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【英語】偏差値50から偏差値60へ おすすめの勉強法と読解法

はじめに

英語のテストは主に単語の意味や発音・アクセントなどの知識系の問題、長文の内容を理解する読解系の問題、英作文、リスニング問題などから成り立っています。
一般的にその中でも読解系の問題は配点が高く、貪欲に高得点を狙っていきたいセクションです。しかし試験を解いていて「長文に回す時間がない!」「長文見たら頭が真っ白に…」なんて経験をすることは少なくないでしょう。
読解問題でつまずいて偏差値が上がらないのはもったいないことです。私自身このような経験を繰り返し高3の10月まで英語の偏差値が50を超えることはありませんでした。
暗記系は好きでしたが読解など頭を使うのは苦手で、足を引っ張るのは決まって長文問題でした。しかしある読解法を試した結果、長文への苦手意識がなくなって焦らず確実に読みこなすことができるようになり、他の問題に回す時間が増えました。
偏差値は50から60まで伸びていき、今でもその方法を駆使しています。
ここでは私が編み出した読解法を説明します。簡単なメソッドなのでぜひ参考にしてみてください。

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試験問題の構成

英語の試験は単語・文法問題、長文問題、英作文、リスニングの5つで構成されています。長文問題の内容に触れる前にここで英語試験の全体像とセクションごとの特徴について見てみましょう。

単語・文法問題

単語や文法の問題は出来る限り満点を取りたいセクションです。語句の意味や語法を聞かれたり、文法的な誤りを指摘したり順番並べ替え問題が出されることもあります。知識量がそのまま点数につながりますが、単語帳に載っていない語句が問題になることはほとんどありません。同じ試験会場にいる受験生同士、学力に大きな差はありません。ケアレスミスも含めて失点を最小限に抑えましょう。

長文問題

文章の内容や問題の形式が様々であり、いまいち対策が難しいセクションです。好きなテーマの文章なら読めるとか、指示語が指す内容が分からないとか、人それぞれに伸び悩みの打開策が異なるのが大きな特徴です。定期テストや模試あるいは過去問を解いて分かると思いますが、他のセクションと違って長文問題が占める配点は大きいです。
もちろん中にはとても難しくて解けない問題もあると思いますが正解を多くもぎ取りたいところです。

英作文

英作文は「◯◯◯についてどう思いますか」「この文章を要約しなさい」という形式が多いです。テーマは大学や学部ごとである程度決まっていて、比較的対策しやすいといえます。友人や先生に書いたものを添削してもらうのも一つの手ですが、英作文を課す入試は少しずつ減っています。国立大学やMARCH・早慶の一部の学部しか出さなくなってしまったので志望校に英作文があるのかどうか早めに確認して対策するかどうか決めましょう。

リスニング

最近ではセンター試験とごく一部の大学しか出題しなくなりました。問題冊子に問が書かれていたり音声の最後に質問が流れたり、音声は2回流れたり1回しか流れなかったりします。情報を整理する時間が非常に短くそのチャンスが1回きりの入試もあり、特に集中することが求められます。配点は学部や入試方式で異なりますが、課されるのなら耳を慣らす必要があります。志望校次第ですが、リスニングが不要だという受験生も多いでしょう。

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長文問題はなぜ配点が高いのか

長文問題の配点は他のセクションと比べて大きいことは説明しました。その理由を私なりに分析します。別の視点からも長文の大切さを理解してください。

英語はコミュニケーションのツールの1つである

私たちは日本語を使ってやり取りをします。一方英語が母語の人は英語でやり取りをします。同じ言語を使う人同士がその言語で意思を伝え合えばなんの問題もありませんが、現代では自国から他国へ行く人が多く、そういう人同士は主に英語でコミュニケーションを取ります。外国の人と話したりするために英語は欠かせないツールなのです。

英語は言語であり、正しい理解が求められる

伝えたい事を正しく伝えることができなかったり、あるいは相手の言葉を正しく理解できないと上手くコミュニケーションをとることができません。これは日本語でも同じことです。
会話や文通など双方のやり取りであれば分からないことを質問することができます。しかし、読解問題は分からない言葉があっても誰にも聞くことができません。さらに作問者の問に答える必要があり、全て自分で考えなければなりません。言語である以上、英語で物事を考えなければならない場合もあり、英語の試験の中で長文問題は唯一受験生の思考力をズバリ測ることができるのです。思考力を日頃から鍛えて本番では長文を軸にガンガン得点できるよう対策していきましょう。

