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時制に強くなろう!時制の一致のパターンを徹底解説!

はじめに

時制は英文法の基礎ですが、同時に非常に奥深くもあります。
センター試験やMARCHなどの私立大学でも頻出の分野なので、しっかりと対策をして臨むことが必要です。

時制の一致は、複雑に思えて意外とシンプルです。頻出の2パターンと幾つかの例外さえ覚えてしまえば、自信をもって試験で高得点を取ることができると思います。

この記事を読んで、時制の一致をマスターしましょう!

時制の一致とは

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時制の一致とは、文の主節と従属節における時制の関係性を明確に表現するためのルールです。
英文法の基礎であるにもかかわらず、苦手とする人も多い時制の一致ですが、「パターン化」して覚えておくとミスを減らすことができます。

時制の一致を理解する際には、「同時」パターンと「ズレ」パターンの2つに分けて理解してみましょう!

【「同時」パターン】
「時制の一致」の気をつけるべきパターンの1つ目は、「同時」パターンです。「同時」パターンは「時制の一致」の基本で、同じ時点のことを表す際に使われます。

【例文】
①現在:I think that he is tired.(彼は疲れていると思う)
②過去:I thought that he was tired. (彼は疲れていると思った)

①の例文では、主節のI thinkと従属節内のhe is tiredの時制が「現在」で一致していることがわかります。同様に、②の例文でも、主節のI thoughtと従属節内のhe was tiredの時制が「過去」で一致しています。


【「ズレ」パターン】
「時制の一致」の気をつけるべきパターンの2つ目は、「ズレ」パターンです。
「ズレ」パターンは「同時」パターンに比べて混乱しやすいため、例文でしっかりとイメージを固めていきましょう。

【例文1(過去)】
①She knows that they got married.(彼らが結婚したことを彼女は知っている)
②She knew that they had got married.(彼らが結婚したことを彼女は知っていた)

①の例文では、主節の内容「彼女は知っている」は現在のことであり、従属節の内容「彼らが結婚した」は過去のことです。そのため、「知っている」は現在形(knows)で表され、「結婚した」は過去形(got married)で表されます。つまり、時間的な「ズレ」が生じているのです。
同様に②の文でも、主節の内容「彼女が知っていた」と従属節の内容「彼らが結婚した」の間には時間的な「ズレ」があります。この文では、主節が過去時制であり、従属節が「主節の過去の時点」よりもさらに過去のことを表すので、had got marriedという過去完了形の形になっているのです。

つまり、時制の「ズレ」パターンでは、従属節が主節の「時」よりも前のことを表す場合に、主節の時制と区別するために「時制のズレ」を用いて表現しているのです。。

【例文2(未来)】
①She thinks that he will be late.(彼が遅れるだろうと彼女は思う)
②She thought that he would be late.(彼が遅れるだろうと彼女は思った)

「過去のズレ」と同様に、「未来のズレ」のパターンも頭に入れておくことが重要です。
①では、従属節の「彼が遅れるだろう」は未来のことですが、主節の「彼女は思う」のは現在のことです。例文②では、主節の時制が過去であり(彼女は思った)、従属節は「過去の時点から見た未来」を表しています。
①の文のwillが「現在」から見た「未来」を示す一方で②の文のwouldは「過去」から見た「未来」を示しています。

混乱しがちな時制の一致ですが、このようにパターンに分けて覚えておくことでミスを減らすことができます。
パターン化して理解ができたら、次はたくさんの例文に触れてみましょう!時制の一致はケアレスミスをしやすい分野です。スポーツのように何度も反復して基礎練習を繰り返すことで、習慣化していくことが重要です。

話法

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「直接話法」と「間接話法」の時制の表現方法の違いも、時制の一致関連の文法問題で問われる可能性の高い分野です。直接話法と間接話法の違いを、時制の一致に注目して理解しておきましょう。

【直接話法】
I said, “He is interested in Jazz music.”(私は「彼がジャズに興味をもっています」と言った)

「直接話法」では、主語である「私」は発言をそのまま引用しています。発言した時点では「彼がジャズミュージックに興味をもっている」のは「現在」のことだったため、動詞はそのまま現在形になっています。このように、「直接話法」では、発言をそのまま引用するため、時制の不一致がおこります。

