文系でもチャレンジできる「データサイエンス」の学びとは?

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はじめに

みなさんは、「データサイエンス」という言葉を聞いたことがありますか?ここで、「理系の話でしょ?私には関係ないな」と思った文系志望のみなさん!読むのをやめないでくださいね。
「データサイエンス」とは、データを活用して価値のあるアイディアを生み出す活動のことをいいます。世の中ではさまざまなデータがデジタル化されて集められ、扱いやすくなったため、多くの業界、職業でデータをもとに仕事がされています。「データの扱い方」を知っていれば、社会人になった時、同期から一歩も二歩もリードしてスマートな働き方ができるんです! 日本では、データ分析の専門家である「データサイエンティスト」が不足しているので、アイディアを武器に仕事の課題を次々に解決できる “文系データサイエンティスト”がとても重宝されます。


文系で「データサイエンス」に向いている人ってどんな人?

これからの社会は、データをもとに新しいアイディアを創造し、革新に繋げていくスキルがますます必要とされるでしょう。では、「データサイエンス」は、どんな人が向いているのでしょうか? 数学や理科が苦手でも大丈夫。以下の項目にひとつでも当てはまる方は、「データサイエンス」を学んでみてはいかがでしょうか。

  • 本やインターネットで情報を集め、色々な角度で考察するのが好き
  • 新しいアイディアを考えて、やり方を工夫するのが好き
  • 自分で考えた方法がうまくいくと楽しい
  • 精神論や勘で仕事をするのは嫌だ
  • 根拠に基づいた判断をしたい

AIやデータサイエンスが文系の仕事でも活かされている

例えば、あなたが経済学を学び、将来は銀行員になりたいとしましょう。金融データを使って市場のリスクを分析し、的確な融資ができればきっと信頼される銀行員になれるでしょう。
経営学は文系の中でも特にデータとの関わりが多い領域です。例えば、新商品を開発したい時、お客さんがモノを購入するときの心理を考察することも必要です。年齢や性別、好みのジャンルなど、様々なデータを使った分析が企業のマーケティング活動で活かされています。
観光マネジメントや国際関係学を学び、旅行代理店などへ就職した場合も。観光PRの宣伝効果を算出したり、SNSの口コミデータに基づいて注目を集める旅行プランをたてたり、データの活用が強い武器となります。
また、教育現場でも豊富なデータが活用されず眠っています。みなさんが普段受けているペーパーテストは正しく学力を測れているのか。どのような教育方法が児童・生徒の成績を上げられるのか。データが活用できればより良い教育が実現できるでしょう。

その他にも
  • 画像判別のAIを使って製造工程を効率化
  • 購買データを使って、一緒に買われている商品を陳列
  • データに基づいた経営判断をコンサルティング
  • 行政データを使って政策効果を検証
  • 日本と外国の文化、社会の比較
など様々なビジネスで文系データサイエンティストの活躍が期待されます。

数学が苦手で文系を選択した私でも大丈夫なの?

データ分析をする仕事において、必ずしも高度な数学が求められるわけではありません。紙とペンで数式を解くことができなくても、視覚的に扱える分析ツールや簡単なプログラミングで、コンピュータに計算させることができるからです。
同様に、文系のデータサイエンティストは複雑なシステムを作る技術者である必要はありません。技術者が開発したAIやシステムをもとに、ビジネス課題や顧客のニーズを見つけ出し、どのようにAIやデータサイエンスを活用するかを考えられればいいのです。課題解決に必要なアイディアを見つけ出すことに力を注ぐことで、活躍の場が広がります。

文系でもAIやデータサイエンスを学べる大学がある!

データサイエンスに興味がわいてきても、理系の学部に進学して、理系学生に囲まれて学ぶことに不安もありますよね。そんな方たちにおすすめなのが、敬愛大学です! 敬愛大学は経済学部と国際学部の2つの学部からなる文系の大学ですが、副専攻として「AI・データサイエンス」を学ぶことができます。

敬愛大学のデータサイエンスには、「基本」「データ分析ツール」「専門領域」「実践」の4つの科目群があり、文系の学生にも学びやすいよう基本から段階的に教えてくれます。

「基本」では、データがどのようにビジネスや意思決定に利用されているかを理解します。AIやビッグデータ、コンピュータネットワークなどの最新動向も知ることができます。「基本」をおさえることで、将来を見据えつつ、自分に合ったデータサイエンスの学びを組み立てることができます。また、2020年度からは、IBMによる特別講座も開講されます。世界的企業の実務家講師からAI人材の「心得」も学びましょう。

「データ分析ツール」では、主にデータ分析ツールの使い方などを実践を通して学びます。ボタンで操作する分析ソフトのほか、より自由な分析ができる統計プログラミング言語の修得も目指すことが可能です。ビジネスに必要なデータ分析の方法を高度な数学を使わずに修得できるのでおすすめです。

「専門領域」では、学部・学科の専門分野との関連からデータ分析を行う授業があります。経済学科では行政データを分析して公共政策の有効性について考察、経営学科では店舗の売り上げデータを使って販売傾向を分析、国際学科では観光、文化、社会の国際間比較を行うなど、文理融合の学修によって、様々なテーマを検証できます。データを使って「なぜ」「どうして」を解き明かしていくと、大学の学びがより生き生きと感じられると思いますよ。そして「実践」では、各自の関心に応じてアンケート調査などを実施、データの取得から分析、報告までの流れを体験し、データサイエンスのサイクルを修得します。

大学を卒業し社会に出ると、ちょっと調べただけではわからない難問が待ち構えています。それを解決する一連の流れと、データで根拠を示す方法、そしてデータを分かりやすく見せ、プレゼンテーションする力を身につければ、仕事のやりがいや楽しさも大きなものになりますね!

おわりに

思ったよりデータを活用する機会は身近なところにあることがお分かりいただけたでしょうか。自分が将来やりたいことには必要ないと思っている人も、まだどんな仕事に就きたいかわからない人も、ぜひ大学で「データサイエンス」を学んでください。将来必ず役に立つはずです。
敬愛大学のホームページでは、副専攻「AI・データサイエンス」を詳しく紹介しています。また、WEBオープンキャンパスも開催しています!大学で学べることや、きれいなキャンパスの雰囲気を動画で見ることができますので、ぜひご覧ください。

この記事を書いた人
    【PR】Studyplus編集部
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