14651037

【センター化学対策】忘れない暗記法と"本当に"使える参考書紹介

324 view

はじめに

理系受験生のなかには、二次対策のみならずセンター試験レベルでも化学の問題が解けなくて悩んでいる人が居るかと思います。
「覚えることが苦手で…」
「似たようなものが多くて覚えられない」
「時間が足りない」
というような理由があなたにもあるのではないでしょうか。
私も化学より物理、物理より数学のほうが得意で覚えることは苦手でした。化学式や溶液の色などをごちゃ混ぜに覚えてしまい模試では全く点数につながらずイライラ…
このままでは点は伸びないままだと思い、どうにかして覚えなければと考え、化学ではある程度の暗記は仕方ないと割り切って暗記方法を変えました。化学式や物質の性質を丸暗記のみで覚える方法から、単語帳を利用した暗記と問題を解きながら分らない部分を調べる方法を組み合わせることにしました。
するとだんだんと解けるようになり、最終的にはセンター試験で90点を超えることが出来ました。
センター試験に対する焦りを感じるあなたに余裕をもって化学の勉強をしてほしいと思い、この記事では、具体的に私がどのような勉強をしていたか、紹介していきます。

私の覚え方~化学編~

まずは受験本番まで私がしていた覚え方を紹介します。

丸暗記だけでは知識が抜ける!

あなたが化学の勉強をして模試に臨んだ時、模試の試験時間中に、
「あれ、炎色反応で赤色になる物質はLiとCuのどっちだっけ?」
「アンモニアソーダ法の左辺の係数は何だっけ?」
「アセトンって何だっけ?」
というようにド忘れをしてしまうという経験したことありますよね。ド忘れはみんなが経験することです。
これは、化学の複雑な知識を丸暗記してしまっていることが原因の一つに考えられます。高校3年生になるまで部活で忙しく勉強できなかった人にとっては、高校1,2年生で習う内容も高校3年生で覚えなくてはいけないため、丸暗記してしまう人もいるのではないでしょうか。
英単語のように、単語帳で意味を丸暗記しても長文を読むときには意味を忘れてしまうことと同じです。
炎色反応やイオン化傾向は有名な語呂合わせもあり、覚えられている受験生も多いと思いますが、数個の化学反応式を組み合わせて算出されるアンモニアソーダ法の化学反応式や、無機化学での物質固有の特色、有機化学での構造決定に欠かせない官能基の性質などはどうしても忘れてしまいます。
そこで丸暗記”だけでなく”、別の方法と組み合わせて覚えればいいんだと思いつきました。

調べよう!

私が思いついたのは、問題に取り掛かっていて分らないことがあれば、

①「図録・図説ですぐに調べる」 
②「参考書の各単元まとめページを見る」 
③「問題集の答えを読む」

の3つを実行することです。
「すぐ」の目安は「1分」です。「1分」考えて分らなければこの3つの上から順に実行しましょう。
数学・物理と違い、化学は長時間悩んで解法を編み出すものではなく、直感的にどの公式や化学式を使うのかを判断し計算する科目なので、悩んでいる時間をなるべく短縮したいという理由があります。

最も大切なのは①「図録・図説ですぐに調べる」ことです。
②や③と違い答えを見るのではなく、「調べる」という行為だからです。
英語で長文を読みながら分らない単語を調べると、復習した後に単語の意味が定着しやすいのと同じで、「図録・図説で調べる」ことにより、自分で調べた情報は定着しやすくなります。また、欲しい情報だけでなく物質の写真や実生活での利用方法など多くの知識が同時に身に付きます。

②の「参考書の各単元まとめページを見る」ことは、問題を解くためのヒントを得るイメージです。ヒントをもらいながら実際に手を動かして計算することで間違えた問題そのものが記憶に残りやすくなり、その問題で使われた知識全てをまとめて覚えられます。

最終手段が③「問題集の答えを読む」になります。
重要なのは今問題を解けることではなく「次回できればいい」ということ。
「本番までに」ではなく、「次回」です。
問題集の解説をしっかり読み、問題を解いたノートとは別にもう1冊ノートを用意し、自分が知らなかった知識や考え方、化学式などをそのノートに書き込みます。日付、問題集名、ページと問題番号も記しておきましょう。このノートには③だけではなく①・②から得た知識も細かく書き込んでいきましょう。また、問題集にも分らなかった問題には印をつけておきましょう。

ノートに書き込んでく作業はめんどくさいですが20問分程貯まってくると、自分が知らなかった知識のまとめ本のようになり、50問、100問と増えていくうちに”自分だけの”参考書になります。このノートを毎日パラパラめくって目を通すだけでもかなりの復習になり、これまで自分が学んだことの忘却を防いでくれます。

