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【受動態】英語の受動態を徹底解説!頻出表現と出題傾向も完全網羅!

はじめに

英文法の学習は覚えることが多すぎて途中で疲れてしまいませんか?
私は受験生の時には、英文法の勉強を何度も途中で投げ出していました。なぜなら、一つの文法事項に理解しなくてはならない情報が「これでもか!」というほど詰め込まれているように感じたからです。

この記事では、そんな文法事項の中の一つである「受動態」を、途中で疲れて投げ出さなくて済むように、シンプルに説明します。理解することが多すぎると感じる際には、なるべく単純化して、頭で覚える前にイメージを掴むことが重要です。文法の勉強の際には、一度で全てを理解することは不可能なので、一つずつ「確実に」理解することを心がけましょう。

受動態は、中学生から大学受験まで、試験に出る文法事項です。まずはこの記事を読んで受動態のイメージを掴み、問題演習を繰り返すことで、実際の試験や模試で高得点に繋げてください!

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受動態とは?

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「受動態」とは何でしょうか。私は高校生の時、英語の先生に、ある英語の例文を受動態に書き換えなさいと言われて混乱したことを覚えています。黒板の前で冷や汗を書く私は、彼に「能動文の目的語を主語に変えて文頭に置きなさい」などとアドバイスされたのですが、正直言ってわけがわかりませんでした。能動文?目的語?主語を文頭に置く?・・・。その時の私に理解できたのは「受動態」は「〜される」と訳すのだということくらいでした。

今考えてみれば、私は受動態を理解する最も重要なイメージは理解することができていたのだと思います。それは、受動態は言い換えれば「受け身」であり、「〜される」という意味合いを持つということです。受動態の理解を難しくしているのは、「受動態の意味」ではなく、「受動態の形」や「能動態の受動態への書き換え」の複雑さなのです。

受動態をマスターするために、受動態の理解に関連する文法要素を一つ一つ順番に、シンプルに(能動態の受動態への書き換えなど、いきなり行う必要はありません)イメージを掴んでいきましょう。

「能動」と「受動」

まず、「能動」と「受動」とはそもそも何なのでしょうか。
「能動」とは、「自分から他へ向かって働きかけるさま」のことです。逆に、「受動」とは、「他から動作・作用を及ぼされるさま」を意味します。文法の学習を行う際にはイメージを明確に持つことが重要です。必ず例文を用いて理解するように心がけましょう。

能動:私は彼を殴った!
受動:私は彼に殴られた!

物騒な例文ですが、能動と受動のイメージが湧いたのではないでしょうか。この日本語の「能動」の文を「受動」の文へと変えるためには、「彼を」を「彼に」に変えて、「殴った」を「殴られた」に変えています。つまり、能動文を受動文に書き換えたわけです。この記事を読んでいるあなたに、同じように「私は彼を殴った!」という文章を受動文に書き換えてくださいとお願いした場合には、殆どの人が例文の受動文に書き換えることができると思います。

ここでポイントになるのは、あなたがわざわざ「目的語の後の助詞を書き換えて、動詞の殴ったを過去分詞形にしよう」と考えていないということです。あなたはきっと、自然に「私は彼に殴られた」という文章を書くことができたのではないでしょうか。それは、あなたが日本語の「受動態の形」を何度も使うことで、慣れているからなのです。英語の「受動態」を理解する時にも、最初から「能動文の目的語を主語に変えて文頭に置けば受動態になる!」などと考える必要はありません。複雑に考えるのではなく、シンプルに受動態の形を例文と一緒に頭に入れることが重要なのです。

受動態の形

まずは、受動態の形を覚えてしまいましょう。
受動態の形は、「be動詞+動詞の過去分詞形」です。能動態と受動態の両方の例文でイメージを掴んでいきましょう。

①I love my wife.(私は妻を愛している)
②My wife is loved by me.(妻は私に愛されている)

②のように、「Aが〜される」という受動態の文は「be動詞+動詞の過去分詞形(+by 「する側」)」と表すことができます。例文②の下線部を見れば、is lovedが「be動詞+動詞の過去分詞形」であることがわかりますね。この形さえ頭に入れておけば、受動態の書き換えも簡単になります。まずは「能動態の受動態への書き換え」からではなく、受動態の形に慣れることからはじめましょう。

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さまざまな受動態

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受動態の基本形は「be動詞+動詞の過去分詞形」という単純な形ですが、様々な形や品詞と共に用いられる際には多少複雑になります。例文でイメージを掴んでみましょう。


【受動態の進行形】
「〜されているところだ」という、主語が何らかの動作を受けている途中であることを表すときは、受動態を進行形にします。受動態の進行形は、「be動詞+being+過去分詞」の形になりますが、難しく考えることはありません。

The building is being built now.(その建物は現在建設中です)

進行形の「be動詞+動詞の ing 形」に、受動態の「be動詞+過去分詞」をプラスした形が受動態の進行形の形です。難しく考えず、一つ一つの文法事項の理解を積み上げていくことで一歩ずつ理解していきましょう。


【受動態の完了形】
「ずっと〜されてきた」という、完了形の意味を受動態で表したいときは「have / has / had been+過去分詞」の形で表します。

The book has been read by a lot of people.(その本はたくさんの人によって読まれてきた)

