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【英文法】分詞構文への書き換え方!分詞構文の形と用法を徹底解説

はじめに

分詞構文は2つの別々な文を1つにまとめることができる便利な構文です。

しかし、そのまとめ方がイマイチ掴めずに苦手としている人も多いのではないでしょうか。分詞構文を簡単に作れるようになると非常に便利で、かつ、英作文問題での加点ポイントにもなります!

きちんと分詞構文が成り立つ理屈を理解して、分詞構文に強くなりましょう!

分詞構文を理解しよう

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分詞構文って?

分詞構文は、2つの別々の文を1つに、コンパクトな形にしてまとめることができる便利な構文です。

たとえば「彼女はキッチンの掃除をしている」と「彼女は歌を歌っている」という2つの文を作ってみましょう。

She is cleaning the kitchen.
She is singing a song.

この2つの文は、分詞構文を使って、1文にまとめることができます。

She is cleaning the kitchen singing a song.

これで「彼女は歌を歌いながらキッチンの掃除をしている」という意味を表すことができます。この文は、「彼女が掃除をしている」という状況に「歌っている」という説明を付加しています。このように、“副詞的に文を補足する”分詞を分詞構文と呼びます。

上の例文を見ればわかるとおり、分詞構文は、1個の分詞で「接続詞 + 主語 + 動詞」の意味を表すことができる言い方なのです。

分詞構文の形とはたらき

① She is cleaning the kitchen singing a song.
② Seen from the sky, the island looks like a ship.

①彼女は歌を歌いながらキッチンの掃除をしている。
②空から見ると、その島は人の顔のように見える。


①では、singingという現在分詞で始まる句を続けて、「歌を歌いながら」という情報を追加しています。②では、the island looks like a ship という文の前にseenという過去分詞で始まる句を置いて「空から見ると」という情報を追加しています。②の場合は本来、

The island is seen from the sky → Being seen from the sky

と、主語が省略され動詞のisがing形のbeingに変化しますが、通常beingは省略されるので代わりにseenという過去分詞が、見かけ上、先頭に来ているのです。

ですので(Being)Seen from the sky, the island looks like a ship. となっています。過去分詞が使われている分詞構文は、「Beingが省略されている」と思っていてください。

分詞構文は、現在分詞や過去分詞に導かれる句の形で(=文ではなく句で)副詞的に文の情報を補足する働きをします。

分詞構文が表す内容

分詞構文は、従属節として主節の内容に追加情報を与える役割を果たします。その分詞構文が表す内容は主に

「時(〜しているとき)」
「条件(〜すれば)」
「原因・理由(〜なので)」
「結果(〜して、そして)」
「譲歩(〜だけれども)」
「付帯状況(〜しながら)」

です。
それぞれの細かい用法については次の「分詞構文が表す意味」の中で詳しく説明します。

分詞構文が表す意味

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時:when, while, after, before

Walking the park, I saw a lot of cherry blossoms.
公園を歩いていた時、たくさんの桜を見た。

Walking the parkは「公園を歩いていた時」を表していると考えることができ、I saw a lot of cherry blossomsが「何をしている時のことなのか」を分詞構文で表しています。この分詞構文を接続詞を使って表すと

When I was walking the park, I saw a lot of cherry blossoms.

となります。

条件:if

Turning to the right there, you will find the post office.
そこを右に曲がれば、郵便局は見つかります。

この文はTurning to the right thereが「そこを右に曲がれば」という条件を表していると考えることができ、you will find the post officeに繋がる条件を分詞構文で示しています。この文を接続詞を使って表すと

If you turn to the right there, you will find the post office.

となります。

ただし、条件を表す分詞構文はあまり用いられることはありません。そういう用法もあるんだということを頭の隅に入れておいてもらうだけで大丈夫です。

原因・理由:because, since, as

Written in simple English, it is easy to read this book.
簡単な英語で書かれているので、この本は読みやすい。

it is easy to read this bookの「理由」をWritten in simple Englishという分詞構文の形で表しています。このように原因や理由を表す場合はbecauseやsince, asなどの接続詞を使って表現することができます。

Since this book is written in simple English, it is easy to read it.