当たり前を増やしていこう

ノートにこれまで学んだことを書き貯めていき、毎日目を通すことで知らなかった知識が自分の中で当たり前になってきます。知らなかった知識を「当たり前の事実」にしていく。これが定着させるということです。
ダイヤモンドはとてもキラキラしていますが、構成物質は鉛筆の芯を構成している炭素と同じですね?見た目は全く異なるので知った当初は驚いたと思いますが、化学を少し勉強したことある人にとっては「当たり前の事実」です。
こうやって当たり前を増やしていくことで忘れない知識ができあがっていくのです。

化学式・化学反応式って覚えにくい

化学式・化学反応式って覚えにくいですよね。私も丸暗記だけで覚えていた時は本当に苦労しました。
丸暗記と調べる方法を組み合わせて勉強する時に、まずは問題文をしっかり読みます。
するとどういう流れや目的で物質が反応させられるのかわかり、①「図録・図説で調べて」、実際に反応させている様子や工場の様子を見ることで視覚的にも記憶できます。

物質の性質は混同しやすい

物質の性質は、本当に混同しやすくなっています。
丸暗記で字面だけ覚えるのではなく、①「図録・図説で調べる」ことで色や臭い、その物質の特殊な性質を用いた加工品等をまとめて目にすることで視覚的に覚えていきましょう。
図録・図説は毎日眺めるだけでも効果があります。

理系国立受験にオススメ参考書・問題集を紹介します!

私が実際に使用していた参考書や問題集を紹介します。

【化学には欠かせない!】『視覚で捉えるフォトサイエンス化学図録』

「図録・図説で調べる」勉強法には欠かせないのが『フォトサイエンス化学図録』です。
カラー写真やイラストで物質の性質・利用方法などをまとめているため、タイトル通り視覚的に知識を増やすことができます。

8467750
参考書名
改訂版視覚でとらえるフォトサイエンス化学図録
著者
数研出版株式会社
価格
0円
ページ
272ページ
出版社
数研出版
Btn amazon
14281318

化学の基礎から、視覚で理解できる。化学につまづいてるひとは迷わず買うべき。ほぼフルカラーで値段も手頃。おすすめです。

レビューをもっと見る

【万能参考書!】『セミナー化学』

まずは万能参考書、『セミナー化学』の紹介です。
簡単な問題から良問、更には難問まで収録されており、丁寧すぎるほどの解説がついています。各単元ごとに作られた基本事項まとめページも分かりやすく、国公立理系学部を目指すなら最初から最後まで完璧にマスターしてほしい一冊。3周程解くと一通りわかるようになります。
セミナー化学を完璧にするだけでセンター試験の点数は8割以上取れるようになります。

8457405
参考書名
セミナー化学基礎+化学
著者
価格
0円
ページ
360ページ
出版社
第一学習社
Btn amazon
14286878

1年の時は化学の勉強してなくて素点40しかないまま2年の一学期まで過ごしてたけど、二学期から時々するようにしたら偏差値55.5まで上がりましたぁ! 一周するだけでも だいぶ変わりますよぉー‼︎

15108380

基本的なところからかなり難しめの入試問題までカバーできて、かなり大満足。自分は2周したが、苦手だった化学が得意になった。特に無機化学や有機化学はたくさん用意された問題を資料集などと併用して解くだけで知識が頭に入るようになっている。煩わしい暗記が苦手でもこれは解くだけでいいからオススメ。

7803054

良問ばかりです。 三週する事を目標に頑張ります

レビューをもっと見る

【良問多数!】『重要問題集』

次に紹介するのはかなり力が付く問題集、『実戦 化学重要問題集』です。
こちらは大学入試で実際に使われた良い問題を集めている問題集で、1周目はほとんどできなくても大丈夫です。2周目・3周目とできる問題を増やしていきましょう。この問題集をやり込むことで復習用のノートに多くの知識や考え方が書き込まれていきます。

14892388
参考書名
化学重要問題集ー化学基礎・化学 2017
著者
価格
0円
ページ
159ページ
出版社
数研出版
Btn amazon

【傾向を研究しよう】過去問

最後に過去問です。過去問に関しては、自分にとって分かりやすい解説が載っているものを選んでください。センター過去問、二次過去問ともにです。問題集や参考書、過去問で最も大事なのは解答解説です。

11636731
参考書名
赤本611 センター試験過去問研究 化学
著者
価格
0円
ページ
928ページ
出版社
教学社
Btn amazon

単元別注意点

ここからは単元別に注意することを見ていきましょう。

理論

大問1、大問2で問われるのが理論化学の分野です。
大問1では、物質の構成、原子の構造、溶液の濃度、気体、化学変化の量的関係、身のまわりの物質、元素の周期表などの単元から出題されます。言葉の定義や基本事項の確認問題が多いものの、身の回りの物質や事柄についての問題など意表を突いてくる問題もあります。
用語の定義や周期表などに、細かい注意を払って勉強しましょう。
大問2では、熱化学、化学平衡、電気分解、酸化還元反応、酸・塩基反応などの単元が多く出題されます。化学反応式を用いる代表的な分野からまんべんなく問題が作られています。計算問題が多いですが、基本的な反応式が用いられるため、しっかり勉強していれば高得点が取れる分野になっています。