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なぜ読解問題で点が伸び悩むのか

覚えた知識をフルに使うのが長文問題です。でも、そこにたどり着いたのに力を出し切れなかったとかそもそも辿りつけなかったという経験があるでしょう。その原因について探っていきます。

他のセクションで多くの時間を費やしてしまう

先に長文問題以外のセクションを片付けてから長文問題を解く人がいます。私自身特に順番を気にしたことはなく、人によって戦略は異なると思います。ですが、中には「暗記で解ける問題は必ず解きたい」とこだわり、長文問題以前に他のセクションでつまずく人もいます。つまり配点が少ない問題でつまずいているのです。せっかくなら配点の高い問題で悩んで、細々した問題はささっと解き進めたいところです。丁寧に確実に攻略したい気持ちも分かりますが試験で高得点を出すには効率が悪いです。

文章の理解に時間を割きすぎる

長文問題のセクションに到達し、より一層集中して文章を読むと思います。しかし、きれいな訳を作ろうと頑張ったり文章を深読みしても、それは出題者が求めているものではないかもしれません。
訳にこだわってしまうことは学校教育の名残なのだと思っています。全文を訳す問題が出されればそれでいいのですが、そうでなければ時間をロスしてしまいます。
与えられた文を理解するのではなく出題者の問に正しく答えることが大切です。

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長文問題を解くときに実践すべきこと

先ほど説明しましたが、出題者の問いかけに正しく答えることが求められています。本文は全部読む必要はありません。最悪本文の内容が理解できなくても問題に正解すれば合格へ一歩近づくのです。本文ではなく問題文を理解することが大切なのです。先に聞かれている内容を理解して本文を読むことは長文問題を解く上で欠かせないことです。
そのことを意識して以下のポイントを実践してみてください。

本文全体に軽く目を通して空欄や下線の位置を確認する

本文をベースに問題は作られており、その数や文章を読んでいてどのあたりで問題にぶつかるかを先に見ておきましょう。その際に空欄や下線の位置が重要なマークとなります。答えのヒントとなるものは空欄や下線の周辺に存在していることが多く非常に参考になります。奥の手ですが本文全体の流れがわからなくてもこれらの周辺を丁寧に読むことで正解にたどり着けることもあるので一文一文読む前に必ずチェックすることをおすすめします。ですがこの段階で本文の内容理解に力を入れないよう注意してください。「解答する」という試験の本質からそれてしまいます。

問題文を読み、知識で解ける問題を先に解く

これも本文の内容理解に入る前に取り組むべきステップの一つです。長文問題には内容理解に関わる問題と知識で解ける問題があります。本文中にある単語を正しい形に直して挿入する問題は知識で解ける典型です。他にも色々な知識で解ける問題がありますが、これらに気が付かず内容理解に集中してしまうことはありませんか?問題文を一読して本文を読まなくても解ける問題はすぐに解きましょう。こういった問題を取りこぼさない事も長文で得点するカギとなります。

疑問詞があれば必ずチェックする

「本文の内容と一致するものを選べ」などの問題が出たら本文を精読して応える必要があります。ですが、「why」「how」など疑問詞で始まる問題が出されたら素直に答えましょう。
英語の場合、場所は in や at などで示され、理由は because や so などで示されます。こういった語句は文章を読んでいて発見するのにあまり時間がかかりません。 「いつ」「どこで」「誰が」「何を」「どうした」「なぜ」は理解をする上で必要な情報です。何について聞かれ、何について答えれば良いかをきちんと整理しておきましょう。こうすることで解答に必要な情報だけを意識して本文を読むことができます。

問題文や選択肢の中で何度も出てる語句や固有名詞をチェックする

人名や地名などの固有名詞はしばしば問題の材料とされます。固有名詞の頭文字は大文字で表記されます。これを逆手に取って大いに活用しましょう。固有名詞は問題文中で出てきた時、インパクトが強く印象に残ります。文章を読んでいて登場した瞬間に設問に関係があるかもしれないとすぐに勘付くはずです。
もし設問に関係なくても、同じ記号で囲ってひと目で分かるようにしましょう。文章のキーワードであるかもしれません。