完了形の「have / has+過去分詞」に、受動態の「be動詞+過去分詞」をプラスした形が受動態の完了形の形です。


【受動態の助動詞】
能動態と同じように、受動態でも助動詞を使うことがあります。「助動詞+be+過去分詞」という形になります。助動詞の後には動詞の原形が来るので、「be動詞+過去分詞」である受動態のbe動詞の部分がbeになります。例文の下線部分を読んでイメージを掴みましょう。

The novel can be borrowed from the library.
「その小説は図書館から借りることができる」


【受動態の群動詞】
複数の単語からなる群動詞はまとめて1つの動詞と考えて受動態にします。「look after/ take care of」などが群動詞にあたります。複数の単語からなる動詞の受動態を作るというのは、複雑で難しそうに聞こえますが、ポイントは複数の単語を「1つの動詞」として扱うことです。例文を用いて理解しましょう。

The girl was looked after by my parents.
「その少女は私の両親によって世話された」

この英文では、動詞のlookと前置詞のafterを一つの動詞と考えて、「be動詞+過去分詞」の受動態の形に当てはめています。何も難しいことはありません。単純に語数が増えるというだけの話なのです。

過去問 〜これだけ!よく出る問題「語句整序問題」のポイント〜

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群動詞の受動態に関する理解は、センター英語試験などで出題される「語句整序問題」において問われます。例えば、先の例文がバラバラになっていて、正しい順序に整理しなければならないときには、群動詞であるlook afterを知っていることで正答率が向上します。なぜなら、並び替え問題は「単語と単語の小さな固まり」を作ってあげることで格段に解きやすくなるからです。

例えば、
The girl was looked after by my parents.
という文章がバラバラになっていたとしましょう。

例)①girl ②by ③my parents ④after ⑤the ⑥looked ⑦was

この問題を解く際には、文型を見抜いたり主語を決めたりするよりも前に、「最小の固まり」を作ることを優先します。この短い英文中にでも、主語となる可能性のある名詞はgirlとmy parentsの2つがあります。どちらが主語であるかに頭を悩ませるより前に、「最小の固まり」を作ることで選択肢の数を減らし、問題を解きやすくしましょう。

まず、7つの選択肢の中にgirlとmy parentsの2つの名詞を発見したあなたは、次にtheに目を付けるべきです。theは冠詞なので、名詞の前に付きます(冠詞は名詞がかぶる冠、と覚えておくと良いかもしれません。冠は頭にかぶるものなので、名詞の前に冠詞が来ることがイメージし易いでしょう。)。my parentsは既に冠をかぶっています。この段階で、the girlが確定し、選択肢が一つ減りましたね。

the girl / my parents / by/ after / looked / was

これで「7つの並び替え」から「6つの並び替え」に変わりました。難易度はかなり下がったといえます。さらに「固まり」を作れるかどうか見ていくと、次にあなたが「look after: 世話をする」を知っていれば、looked と afterをくっつけて「一つの固まり」を作ることができるはずです。この段階で、選択肢はさらに減りました。

the girl / my parents / looked after/ by / was

5つの組み合わせまで減りましたね。もうゴールは目前です。「look after: 世話をする」の意味を知っていたあなたは、世話をするのは「少女」ではなく「私の両親」とするのが自然であることに気がつくでしょう。

My parents looked after the girl / by/was

なかなかイイ線までいきましたが、by と was が余ってしまいました。ここで初めて、受動態の可能性に気づくことになります。受動態の文の形である「be動詞+過去分詞形」に気づくことができれば、この問題が受動態文を作ることを要求していることに気づくはずです。

The girl was looked after by my parents.

これでこの語句整序問題はクリアです。最初から主語や文型を特定しようとして難しく考えるのではなく、「最小の固まり」を単語と単語の組み合わせから「見つけ出す」ことで並び替え問題の難易度はかなり下がります。受動態の知識は、こういった一見複雑な問題を整理し、持っている知識に分解して解く際に役に立つのです。

手元の参考書から、例文を幾つか抜き出してバラバラにしてみてからもう一度組み直す作業を何回かすることで、整序問題に強くなることができます。センター英語試験の得点率をアップさせるためにも、前もって演習をしてみるとよいでしょう。

注意すべき受動態〜be made of と be made fromの違い

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受験によく出る受動態に関する問題に、「be made of / be made from」の使い分けがあります。頻出問題のうちの一つなので、ここで理解してしまいましょう。be made of は「見た目でわかる」ものであり、be made fromは「見た目でわからない」ものです。例文でイメージを掴みましょう。

be made of (材料:〜でできている)
The desk is made of wood.

be made from(原料:〜から作られている)
Wine is made from grape.

この2つの例文を覚えてしまうだけで、be made of / fromの使い分けを問う文法問題には対応できます。繰り返し例文に触れることで頭に入れてしまいましょう!

最後に

英文法は一見複雑で、難しく見えます。「文法用語」から理解しようとすると、難しくて飽きてしまったり眠くなったりするのは当然なのかもしれません。

まずは最低限の、「受動態の形」と例文での「イメージ掴み」によって受動態の文章に慣れましょう。一度慣れてしまえば、「能動態の受動態への書き換え」やセンター英語でも頻出の「並び替え問題」といった複雑な課題にも余裕を持って対応することができるようになります。

たくさんの例文と出会うことで、受動態のイメージを固め、文法の応用力をどんどん高めていきましょう!

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この記事を書いた人
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早稲田大学 文化構想学部に通っていました。大学では英語教員免許(中高)を取得しました。 教育業界への関心が強く、2017年9月からロンドンにある大学院「UCL」のInstitute of Educationに入学予定です。得意科目は英語で、IELTSのスコアは7.0です。

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