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【動名詞】動詞が名詞に変身!?動名詞のイメージを掴もう!

はじめに

英語を勉強していると、それまでに聞いたこともないような「文法用語」をたくさん耳にしますよね。「動名詞」もそういった用語の一つだと思います。

英文法に自信のない方もいるとは思いますが、文法の苦手は全く気にする必要はありません。なぜなら、早稲田大学に合格した私も、最初は英文法がすごく苦手で、とても嫌いだったからです。あれほど苦手だった英文法を克服できたのには、文法の学習は複雑で時間がかかるのだと「割り切る」ことが大きかったのだと思います。

英文法は、英語の「ルール」です。英文法という「一見複雑に見えるルール」も、時間をかけて一つ一つ丁寧に理解していけば「既に理解したルール」の組み合わせに過ぎません。

ぜひこの記事を読んで「動名詞とは何か?」を理解する第一歩を踏み出してください!

動名詞とは?

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動名詞=動詞の名詞形

動名詞は準動詞の一つで、簡単に言えば「動詞の名詞形」です。これだけ聞いても、「あ~、なるほどね」とはならないですよね。文法の参考書や教科書は、難しい言葉を使い過ぎる傾向があります。「完了形」や「関係代名詞」なんて言われてもパッとイメージが湧かないですよね?私は高校生の時、こういった文法用語を聞くだけで勉強する気を無くしてしまっていました。なぜなら、すごく難しそうに聞こえるからです。
「動名詞」と聞いて「よくわからないな」と感じているあなたは、まだ動名詞を「英語として」イメージすることができていない状態にあるのかもしれません。例文を用いて一歩ずつ理解していきましょう。

動名詞とは、簡単に言えば「動詞の名詞形」です。「動詞が名詞に変身した状態」をイメージしてください。

例えば、I play basketball.という文章の動詞は「play」です。この動詞が名詞に変身すると、「playing」に変わります。I like playing basketball.が動名詞の例です。この2つの例文の「play」を比べてみましょう。最初の文では、playは動詞として機能していますね。しかし、後の文ではplayingは名詞として機能しています。つまり、動詞は動名詞に形を変えることで、文中で「名詞の役割」ができるようになるのです。

以下の例文を用いて説明しましょう。

I like Sushi.(私は寿司が好きです)
I like reading books.(私は読書をするのが好きです)

上の二つの文章ではlikeという動詞が共通して用いられていますが、「何をlikeなのか(寿司か読書か)」が文中で果たす役割は同じです。つまり、動詞の目的語(対象)になっているのです。しかし、動名詞のreadingは名詞のbooksを目的語にとって、reading booksの2単語で「本を読むこと」を意味しています。動名詞は文中で名詞の役割を果たしながらも、本来の動詞の役割も果たしているのです。

このように、動詞は後ろに~ing をくっつけて、「動名詞」に変身することで、「名詞」の役割を果たすことができるようになるのです。つまり、「動名詞は名詞と動詞の性質を併せ持っている」というわけです。

「~すること」と訳します、は本当に役に立つのか?

動名詞の説明をする際に、「~すること」と訳します、と強調されることがありますが、私は和訳にこだわる必要はないと思います。

例えば、上の例文(I like reading books)は、「私は読書が好きです」と訳すことも、「私は読書をすることが好きです」と訳すことも、「私は本を読むことが好きです」とも訳すことができます。

どれも日本語として不自然ではないですよね?意味は同じです。動名詞は「~すること」と訳します、と当たり前のように言われ続けると、「日本語を基準に英語を理解しようとする」ことが当たり前になってしまいます。これは非常に危険です。なぜなら、「~すること」と訳すのが「日本語的に不自然」な動名詞に出会った時に、「あれ、~すること、と訳せないからこれは動名詞ではないのかな」なんていう、よくわからない疑問が浮かびかねません。

英語を勉強する時には、なるべく例文を使って「和訳中心でない理解」を心がけましょう。「動名詞は動詞の名詞形」、「playがplayingに変身することで名詞の役割ができる」。これだけでいいのです。

