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たった1つの英語勉強法! 音読&暗記でセンター4割を8割へ

はじめに

あなたは、英語を単なる丸暗記で勉強していませんか?
定期テストでそれなりに点数が取れるのに、模試では点数が悪い、伸びないという方は、
「丸暗記の勉強法」が原因の可能性があります。

私も高校3年生の1学期に、「1単語に複数の意味があり、訳を間違える」「参考書と違う形式の問題は解けない」ということがあり、模試になると途端に点数が取れませんでした。

そこで、それまでやっていた暗記中心の勉強法に加えて音読をしてみたところ、夏休み明けの9月の模試では意味の取り違えや形式に縛られることが無くなり、さらには速読も少しずつできるようになっていました。
これまで全く伸びなかった英語の点数が伸びたことで自信がつき、その後の勉強に対するモチベーションが凄く上がったのを覚えています。

ここでは、私と同じように暗記中心で勉強をしているあなたに、少しの変化で劇的に英語の成績が伸びる勉強法を紹介していきます。

丸暗記だけだと英語の成績が上がりにくい6つの理由

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「英語の勉強は丸暗記しかない。」
皆さんの中には、そう思い込んでしまっている受験生も多いと思います。しかし、丸暗記では思うように結果が出ない可能性が高くなります。この章では、その6つの理由について考えていきましょう。

理由1.日本語と英語の構造は違う

まずは、日本語と英語の文構造の違いについてです。

日本語は、大きく分けて「主語」と「述語」の2つに分類されます。「主語」が無い場合や助詞の使い分け、さらには順序が入れ替わることも多いため、決まった文の型というものがありません。そのため、外国の方が習得するには最も難しい言語の1つとされています。

それに対し英語は、ほとんどの場合文の構造が5つの基本の型に分類されます。この5つの基本型を理解しているだけで、英語が格段に読みやすくなります。型があるので簡単に扱うことができ、世界で最も話されている言語になったのです。

世界で最も難しい言語の1つとされている日本語を話す私たちが、世界で最も扱いやすい英語を学んでいると考えると、英語を読めるようになることは簡単に思えてきませんか?
  
単に単語・熟語・文法を丸暗記し文の先頭からやみくもに訳していっても、単語の繋ぎ合わせになるだけで、しっかりと意味を捉えることはできません。文型を判断し、それぞれの単語の役割を捉え、単語同士の繋がりを意識していきましょう。

簡単に基本5文型を紹介しておきます。

S(Subject):主語 V(Verb):動詞 O(Object):目的語 C(Complement):補語
【第1文型】 SV 主語+動詞 SがVする
【第2文型】 SVC 主語+動詞+補語 SはCです
【第3文型】 SVO 主語+動詞+目的語          SはOをVする
【第4文型】 SVO₁O₂ 主語+動詞+目的語1+目的語2     SはO₁にO₂をVする
【第5文型】 SVOC 主語+動詞+目的語+補語       SはOをCにVする

の5つです。

理由2.すぐに忘れてしまう

丸暗記は頭に無理やり覚えさせる方法なので、理解して覚える方法に比べて非常に定着しにくく、すぐに忘れてしまうのです。
忘れないためには復習が大事になりますが、これまでやってきたこと全てを毎日復習するのはあまりにも非効率なので、記憶が定着しやすく、長持ちする方法で覚えるようにしていきましょう。

理由3.機械的な暗記は”記憶の穴”を作る

理由2の「すぐに忘れてしまう」が影響して発生するのが、”記憶の穴”です。

単語・熟語の数重視で丸暗記していると、定着しにくいためにどんどん忘れていきます。「この前覚えたはずなのに」と思い、ひねり出そうとしてるうちにも刻々と試験時間は過ぎていきます。この”記憶の穴”を埋めるためにもう1度覚え直していては、なんとも非効率です。
知識の抜け落ちを作らないためにも、きちんと定着させることが大切です。

理由4.“イメージの繋がり”を持てない

丸暗記は考えずに覚えさせようとする方法のため、単語が持つイメージを掴むことができません。そのため、1つの単語が複数の意味を持つ場合、それぞれを別々に覚えようとしてしまいます。

1つの単語に複数に意味がある場合、基礎となる意味があり、そこから連想されるイメージを別の意味として用いるようになったのです。単語1つ1つにも成り立ちがあり、イメージの繋がりを想像できると、すんなり覚えられます。

理由5.似た日本語訳・形を持つ単語・熟語の区別ができない

熟語・文法問題の選択肢に似たような単語や前置詞を混ぜられた時、消去法で絞り込んで、最後の2択、「どっちだったかな~」という思いをしたことはありませんか?「すぐに忘れてしまう」「”イメージの繋がり”を持てない」ために、すぐに答えられるはずの記号問題で時間をロスしてしまうのはもったいないことです。似たような日本語訳や形を持つ場合には、それぞれに例文を用いて、文脈の中で覚えると、定着しやすくなります。