無機物質

最も点を落としやすい問題が大問3、無機化学となっています。無機物質の性質についての問題が多く、教科書の細かい部分に書かれていることまで選択肢として登場します。
物質の性質についての問題が多いということは、「図録・図説で調べ」て得た色・利用方法・特性などの知識が最も役立つ場面です。受験勉強というよりは興味を持って知識を得る雑学に近いかもしれません。
1問3~4点の配点なので、ここで失点すると痛手になります。「図録・図説で調べて」多くの知識を頭に入れましょう。皆さんが持っているスマートフォンなどで検索してみるのもいい視覚的な覚え方です。

有機化合物

二次試験では難しい分野とされている有機化合物に関する問題ですが、センター試験では選択肢が用意されているため、構造決定などの問題はあまり難しくはありません。むしろ言葉の定義や実験装置の知識問題などで足をすくわれることが多くなります。
基本的に有機化合物を勉強するときには、物質の化学式をしっかりと書いて構造決定の問題に取り組みましょう。流れで多くの物質の化学式を覚えることができ、効果的です。

合成・天然高分子有機化合物

合成・天然高分子有機化合物は、身のまわりの物質と絡めて出題されることが多い問題です。また、高分子とはいえ物質を構成する官能基は上述の有機化合物と変わりはないので、比較的勉強しやすい分野ではないかと思います。有機化合物の延長として捉えてください。

優先すべきはセンター試験?二次試験?

ここまで二次試験のような記述式問題を連想させることを書いてきました。タイトルに「センター対策」と書いているからこの記事を見たのに、と思う方もいると思います。
なぜここまで記述式の問題を連想させることばかり書いてきたのかその理由をお話しします。

二次試験は難しい

ここまでセンター形式の問題に触れてこなかった理由、それは化学に関してはセンター試験と二次試験に求められることがあまり離れていないからです。分かりやすく言うと、数学や物理と大きく異なり、二次試験の勉強をしていればセンター試験はある程度解けるようになるからです。
数学は解き方を誘導されているため、二次試験とは別にセンター対策をして形式に慣れなくてはいけません。物理のセンター試験はひっかけ問題や知識問題があり、多くの計算や難しい考え方を求められる二次試験の物理とは別物です。
化学においてはセンター試験と二次試験において特別に異なるものはなく、二次試験の方が圧倒的に難しいため、二次試験の勉強をしていればセンター試験の点数も伸びるのです。

センター対策はいつから?

「センターすらできないのに二次試験なんて」という考え方は、化学だけにおいては捨てても大丈夫です。「二次試験の勉強をメインとし、知識の抜けを確認するためにセンター試験過去問を解いてみる」方法で10月まで勉強しましょう。センター試験で失敗できない人は11月から、センター試験に自信のある人は12月からで間に合います。何度も言いますが、化学に限ったことです。

模試や本番では

センター模試や本番のセンター試験では、復習の時にメモしたノートを持っていきましょう。
試験直前の時間は緊張で頭が真っ白になってしまったり不安になることがありますが、このノートをもっていく事でこれまでに自分が学んだことやこれまでの成長を見ることができます。自分がやってきたことを思い出して、平常心を取り戻しましょう。そのおかげで私はセンター本番の化学で頭が真っ白にならずに済みました。分厚ければ分厚いほどノートは頼もしくなるので今から多くのことをメモしましょう。

最後に

今回の記事では、「二次試験の勉強をしていれば結果的にはセンター試験の勉強もできている」ということを書いてきました。
「センター試験対策もできてないのに二次対策なんて…」と思ってしまいセンター試験対策ばかりやっても二次試験で得点を取ることが出来ず、最終的に志望校の合格を勝ち取ることはできません。
センター試験と二次試験それぞれで求められていることをしっかりと把握して、最も賢く戦略的な勉強をしていきましょう!

この記事を書いた人
14720526
慶應義塾大学 理工学部に通っています。1人旅が趣味で、得意科目は数学と英語です!

関連するカテゴリの人気記事

14651037

【センター化学対策】忘れない暗記法と"本当に"使える参考書紹介

14641222

【9割突破】センター化学の勉強法!難関大学を目指すセンター対策

14705477

まずは知識! センター化学で8割以上を目指す人への参考書6選

14705644

確実な理解でセンター化学で8割以上得点するための問題集6選!

関連するキーワード

スマホアプリで
学習管理をもっと便利に
Foot bt appstore
Foot bt googleplay