💡原因や理由を表す分詞構文は、ふつう文頭に置かれます。

結果:and

結果を表す分詞構文には2つの用法があります。
①分詞構文の内容の結果を主節が表す
②分詞構文の内容が主節の結果を表す
の2つです。

① Referring to the exercise1, let’s try to answer the exercise2.
② The storm hit the cultivated land, causing great damage.

①問題1を参照して、問題2を解いてみましょう。
②暴風雨は耕作地を襲い、多大な損害を与えた。


①ではreferring to the exercise 1の後に、try to answer the exercise 2という結果が起きていることを表しています。②では主節のThe storm hit the cultivated landの結果としてcausing great damageという分詞構文が示す事柄が起きたことを表しています。この2つの文は接続詞andを使って表現することができます。

① Let’s refer to the exercise 1 and try to answer the exercise 2.
② The storm hit the cultivated land and it caused great damage.

譲歩:although

Working hard, I am still poor.
一生懸命働いているが、私はまだ貧乏だ。

分詞構文は「〜にもかかわらず」と譲歩を表すこともあります。この場合、althoughやthoughが分詞の直前についていたり、主節内にstillのような逆接を表す副詞があることが多いです。この例文に接続詞を補うと、

Although I work hard, I am still poor.

となります。

付帯状況

She always has a dinner watching on TV.
彼女はいつもテレビを見ながら夕食をとる。

この文では「彼女が夕食をとる」時に「テレビを見ている」という状況を表しています。分詞構文では、「同時にしていること」を表すことができ、その時の状況を表す用法を付帯状況と呼んでいます。分詞構文で一番使われるのが、この付帯状況の用法です。
英作文の問題でも「〜ながら」と日本語で言い表せる場合は、分詞構文で簡潔に表せると強みになると思います。

分詞構文を作ってみよう

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分詞構文の作り方

分詞構文の作り方を理解しましょう!
簡単な流れは以下の3ステップです。

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といったように、①接続詞を消す ②主語が同じ場合主語は消す ③動詞を現在分詞-ing形にする、という3つのステップで分詞構文を作ります。

もう一つ例文を使って考えてみましょう。

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簡単ですよね。何も複雑なことはしていません。この3ステップで分詞構文は簡単に作ることができるので、参考書の例文などを何度も分詞構文に変形したりすることで慣れていきましょう!

否定語の位置

分詞構文で、分詞を否定する否定語(notやnever)は分詞の直前に置きます。

Not doing my homework, I was scolded by my teacher.
宿題をしなかったので、私は先生に叱られた。

Not having time, I couldn’t have a breakfast.
時間がなかったので、朝ごはんを食べられなかった。

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いろいろな分詞構文

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付帯状況のwith

① He listened to the story with his eyes shining.
② She was sitting on the sofa with her eyes closed.

①彼は目を輝かせながらその話を聞いていた。
②彼女は目を閉じたままソファに座っていた。


上の2つの例文のように、主節で表していることと「同時に起こっている」事柄を補足的に説明するときに[with + 名詞 / 代名詞 + 分詞]を使うことがあります。

①は “his eyes were shining”(彼の目は輝いていた)という能動態の文が、withを使った分詞構文に変身し、(=shineという動詞がshiningという現在分詞に変身し)、主節“He listened to the story”に補足の情報を加えています。
②は “her eyes were closed”(彼女の目は閉じられていた)という受動態の文がwithを使った分詞構文に変身し(=closedという過去分詞をそのまま使用し)、主節“She was sitting on the sofa”に補足の情報を加えています。

重要なのは、この付帯状況のwithを使った文は、「主節と同時に起こっていること」にしか使えないということです。時制がズレると使えないので注意してください。
主節と時制がズレる場合の分詞構文は次の章で説明します。

時制の異なる分詞構文

主節よりも以前に起きたことを分詞構文で表す場合は〈having + 過去分詞〉を使います。

① Having got up late, I don’t have enough time to do jogging.
② Having left my wallet at home, I couldn’t buy the book.

