教えることは学ぶこと!? 一人ではできない、効果的な勉強法

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はじめに

今年の春は、異例の形で新学年がスタートしました。今、皆さんは友達と一緒に授業を受け、語り合い、学校の良さを再確認されているのではないでしょうか。そこで今回は、一人ではできない、仲間と一緒だからこそ効果を上げられる勉強法を伝授。これからまた学校生活を送る中でぜひとも試してくださいね。

学校では気軽に質問できる! けれど、聞いて満足するのは危険!?

受験生にとっても大事な時期。休校中は、苦手科目の復習に集中できたという声がある一方で、「分からないことがあっても、質問しづらい」と不安を感じたという意見も。学校ならば、先生や友達が周りにいるので何でも気軽に聞くことができるのに……。勉強の効率が下がってしまうことに不安を感じた人も多かったようです。

確かに、学校では気軽に先生に質問ができます。でも、答えを聞いて「分かった」と思っていても、いざ自力で問題を解いてみると「あれ? やっぱりつまずいてしまう」なんてこともよくあります。学んだことをしっかりと定着させるには、自分が理解したことを繰り返し復習する必要があるからです。

学校では、授業のあと、分からないところを友達に教えてもらったり、ほかの友達が教えてもらっている光景もよく目にします。もちろん、この「教える」という行動は、教えてあげている友達の親切心があってのこと。教えてもらっている側は、「教えてくれてありがとう」と感謝すると思います。

でもこのときに勉強の効果をあげているのは、教えてもらった人だけではありません。なんと、教えてあげている側にも大きなメリットがあるのです!

教えることで、理解が深まる! 自分が成長できる最高の勉強法

例えば、1週間前に見て「面白い!」と感じたテレビドラマ。そのあらすじを友達に話そうとしたけれど、うまく話せかった――ということもよくありませんか?

うまく話せなかった原因は何でしょう。圧倒的に多いのは、相手に伝えるべき話が自分の中できちんと整理できていないパターンです。確かに、話をしっかり理解していないと、人に説明することはできませんよね。

これは、勉強に置き換えても同じです。「理解したつもり」でも、頭の中で整理できていないと、本当の意味で理解したとは言えませんし、試験本番でも自分の力を発揮することができません。

また、「人に教える」ことで、自分の弱点も見えてきます。うまく説明できなかった部分があれば、それがあなたの苦手な分野。克服すべく、もっと理解を深めていく必要があります。そして次回、人に上手に教えられたなら、それはあなた自身が成長した証だといえるでしょう。

さらに、こんな利点もあります。

これは、アメリカ国立訓練研究所(National Training Laboratories)が公表した「ラーニング・ピラミッド」と呼ばれる図です。具体的な勉強方法と平均学習定着率の関係を示していますが、これによると、能動的な学習方法であるほど定着化が高まるとされています。

注目したいのは、一番定着化の確率が高い勉強法が、「他の人に教える」だということ! 実に、90%という高い成果をあげています。一方、「授業(講義)を受ける」だけでは、わずか5%。意外に定着率は低いのです。

ですから、学習定着率をアップさせたいなら、「授業のあと、他の人に教える」のがいちばん! 自分自身が成長しているかどうかも客観的に分かるので、勉強のモチベーションも上がりますね。ぜひ学校で、積極的に友達に勉強を教えてみてください。

「教えること」を深く学べる 佛教大学教育学部

この「他の人に教える」ことを学問として深く学べるのが、京都にある佛教大学の教育学部。教育学科と臨床心理学科の2つの学科があり、教育現場をはじめ社会で生かせるさまざまな領域を学習します。

「人は人の中で育つ」教育学科では、理論と実践を融合させた独自のカリキュラムとシラバスに基づき、学生・教員・教育現場(学校・保育園)・地域との関係性を重視した指導が行われています。人間形成に重要な4年間に様々な考え方や価値観に触れる機会が用意され、教育現場で普遍的に求められる「感性と専門性に長けた教師」の育成をめざしています。

社会の多様なニーズに対応するために、複数の教員免許状や資格取得をめざす学生が多数。学生同士が学年を超えて交流して「教え合う」ことも日常的で、この校風も教員採用試験の高い合格率につながっているようです。

卒業後は多くの学生が教育職へ。保育所、幼稚園、小学校、中学校、高等学校、特別支援学校などで活躍しています。

また、臨床心理学科では、「人間を理解し支援する」学問を追究。悩みや生きにくさを抱えている人の精神的健康の回復を目的に、経験豊富な教員陣の指導のもと幅広い「心理学」を総合的に学びます。

学生の主体性を伸ばすために、少人数のクラス編成が基本です。1年生の「入門ゼミ」や2年生の「臨床心理学基礎ゼミ」など、1年生からゼミ形式の授業を実施し、人の「心」に寄り添い、社会に貢献できるスキルと実践力を養います。

もちろん、臨床心理士や公認心理士の資格取得に向けたカリキュラムも完備。卒業後は「心の専門家」として、教育現場のほか、さまざまな分野で心理職の活躍が期待できます。

おわりに

佛教大学は教育学部をはじめ、幅広く学べる7学部14学科が揃った総合大学。開学から108年の伝統と実績を誇り、進路や教員免許・資格取得に向けたサポートも手厚く行われています。詳しく知りたい方は、受験生サイトをチェックしてみてくださいね。

この記事を書いた人
    【PR】Studyplus編集部
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