【間接話法】
I said that he was interested in Jazz music.(私は、彼がジャズに興味をもっていると言った)

「間接話法」では、「彼がジャズミュージックに興味をもっている」ことを「現在からみた過去のこと」として表現しています。そのため「時制の一致」の「同時」パターンによって従属節内の時制が「過去」になっています。このように、「間接話法」では、発言内容を伝える人が「言い直し」を行うため、時制の一致が適用されます。

直接話法と間接話法の時制の一致/不一致の問題は、英文法の問題で出題されることがあります。同様の例文に触れ、問題集などで慣れておきましょう。

「時制の一致」の例外(「一致しない」パターン)

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時制の一致の例外として、以下のパターンを覚えておきましょう。時制の問題でも頻出の分野なので、理解しておくことで得点UPにつながります。

【普遍的な事実】
普遍的な事実について表現するとき、主節の動詞によって従属節の動詞が時制の一致を受けません。

【例文】
I learned that water boils at 100℃.(私は、水は摂氏100度で沸騰すると習った)

普遍的な事柄は、現在形で表現されます。なぜなら、これらは過去でも現在でも変わることのない事実であるからです。

【習慣】
習慣(繰り返し行われている動作)について表現する際は現在形になります。

【例文】
He said that he goes jogging every morning.(彼は毎朝ジョギングをしていると言った)

このように、現在も繰り返し行われている動作を表すときは、現在形で表現します。


「普遍的な事実」「習慣」を表すときには、現在形を用いて表現するということを覚えておきましょう。

演習問題

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2015年度 センター英語試験

正解①:I was fast asleep, so I didn't hear the car accident that happened at 2 a.m.

正解の文では、穴埋めになっていた部分の動詞がwas, didn't hearと「時制の一致」をしています。そのため、「同時」パターンであることが推測でき、happenedが入ります。
現在形を使って表現する「普遍的な事実」や「習慣」でないことを確認したら、あとは「同時」パターンか「ズレ」パターンに当てはめて考えるだけです。この問題では、「眠っていた時」「聞こえなかった」「事故が起きた」が同じタイミングなので、「同時」パターンだということがわかります。

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2015年度 センター英語試験

正答④:The manager said his team (would) win the soccer league and they actually did (the next) season.

この問題も、「同時」パターンの問題です。つまり、saidとwouldに時制の一致が適用されることが見抜ければ容易に解ける問題です。
例外である「普遍的な事実」と「習慣」に合致する内容でない以上、「同時」パターンか「ズレ」パターンのどちらかだということが見抜けます。
この文は、過去におけるマネージャーの発言を示している「間接話法」の問題です。「間接話法」では、時制の一致が適用されると覚えていたあなたは、比較的簡単に正解することができる問題です。

もし仮に、「間接話法」では時制の一致が適用されることを忘れていたとしても、「同時」パターンと「ズレ」パターンのどちらに当てはまるかを選択肢から考えてみれば簡単に答えに辿り着けるでしょう。カッコを除いた文から、「同時」パターンであることを見抜くことができれば、willの過去形であるwouldを選択することができたのではないでしょうか。

このように、「時制の一致」の問題は2つのパターンと「例外」、「話法」を知っていることで混乱することなく解くことができます。
手元の問題集で何度も練習して、センター試験英語や私立大学の本番の試験で満点を叩き出しましょう!

最後に

時制の一致は、中学英文法だけでなく、センター試験やMARCHなどの私立大学でも頻出の分野です。
多くの受験生がその複雑さから混乱し、失点しやすい分野ですが、「2つのパターン」と「例外」を覚えておくことで文法問題にも正答できるようになるはずです。

あなたも、時制の一致をマスターして英文法を得点源にしましょう!

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この記事を書いた人
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早稲田大学 文化構想学部に通っていました。大学では英語教員免許(中高)を取得しました。 教育業界への関心が強く、2017年9月からロンドンにある大学院「UCL」のInstitute of Educationに入学予定です。得意科目は英語で、IELTSのスコアは7.0です。

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