受験期をどう乗り越えた? 国際教養大学に通う先輩が語る受験勉強体験記

この記事は最終更新日から1年以上が経過しています。内容が古くなっているのでご注意ください。

はじめに

難関大学を目指す高校生の皆さん。1人で勉強に向かっていると、自分の勉強法が本当にあっているのか、ふと不安になることはありませんか? 今回は、難関校の一つである国際教養大学に通う先輩たちに、受験期の勉強法をリサーチ! 難関大学合格を目指すために大切な心持や勉強法についてアドバイスをもらいました。

日本にいながら、国際感覚が身につく大学! 入試方法も特徴的

お話を伺ったのは、田尻玲奈さん、塚本龍佳さんのおふたり。ともに国際教養大学を志望校として選び、長い受験期を制して合格をつかんだ先輩たちです。

この2人に聞きました!
・田尻玲奈さん(国際教養大学 国際教養学部 2年次/特別選抜 推薦入試で入学)
・塚本龍佳さん(国際教養大学 国際教養学部 2年次/一般選抜 B日程で入学)

(写真左から2番目が田尻玲奈さん。国際教養大学の学食で、留学生の友人と【写真提供:田尻さん】)

――国際教養大学は、入試制度もユニークです。16種類の選抜方式から、皆さんはどれを選びましたか?

田尻:特別選抜の推薦入試(編集部注:現在は「学校推薦型入試」と名前が変わっています)です。1回でも多く受験のチャンスを増やしたかったのと、面接が得意だったのでこのタイプを選びました。

塚本:僕は、一般選抜のA日程とB日程で受験しました。国際教養大学独自の個別試験の勉強はもちろんですが、センター試験対策にも力を入れました。

(写真一番左が塚本龍佳さん。国際教養大学の友人と【写真提供:塚本さん】)

重点科目は、やっぱり英語! その他の教科もしっかり対策を

――皆さん、受験対策で一番苦労したのは英語だったのでは? どうやって勉強しましたか?

田尻:私は特別選抜試験に挑戦することから、特に面接対策にポイントを置きました。高校の英語科の先生に協力してもらって、面接練習をしていました。過去に国際関係の大学に推薦受験した先輩たちの報告書も全部読んで、自分で面接問題集も作りました。「自分ならこう答える」といったメモを書き加えて、しっかり頭に叩き込みましたね。

塚本:僕は小論文対策が力になりました。参考書で構文を勉強してから、まずは短い小論文を。その後、徐々に文字数を増やして英検の小論文に挑戦しました。最終的には国際教養大学や他大学の過去問題にもチャレンジし、解いた問題は全て、塾や学校の先生に添削してもらいました。

田尻:先生に添削してらうと改善点もはっきりして、勉強になりますよね。

塚本:そうですね。自己解決するのではなく、一度他の人に見てもらうことはとても大切です。苦手な部分がわかれば、そこを重点的に対策することができるはずです。逆に、得意な分野をのばすこともできると思います。

――英語以外の教科の勉強法は?

田尻:私が心がけたのは、センター試験対策を抜かりなくやっておくこと。歴史や数学の観点があれば、国語の小論文を書くときも多目的な視点から議論できて有利になります。

塚本:幅広い視点は必要ですよね。僕は時事問題に強くなるために、日々のニュースをノートにまとめていました。国語の小論文も国際教養大学や他大の過去問題を全部解いて、これも全て先生に添削をお願いしていました。

3年生になるまでに、“今”からできること

――受験期を迎える前は、どんな勉強をしていましたか?

塚本:ひたすら英単語を覚えていました。そのほかの教科も、不安な部分を中心に基礎を固めるための勉強に集中していましたね。高校1・2年の早いうちから基礎が仕上がっていると、焦らずに第一志望の試験対策に向き合えると思います。

田尻:基礎は本当に大事ですよね。私は、入学後の自分を想像して「英語に慣れておかなければ!」と、普段から英語に触れることを意識しました。例えば、映画を字幕で見たり、YouTubeでTEDの動画を見たり、英語の本を読むようにしたり。海外の友達とビデオチャットで話して、自発的に英語を話す時間も意識的につくっていました。

塚本:大学入学後に海外留学している自分を想像すると、やる気になりますよね! 僕もくじけそうになった時は、自分は何のために勉強していて、何のために大学に行きたいのかをずっと考えました。

――なるほど! 目標・目的がはっきりすると、勉強へのモチベーションも上がりますね。

田尻:そうですね。早いうちに志望校を決めて大学に関する情報をたくさん集めていると、大学が受験生に何を求めているかも見えてきますよね。そのイメージと、「この大学に行きたい!」という意思をしっかり掲げて、後悔することなく受験期を迎えて欲しいと思います!

おわりに

晴れやかな顔でキャンパスライフを謳歌している先輩たちも、受験に向けて努力を重ねてきたからこそ今があります。3年生になって本格的な受験勉強に入るまでには、基礎をしっかり固めることはもちろんですが、憧れの大学へのイメージを膨らませることも大事なようです。
グローバル時代に必要なハイレベルな学びが得られる国際教養大学の情報は、こちらからチェックを!

この記事を書いた人
    【PR】Studyplus編集部
    スマホアプリで
    学習管理をもっと便利に