてきている今、言葉や文化を説明する力を磨く必要がありそうですね。

コミュ力が高いって?コミュ力の正体とは?

「コミュ力高い!」と感じる人、いますよね。そもそもコミュニケーション力ってどんな力なんでしょうか。実はコミュニケーションは様々な要素から成り立っています。まずは、同じことを知っているという「情報の共有」。それから、アイコンタクト・肩の動き・うなずきなどの「非言語メッセージ」。さらに、時系列や因果関係を明確にすることで見える「ゴールの設定」です。これらの要素が整っていると「話の流れ=文脈」がわかりやすくなります。つまり、話の流れをはっきり伝えられる人が「話し上手」で、話の流れをしっかりキャッチできる人が「聞き上手」。両者ともコミュ力が高い人というわけです。
ただ、ご紹介した要素はTPOによって変わります。例えば非言語メッセージのひとつである相づちは、日本では「あなたの話を聞いている」のサインですが、「話の邪魔をしている」と受け取る国や地域も。いくら外国語が話せても、背景にある文化・社会・歴史を理解しなければ、文脈から外れてしまいます。グローバルに活躍するには、文脈を理解する力を鍛えることが不可欠なんですね。

記憶力アップには、ひたすら机で暗記するより効果的な方法がある!?

受験勉強で暗記といえば、単語帳や参考書を出し、座って行うのが定番イメージ。ところが、軽い運動で記憶力が向上することが近年の研究でわかってきました。そこで、通学や通塾の移動時間に「さっさか歩き」と「ゆっくり歩き」を数分ずつ繰り返す「インターバル速歩」をおすすめします。 例えば大好きな音楽を聴きながら1曲ごとに速度チェンジすれば、学びタイムへのやる気も上がりそうです。
ちなみに、この「インターバル速歩」をある自治体が積極的に取り入れたところ、医療費削減や生活習慣病の予防など、健康にうれしい効果が実証されたそうです。長寿大国になった日本にとって、健康寿命を伸ばすことが次の課題。これまではスポーツといえばアスリートのためのものでしたが、今やスポーツの可能性は社会の様々な場面に広がっています。スポーツを入り口として、健康・医療・教育・地域活性化・国際交流・観光・スポーツ政策などを横断的に学び、社会を豊かにする方法を考えてみたら、社会を元気にできる進路も広がるかもしれませんね。

おわりに

いかがでしたか。良い気分転換の時間になったなら幸いです。ちなみにご紹介した豆知識は、京都産業大学の国際関係学部(チョコ/コミュ力)・外国語学部(タピる)・現代社会学部(インターバル速歩)で、より深く追究できます。興味を持たれたなら、ぜひ各学部の学びをチェックしてみてください!

この記事を書いた人
    【PR】Studyplus編集部
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