理由6.模試の問題に応用ができない

丸暗記で英語を勉強していても、定期テストでは点を取ることができます。それは、出題形式が丸暗記したものと同じだからです。そして、答えもあらかじめ分かっています。

しかし、模試や本番の入試となると、どのような形式で出題されるか分かりません。問題文や選択肢を変更されただけで不安になってしまうこともあります。単語・熟語の使い方やニュアンスまで掴んで、言語としてのイメージとともに身に着けることで、模試に応用できるようにしていきましょう。

音読がもたらす5つの効果

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1章で、少しではありますが丸暗記ではない勉強法のヒントを出してきました。2章では、その全てに繋がる、『音読』の効果について説明していきます。
『音読』で使用する文章は、学校や過去問で扱われる、勉強し終えた長文がメインですが、単語帳や参考書に載せられている例文も、『音読』が大切になります。

英文を理解できているかの判断ができる

ある人に英文を『音読』してもらうとします。すると、その人がその英文を理解しているかどうかの判断ができます。

文型やそれぞれの単語の意味・役割を理解している人の場合、意味のまとまりごとに切れ目を入れ、抑揚・イントネーションをつけて読んでくれます。一方、理解できていない人の場合、意味の繋がりを考えずに切れ目を入れてしまいます。日本語でも同じことが言えます。
最初は、和訳を終えている英文を文型を意識して『音読』することで、英文を単語ではなく句で区切ることができるようになり、意味のまとまりが見えてきます。慣れてくると、初めて読む英文でも、瞬時に構文と意味のまとまりがわかるようになり、それが速読に繋がってきます。

口で覚えられる

『音読』をすることで、脳内の記憶としてだけではなく、身体的にも覚えることができます。『音読』では口を動かすので、口で覚えられます。
どういうことかというと、何度か『音読』しているうちにスラスラと読めるようになり、熟語やフレーズがまとまった状態で口から出てくるようになる、ということです。英語も言語なので、日本語と同様に口にすると自然にまとまって出てくるようになります。

日本語訳が分かっている英文を1文丸々『音読』し、スラスラ言えるようになることで、口で英語、頭では日本語が同時再生されるようになり、文脈のなかで単語・熟語・日本語訳を、英文全体と一緒に復習できます。

口から自然に出るようになることで、脳への刺激も強くなり、定着力も上がります。

耳で覚えられる

口で発音するため、自分の耳に英語の音が聞こえ、耳でも記憶します。

音楽をよく聞く人は、聞いているだけで歌詞を覚えてしまったということを体験したことがあると思います。同じことが英語でもできます。耳で熟語の発音を覚えていれば、記号問題でも迷わず選べますね。

身体的に覚えると、とても定着します。自転車の乗り方を例に挙げると、すぐにわかるかと思います。1度体で感覚をつかんでしまえば、何年たっても忘れることが無いのと同じです。

口と耳で覚えることができれば、しっかりと定着します。

速読ができるようになる

2章でも少し触れましたが、『音読』を重ねていると速読ができるようになります。目・口・耳で1文をまとめて理解していくのが『音読』なので、積み重ねていくと英語の感覚が少しずつ分かってきます。

単なる単語の組み合わせではなく、意味のまとまりとしての句が浮かび上がって見えるようになります。また、文型も理解しているために英文を左から順に読めるようになります。英語を目で追いかけながら、同時に頭では日本語訳をしている、ということができるようになると速読ができ始めた証拠になります。

日本語を介さずに、英語から直接状況が思い浮かべられる

さらに速読ができるようになると、頭には日本語訳ではなくて、直接状況が思い浮かべられるようになります。この状態が理想であり、ここまでくればセンター英語は時間内に解けるようになります。

STEP別、効率的な『音読』方法

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ここでは、具体的な『音読』方法を紹介していきます。
最初は面倒くさいかもしれませんが、段階を踏んで実践してみてください。
設問を解き終えて日本語訳の確認を終えた長文や、単語帳・参考書に載せられている例文を使って『音読』してみよう。

【STEP1】文章を見ながら『音読』する

まず最初は、ゆっくりでいいので、文章を見ながら『音読』します。
この時に、基本5文型を意識して、意味のまとまりで区切ることに気を付けてください。 
【STEP1】は2~3回程度繰り返します。このSTEPで、音としての英語と脳内の日本語が繋がってきて、理解が深まります。

【STEP2】CDを聴きながら目で文章を追いかける(リスニング)

ここでCDが登場します。ネイティブスピーカーの発音、文の切り方、イントネーションや抑揚をここで聴きこみます。テキストに気付いたことや切れ目などを書き込みながら、5回程度繰り返します。
もちろん、リスニングの練習にもなるので、ただ聴くだけではなく、発音の繋がり方なども意識しましょう。