動名詞の持つニュアンスを理解して不定詞と使い分けよう

動名詞の学習をする際に、重要なことは「動名詞と不定詞の意味の違い」を理解しておくことです。不定詞とは「to do」の形で、文中で名詞的・形容詞的・副詞的用法の3つの役割を持つ準動詞です(この記事では不定詞の各用法の解説は割愛します)。この不定詞も、動名詞と同様に「〜すること」と訳すと習います。既に説明しましたが、「〜すること」と訳すという考え方は日本語訳に頼った理解の方法です。英語という、日本語とは別の言語を、日本語中心に理解しようとすれば必ず混乱する部分が出てきます。なので、英語はイメージで捉えましょう。動名詞と不定詞の使い分けを理解するのはそれぞれの「イメージ」なのです。

【to do と ~ing のイメージ】
to do:これから(未来)
~ ing:もうすでに(過去)

この2つのイメージを持っておくことで、動名詞と不定詞の使い分けが簡単になります。to do / ~ingで意味が異なる他動詞を使った例文を使って、イメージを固めてみましょう。

①remember to do「忘れないで〜する」/ remember ~ ing「〜したことを覚えている」

Remember to submit the file. 「ファイルを提出するのを覚えておくように」
I don’t remember submitting the file.「私はファイルを提出したことを覚えていない」

②forget to do「〜することを忘れる」/ forfet ~ ing「〜したことを忘れる」

Don’t forget to meet Ken.「ケンに会うのを忘れないように」
I will never forget meeting Ken.「私はケンに会ったことを決して忘れない」

このように、同じ動詞でも後に動名詞が続くか不定詞が続くかで意味が異なります。動名詞と不定詞のそれぞれの「イメージ」を掴んでおくことで、自在に使い分けられるようにしておきましょう。センター試験や私立大学の入試問題で、英文法問題として動名詞が出題される際には、この「イメージ」を掴んでおくだけで解ける問題もあります。長文を読む際にも重要になってくるので、しっかりと頭に入れてしまいましょう。

※不定詞の記事も参考にして、理解を固めてみてください!

【英語の不定詞の用法】文法問題と英作文を得点源にしよう!

現在分詞との違い

もう一つ、動名詞の学習で重要なことは、「動名詞と現在分詞を見分けられるようにすること」です。動名詞は、動詞が名詞に変身した形で、動詞の後にingが付いた形です。ですが、現在進行形~ingで有名な「現在分詞」も後ろにingが付いています。この二つの品詞を明確に見分けることができるようになることで、動名詞への理解がさらに深まります。

I am playing basketball.(私はバスケットボールをしています)
I like playing basketball.(私はバスケットボールをすることが好きです)

playにingが付いたplayingという同じ単語でも、文中での役割が異なります。前者は現在分詞で、後者は動名詞です。現在分詞は「be動詞+~ing」の形をとるため、見分けることは比較的簡単だと思います。「動詞+ing」の形が現在分詞か動名詞かが問題になるのは、センター英語試験で頻出の「語句整序問題(並び替え問題)」の対策をする時です。この記事では、語句整序問題での動名詞と現在分詞の見分け方を後述しますので、参考にしてください。

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動名詞の用法〜名詞にできることは動名詞にもできる〜

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動名詞は「動詞が名詞に変身した状態」ですから、文中で名詞の役割を担うことができます。つまり、名詞の代わりに文の「主語」や「補語」になったり、動詞や前置詞の「目的語」になったりすることができるのです。「主語」「補語」「目的語」は英語の文の構造を理解する上で基礎的且つ重要な要素ですが、理解しきれていない人も多いと思います。例文でおさらいをしながら、動名詞の名詞としての役割について理解していきましょう。

主語の役割

「主語」とは、文の動作を行う「ヒト・モノ・コト」のことです。例えば「私は英語を勉強することが好きです。」という文章では、「私は」が主語になります。通常、文中ではヒト・モノ・コトが主語になることが多いです。

①I like studying English.(私は英語の勉強が好きだ)
②The book is written by him.(その本は彼によって書かれた)
③Learning English is important.(英語の勉強は大切だ)

これらの英文では、下線部のヒト・モノ・コトが主語になっています。文の内容も単語も全然難しくないでしょう?文章の主体が主語です。例文の①②の下線部に注目してみると主語である「I」と「The book」が「名詞」であることに気がつくと思います。

