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過去完了形のイメージを掴もう!イラストでわかりやすく解説

はじめに

過去完了形と聞くけどイマイチ理解できていないあなた。

過去形や現在完了形との違いをちゃんと説明できますか?
ただ現在完了の過去バージョンだと思っていませんか?

私もなんとなくで過去完了形を勉強していた受験生の一人でした。

この記事ではそんな私でも「過去完了形」がすんなりと理解できた「過去完了形のイメージ」をイラストを交えつつ、ご紹介していこうと思います。

途中で現在完了形にも触れますので、ぜひ読んでいってください!

過去完了形とは?

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過去完了形を理解するにあたって、まず現在完了形を理解しておく必要があります。現在完了形について自信がない方はまず、以下の現在完了形の記事に目を通してから過去完了形について学んでいきましょう。

現在完了形のイメージを掴もう!イラストでわかりやすく解説

ここからがこの記事の本題です。まずこの例文を見てください。

待ち合わせに遅刻してしまった時に友人に言った一言です。
「私が駅に着いた時には、電車はもう出発していたんだよ。」
私が駅に着いた時には電車はもういなかったのです。だから遅刻してしまったのですね。

これをそのまま過去形のみで英訳してみるとどうなるのでしょうか。
✕When I arrived at the station, the train left.(私が駅に着いた時、電車は出発した)
しかしこの表現だと私が駅に着いてから電車が出発したとも考えられますよね。

ここで表現したいのは「私が駅に着いた時には電車はいなかった」ということ、つまり・・・

💡「電車が出発して」から「私が駅に着く」まで時間の幅があったこと

ですよね。

このように「過去の2つの出来事の幅を表す」時に使えるのが、「過去完了形」なのです!

「過去完了形」は

・過去の一点からそれ以前の出来事を振り返り、
・その2つの出来事の間に〈幅〉があること

を表すことができます。

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現在完了形の過去形バージョンですね。

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先の例文を過去完了形を使って英訳してみると、

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このようになるわけです。

過去の一点(arrived)からそれ以前(had left)を振り返り、
その2つの出来事に時間の幅があること(斜線部分)を表していますよね。

現在完了形との違い

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現在完了形と過去完了形の違いはただ一つです。
それは、

💡現在から振り返って考えるか、過去から振り返って考えるか

・現在完了形は現在から見て、現在と関係する過去の出来事を述べる
・過去完了形は過去の一点から見て、その過去と関係するそれ以前の出来事を述べる

ということなのです。

だから現在完了形はhave(has)という現在形になって、過去完了形はhadという過去形になるのです。

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このようなイメージですね。

また現在完了形は単品で使うことができますが、過去完了形は過去形あっての過去完了形なので、過去形と共に使います。

過去完了形の用法

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完了・結果

まずは「完了・結果」です。これは過去のある時点から見て、その前にある動作が完了して、時間の幅があることを表します。例文を見ていきましょう。

①I had already read the book when he called me.(彼が電話をかけてきた時、私はすでに本を読み終えていた)
②She had already eaten all pizza when we arrived.(私たちが到着した時、彼女はすでにすべてのピザを食べてしまっていた)

①は「彼が電話をかけてきた」という過去の一点から、「本を読み終えた」というその前の出来事を振り返っています。そしてこの2つの間には時間の幅があり、「本を読み終えて」から「彼が電話をかけてくる」までは「読む本がなく、ひまであった」というニュアンスとしてもとることができるのです。

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②は「私たちが到着した」という過去の一点から、「彼女がすべてのピザを食べた」というその前の出来事を振り返っています。「彼女がピザを全部食べて」から「私たちが到着する」までには時間の幅があり、その間「ピザはなかった」というニュアンスとしてもとることができるのです。

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経験

次に経験です。これは過去のある時点から見て「以前に〜したことがある」という表現で、「ある行為をそれまで何回してきたか」を表すことができます。例文を見ていきましょう。

・I had visited Hawaii twice before I entered the college.(私は大学に入るまでに2回、ハワイに行ったことがある)

この例文だと「大学に入った」という過去の一点から、「ハワイに行った①」「ハワイに行った②」というその前の出来事を振り返っています。「ハワイに行った①②」と「大学に入った」という出来事には時間の幅があります。

「ピザを食べる」と「ピザがなくなってしまう」ような〈完了〉に対して、
「ハワイに行く」と「ハワイがなくなってしまう」わけはなく、「ハワイに行ったという経験」ができますよね。

ここでもし〈完了〉として「大学に入るまでに2回、ハワイに行ってしまった」と訳してしまっては、すごく不自然なですよね。
「ハワイに行ったことがある」という経験の訳がぴったりなのです!