指示語は時間をかけて何を指しているか正確に把握すること

これは本文を読むときに心がけるべきポイントです。
日本語でも指示語を理解することは大切だと教わると思います。日本語では「これ」「それ」「あれ」「どれ」のこそあど言葉が使われます。これらは前出の言葉と同じであると考えて問題ありません。ところが英語は一筋縄では行かず、指示語がなにかの代わりを果たしていない場合があります。特に it と that は注意が必要です。
It is sunny today.「今日は晴れている。」
この例文の it は他の言葉の代わりではなく、主語の位置にしているだけで訳さない it です。このような it は馴染みがあると思います。おそらく以下の文も馴染みがあるでしょう。
It is important to study hard.「一生懸命勉強することは重要だ。」
この it は to 以下と同じ内容だとよく説明されます。 it…to 構文を理解するために例を1つ暗記するのは非常に有効です。では、長文の中で it…to 構文が出てきた時に見抜けるでしょうか。
長文の中では他の文と話が繋がっているため指示語 it を見た時に前出の語句を探しがちです。ですが実際には to 以下の内容を指しているのです。この構文の特徴として、「〜にとって」や「場所」や「時間」を表す言葉は it…to 構文の「…」の中にあり、「…」が長くなると it と to が離れてしまうことが挙げられます。こうなってしまうと it の内容が掴めなくなります。指示語を見た瞬間に前の部分ではなく後の部分と対応しているかもしれないと思って読みましょう。
that についてですが、前の名詞を「あれ」と言っている場合もあれば、何かの代わりを果たすわけでもなく「〜という」という訳もあります。何も指していないのに何かの代わりであると勘違いして読み進めると正確に意味を取ることができません。
また、it…to 構文に似た it…that 構文と呼ばれるものがあり、it…to 構文と同様に考える場合があります。
指示語が必ずしも前出の言葉の代わりになるとは限らないことを意識して何を指しているか見極めましょう。

解答を決めるときに必ず消去法を取り入れること

選択肢問題を解くときに必ず守ってほしいことです。解答するまでに本文を読んで多くの情報が頭に入ってきます。膨大な量の情報を取捨選択し正解にたどり着くのが読解問題の本質であるといえます。選択肢を見比べて「これが正解だ」と飛びつくとしましょう。それが正解であればいいですが、ハズレの確率は高いです。選択肢は4つ5つ与えられていることが多く、正解の確率は25%、20%と非常に低いことがわかります。自分の合格をある種のギャンブルに委ねるのは危険ですよね?こういうときに選択肢を消去法で間違っているものを消していき、2択になったとしたらどうですか。正解の確率は50%と一気に上がります。
さらに、一度他の問題を片付けてまた戻ってきて、選択肢を二度三度検討し直すと思います。「ここが違う」と感じたらその部分に✕印を書いたりすれば吟味の時間が減って他の問題に充てる時間が増えます。振り返った時にマークがあるとその選択肢を検討する必要はなく、時間短縮に大いに役立ちます。
消去法は早く確実に正解するために最も重要なツールです。誤りのある選択肢を切っていくことを習慣化しましょう。

最後に

ここまで読解問題に取り組むときに実践してほしいことを紹介しました。読解法というよりは解答法を意識して欲しいと思っています。繰り返しになりますが、本文の理解ではなく問題文の理解が大切です。そのような視点から問題文を見て意識してほしいポイントをまとめました。特に、本文からではなく問題文から見ていくことで得点率が上がる事や、消去法を活用することで正解までグッと近づくことを実感してください。私自身、偏差値50の壁を超えるのに欠かせないツールだと感じています。この方法をいつも守って長文問題を解いた結果、偏差値は60まで伸びました。
解答力の精度を高めることで一気に偏差値が上がるとは正直思ってませんでした。
読解問題で伸び悩んでいる人だけではなく、さらに成績を伸ばしたい人もぜひ参考にしてみてくだい。

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この記事を書いた人
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早稲田大学 法学部に通っています。浪人時代の勉強経験や知識を記事を通して伝えていけたらなと思っています。 得意科目は英語ですが、塾講師もやっているのでそれ以外の文系科目も優しく丁寧に説明することを心がけています。 サークルでは野球をやっていて、引退した今でも助っ人でたまに参加しています。

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