【STEP3】CDを聴きながら文章を見て『音読』する(リスニング)

【STEP2】に、『音読』を加えていきます。
CDの音声の後についていく形で、『音読』をします。最初はネイティブスピーカーの速さについていけないかもしれませんが、大丈夫です。繰り返しているうちに追いつけるようになるので、あまり気にしないでください。このSTEPでは、ネイティブスピーカーの音声をできるだけ真似てみてください。 5回程度繰り返すと追いつけるようになっています。もう少しなので、諦めずに追いつきましょう。

【STEP4】CDを聴きながら何も見ずに『音読』する(リスニング)

最後のSTEPでは、テキストを見ないで、CDの音声を追いかけながら『音読』しましょう。STEP1~STEP3を行ってきたあなたには、音声だけでも、英文が頭に浮かぶはずです。STEP4は自分の発音スピードを上げるための練習です。自分が発音できるスピードと同じ速度かそれ以上で、目で追いかけながら読解していくことができるので、自分の発音スピードを上げることは重要です。

また、何も見ずに英語を聞く状況は、リスニングとほぼ同じなので、リスニング対策としても有効です。

センター英語で5割の壁を突破する! 〜過去問の使い方〜

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ここからは、センター・二次試験両方に共通する過去問を解く順序と、解き終わった過去問の利用方法の紹介です。

設問に目を通し、聞かれていることをイメージする

英語の試験の時には、いきなり本文を読み始めるのではなく、最初に設問に目を通します。
そうすることで、本文を読む時に注意するべきキーワードや内容を頭に入れ、メリハリのついた読み方ができるようになります。丸で囲うなどして、目印をつけるのも◯です。

一通り目で問題文を読む

試験中に『音読』していては注意されるので、ここでは目で追いながら読みます。難しい構文があった場合には、意味のまとまりの区切りや、文型をメモしておきましょう。

また、設問に目を通した時にチェックしたキーワードには印をつけておきましょう。段落ごとに要約を書くのも良いです。

設問を解く、添削をする

読み終えたら設問を解き、解けなかった設問の解説や、日本語訳を確認します。

4章の方法で音読

過去問や長文演習で最も大切なのは、ここ、『音読』です。添削を終えたら、すぐに始めること。復習は、直後に行うことで、最も効果があります。
「満点だった」「全くできなかった」「微妙」などの感想があるのも分かります。あなたが「ある程度できたから大丈夫」、「思うように点が取れなくて、これで終わりにしたい」と考えるのもわかります。
しかし、ここが点が伸びる・伸びないの分かれ道となっています。
解き終わった後に、必ず『音読』をすること。復習にもなりますし、普通の復習以上の効果があります。
「復習が大切」という言葉は何度も聞いてきたとは思いますが、復習=『音読』とまで認識してもらって大丈夫です。復習として『音読』することで、その長文に使われている全ての単語、熟語、文法をまとめて、かつ身体的に覚えることができます。

また、この復習において、これまで丸暗記してきたことが役に立ちます。それは、長文を読んでいるときに「あ、この単語・熟語、どこかで見たことある」と思えることです。音読で覚え、さらに単語帳を見直して、「前に覚えたじゃん!」と気が付くことで、記憶に残りやすくなります。

【おまけ】『音読』以外に英単語を定着させる方法

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最後に、おまけとして、『音読』以外の方法を2つ紹介します。

連想ゲーム

これは、1つの単語に複数の意味がある場合の覚え方になります。基本になる意味から派生して他の意味が作られるため、どのように連想すれば派生するのかを自分なりに考え、その後で調べてみるというものです。
英語が好きになってきたと思えた時にやってみてください。長文を読むことがもっと楽しくなります。

語呂合わせ

覚えなければいけない英単語がとても多いので、人によって、どうしても覚えられない単語は出てきます。その時の最終手段としての、語呂合わせです。
語呂合わせは、考えている時間が一番楽しいので、ぜひ自分に合った語呂合わせを作ってみてください。

最後に

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ここまで、ほとんど『音読』についてのみ、書いてきました。英語は言語ですので、勉強法の中心は覚えること、これは間違いありません。ただ、頭越しに無理やり覚えていては、成績は伸び悩むでしょう。そこで、身体的に覚えられ、かつ、復習としての効率の良い『音読』を紹介しました。暗記で爪痕を残し、『音読』で確実なものとする。単語帳などでの暗記は予習としてとらえましょう。
単に声に出すという意味での音読ではなく、段階を踏んで、頭も動かしながら『音読』を行うことで、みるみる英語読解力が付いてきます。
過去問・長文演習直後の『音読』、これが非常に重要になります。めんどくさがらずに、『音読』を続けてください。

この記事を書いた人
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慶應義塾大学 理工学部に通っています。1人旅が趣味で、得意科目は数学と英語です!

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