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継続

最後に継続です。これは過去のある時点から見て、それ以前からの状態の継続「〜していた」を表すことができます。例文を見ていきましょう。

・We had known each other for ten years when we got married.(私たちが結婚した時、私たちは知り合って10年になっていた。)

この例文だと「結婚した」という過去の一点から、「知り合った」というその前の出来事を振り返っています。


「ピザを食べる」と「ピザがなくなってしまう」ような〈完了〉や、
「ハワイに行く」と「ハワイに行ったという経験」ができる〈経験〉に対して
「知り合いになる」と「その後もずっとその状態は続く」ので〈継続〉になります。

一度知り合ったら、ずっと「知り合い」という状態は続くので、ここでは継続の用法が使われているのです。

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過去完了形と過去完了進行形の違い

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最後に過去完了形とは少し違った「過去完了進行形」をご紹介したいと思います。

まず過去完了形についてもう一度復習すると、

・過去の一点からそれ以前の出来事を振り返り、
・その2つの出来事の間に〈幅〉があること

でしたね。

そして「過去完了進行形」とは一言で言うと「その2つの出来事の間も動作が続くこと」を表しています。
つまり「動作の継続」ですね。

「あれ?継続?さっき過去完了形の用法で出てきたじゃんか!」
お気づきの方、そうなんです。そしたらなんのために「過去完了進行形」なんてあるの?と思いますよね。

「過去完了進行形」の違いは・・・

使うことのできる動詞の種類が違うのです。

→過去完了:状態動詞
 過去完了進行形:動作動詞

状態動詞と動作動詞の違いなどは以下の現在進行形の記事に書いてあるのでチェックしてみてください👍

イメージでわかる現在進行形!大学受験まで役立つ重要ポイント

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現在完了進行形の過去形バージョンですね。

まずこの日本語を英訳してみましょう。
「彼女は3年間このレストランで働いている」
“3年前から今も働き続けている”というニュアンスを出したいので、この例文は「現在完了進行形」で訳すことができますね。

→She has been working at this restaurant for three years.(彼女は3年間このレストランで働いている)

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そしたらこれが「彼女が大学に入った時、彼女はこのレストランで3年間働いていた」となったらどうなるのでしょうか。ここで過去完了進行形の出番です!
“大学に入る3年前から、大学に入った当時も働き続けていた“ことを今から振り返っている、というニュアンスがありますよね。

→She had been working at this restaurant when she entered the college.(彼女が大学に入った時、彼女はこのレストランで3年間働いていた)

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【過去完了進行形まとめ】
・動作動詞のみ
・過去の2つの出来事の間も動作が続いていることを表す

センター出題例

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(A)一文目の後半に「before I left home」があり、つまりAには「left」より前、「過去形」より前の時制が入ることがわかります。つまり答えは「過去完了形」が含まれる②か③となります。
(B)文頭の「if」や文中の動詞や助動詞が過去形であることから、この文は仮定法だということが予想されます。また加えてAが「過去完了形」なので、「仮定法過去完了」と予想されます。つまり答えは②であることがわかるのです。

大学入試センター 平成26年度追試験

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文の時制からこの文は過去について述べていることがわかります。よって選択肢は①か③に絞られます。
この記事でも説明したように、①のように過去形同士をwhenで結ぶと、同時に起こったこととされます。それなのに「previously」がついているのは不自然ですよね。
③のように過去完了形ならば過去形よりも前の出来事なので、話が通りますよね。よって正解は③です。

このように過去完了形はセンター試験でもよく出てきます。問題集などでどんどん練習していきましょう。

大学入試センター 平成28年度本試験

最後に

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ここまで過去完了形とは?というお話しから用法などを詳しく説明してきました。

最後にもう一度、過去完了形とは・・・
・過去の一点からそれ以前の出来事を振り返り、
・その2つの出来事の間に〈幅〉があることを表す
・用法は「完了(〜てしまった)」「経験(〜したことがあった)」「継続(〜していた)」

現在完了形と過去完了形は入試の文法問題ではよく出る分野です。
どちらかが分かっても、どちらかができなければ得点にならないこともあります。
なので併せてしっかり押さえましょう!

この記事がみなさんの勉強の助けになれたら嬉しいです。

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この記事を書いた人
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イクラが好きです。現役で慶應義塾大学 法学部に合格しました。英語と世界史が得意なので、主に英語と世界史を中心とした文系科目に関する記事を書いています。

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