生命科学科
学科紹介
生命現象への深い理解と洞察力を持ち世界に通用する人材を育てる
すべての生命体は細胞によって組み立てられています。細胞はタンパク質や炭水化物、脂質、核酸など、様々な分子によって構成され、さらに分子は多くの原子によって作られています。生命現象を突き詰めていくと、その本質は化学反応なのです。生命科学科では、生命現象のメカニズムを細胞・分子・原子のレベルで解明する努力を続けています。生命現象への深い理解と洞察力を養うため、物理や化学などの幅広い基礎学力を身につけた上で、学際的な研究に求められる高度な専門科目を無理なく履修できるようにカリキュラムを編成し、きめ細かな指導を行っています。
■生体物性コース
生命活動における生体分子の働きを理解するため、生体物質の細胞中での働きや、生体物質の構造と機能を物理化学的に解明する方法の修得を目指します。学際的な色彩が非常に濃く、数学、物理学の基礎をはじめ、生物物理学、生化学などを系統的に履修します。
■生体分子コース
生命現象を主として化学的手法で解析し、化学の言葉で理解することを目指します。生命現象を分子から細胞レベル、さらに個体レベルで理解するために、有機化学、無機化学、生化学、遺伝学、細胞構造学などを系統的に学びます。
■細胞コース
生命体の最小の単位である細胞における分化、発生と個体の形態形成などを、細胞生理学的な手法により追究する方法を修得することを目指します。遺伝学、細胞生理学、細胞構造学を基盤としつつ、微生物学、生物物理学などの関連科目とも密接に関係します。
備考
定員:85名
入試:学校推薦型選抜/一般選抜/帰国生選抜・帰国生特別選抜/外国人留学生特別選抜