①遅くに起きたので、ジョギングをする時間がない。
②財布を家に忘れてきたのでその本を買えなかった。

遅くに起きたのはジョギングをしようとする以前のことで、財布を家に忘れたのも本を買おうとする以前のことなので、どちらの例文も〈having + 過去分詞〉を使って、時制がズレていることを明確に示します。


これらを接続詞を使った文で表すと
① Because I got up late, I don’t have enough time to do jogging.
② Because I had left my wallet at home, I couldn’t buy the book.
となります。

独立分詞構文

分詞構文では、文の主語と分詞の意味上の主語は一致しているのが原則です。
しかし、中には、文の主語と分詞の意味上の主語が一致していないこともあり、そのような分詞構文を「独立分詞構文」と呼びます。

独立分詞構文では、文の主語と分詞の意味上の主語が異なるので、従属節内にも主語が残ります。たとえば、

When I saw her, she was singing a song.
私が彼女を見たとき、彼女は歌を歌っていた。


この文を分詞構文に変えてみましょう!

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I が残ったままですと、違和感を感じてしまうかもしれませんが、これで正しい形になります。接続詞もなく、動詞が分詞の形(-ing / -ed)になっている文を見かけたら、それは独立分詞構文だと思ってください。

次に、独立分詞構文を、接続詞を使った文に戻す例も見てみましょう。

It being Sunday, the department store was so crowded.
日曜日だったので、デパートはとても混んでいた。

分詞の意味上の主語はit、主節の主語はthe department storeなので、分詞の方の主語であるitは残ったままになっています。これを接続詞を使った文で表すと以下のようになります。

Because it was Sunday, the department store was so crowded.

接続詞を使って表したほうが分かりやすくて平易にも感じますが、たとえば文字数の限られる新聞記事などでは、こういった独立分詞構文の形が多々とられますので、よく覚えておくようにしてくださいね。

分詞構文の慣用表現

分詞構文にもいくつか慣用的な表現があるので紹介します。熟語として覚えてしまったほうが早いので、暗記をおすすめします!

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分詞構文に関する実際の試験問題

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2015年度 センター試験〈本試験〉

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2015年度のセンター試験の第2問で分詞構文の問題が出題されました。
空欄の位置と選択肢から、接続詞を使わない文である分詞構文であると判断することができますね。まず、原形のままである②は即座に消去できます。日本語訳は「私は海の眺めを楽しみながら、いつも浜辺で犬の散歩をしている。」となりそうですね。①のように「楽しまられた」という受動態になることも考えにくいので①も消去できます。④のwithがついた文を使った付帯状況の文を疑うこともできますが、withの場合は[with + 名詞 / 代名詞 + 分詞]という形にならないといけないので、使えません。
ですので、答えは③のenjoyingになります。

2012年度 センター試験〈本試験〉

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まず、確実に繋がるものがないかを考え、herに着目し、名詞のarms とくっつけます。すると残るのは、
her arms / raised / singing / with
の4つです。これを見ると、withを使った分詞構文のことを知っていれば、すぐにそれを使うべきだと判断することができます。withに繋がる名詞はher armsしかありません。her armsの状態を表す分詞としては、singingよりもraisedが適していることは一目瞭然です。
ですので、
with her arms raised / singing
となります。余ったsingingは述語動詞の進行形と判断し

The entertainer was happily ( singing with her arms raised )up in the air.
〈訳〉その芸人は両腕を宙に上げたまま、楽しげに歌っていた。

という一文が完成します!
ですので並び替えた番号の順番は(4)(5)(2)(1)(3)となり、解答は23が(5)、24が(3)となります。

最後に

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分詞構文は、2つに分かれていた文を簡潔に見やすい形でまとめることができる便利な構文です。

接続詞を消して、主語が同じ場合は主語も消し、動詞を動名詞-ing形に変形すれば出来上がります。口語で用いられることはめったにありませんが、英語の文章ではよく出てくる形です。過去のセンター試験でも分詞構文の形が文法問題で取り上げられたことも幾度かあるので、取りこぼしのないように理解を深めておく必要があります。
なんとなく、難しいと思われがちな分詞構文ではありますが、分詞構文を作る3ステップをしっかりと覚えておけば何も難しいことはありません!

接続詞を使っている文を分詞構文に変形するには、慣れてしまうことが一番です。参考書の例文を使って、何回か繰り返して分詞構文に書き換えてみましょう!

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この記事を書いた人
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現役でお茶の水女子大学に合格しました。お菓子が好きで、中でも和菓子が大好きです!みなさんのお役に立てれるような記事(主に国公立向け)を執筆しています。

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