③についてはどうでしょうか。
③の文章では、本来動詞として用いられる「study」が、動名詞(studying)に変身することで、名詞の役割を果たしています。つまり、文中で名詞の役割を担い、「主語」になることができるのです。

これが、動詞が名詞の形に変身した「動名詞」の役割の一つです。動名詞は文中で「主語」になれるということを、頭に入れておきましょう。

目的語の役割

「目的語」とは、簡単に言えば「動作の対象」になるものです。「目的語」というわかりにくい表現をされているので、正直いまいち理解できていないという人も多いと思います。例文を用いておさらいしましょう。

I play basketball.(私はバスケットボールをします)

この記事で何度も登場しているこの例文は、「主語」「動詞」「目的語」で構成されています。I が主語、play が動詞、basketball が目的語です。I は文の主体であり、play は主語 I が行う動作です。この英文中の目的語 basketball は、動詞 play の対象です。つまり、「〜をする」の「〜」にあたる部分が目的語です。同様の例文を幾つか挙げるので、例文を使って理解しましょう。

①I study English.
②I have an idea.
③I like learning English.

①②の英文では、それぞれ名詞 English、an idea が動詞の目的語(動作の対象)になっています。③の文では、本来動詞として用いられる「learn」が動名詞「learning」へと変身することで、名詞の役割を果たしています。つまり、文中で名詞の役割を担い、「目的語」になることができるのです。

これが、動詞が名詞の形に変身した「動名詞」の役割の一つです。動名詞は文中で「目的語」になれるということを覚えておきましょう。

補語の役割

「補語」とは、簡単に言えば「主語を説明するもの」です。補語=主語を説明するもの、と一言で言われてもイメージが掴めないあなたは、例文を用いてイメージを掴みましょう。

I am a student.(私は学生です)

この英文は「主語」「動詞」「補語」で構成されています。I が主語、am が動詞、a student が補語です。「補語」とは、「主語を説明するもの」なのですが、もっと簡単に言い換えれば「主語とイコール関係にあるもの」のことです。この例文では、「私=学生」なのであり、補語であるa student(学生)は、主語である私の状態を示しています。以下に、さらにいくつかの例文を挙げていきますので、英文でイメージを掴んでしまいましょう。

①He is a student.
②This is my friend.
③My hobby is learning English.

①②の英文では、それぞれ名詞の a student、my friend が補語になっています。①の文では「彼=学生」であり、②の文では「これ(この人)=私の友達」です。どちらの文も、「補語」は主語がどのようなものであるかを説明していることがわかるでしょうか。③の文では、本来動詞として用いられる「learn」が動名詞「learning」へと変身することで、名詞の役割を果たしています。つまり、文中で名詞の役割を担い、「補語」として主語である my hobby を説明しているのです。

補語も、動詞が名詞の形に変身した「動名詞」の役割の一つです。動名詞は文中で「補語」になれるということを知っておきましょう。

前置詞の後ろ

また、動名詞は「動詞が名詞に変身した状態」なので、名詞の代わりに前置詞の後ろにつくことができます。まずは前置詞についておさらいしましょう。

「前置詞」は、「名詞と結びついて名詞の意味を補うもの」です。よりシンプルに言えば、「前置詞とは名詞の前に置くもの」です。例文を使ってイメージを固めていきましょう。

I go to school.

このように、前置詞は「名詞の前」に置かれ、「場所」や「方向」、「時間」などの意味を補います。前置詞の意味は頻出の前置詞に出会うたびに何となくイメージできるようになっていくのであまり複雑に考えず、「前置詞は名詞の前に置く=前置詞の後には名詞がくる」ことを頭に入れておきましょう。以下に、動名詞が名詞の代わりとなって前置詞の後にくるパターンの例文を挙げるので、さらにイメージを固めましょう。

①I am in Japan.
②The pen is on the desk.
③Thank you for teaching English to me.

①の英文では前置詞inの後に名詞 Japanが、②の英文では前置詞 on の後に名詞の the desk がそれぞれ来ています。③の文は「動詞が名詞に変身した状態」である動名詞が、名詞の役割を担って前置詞の後ろにくるパターンです。前置詞forの後ろに本来動詞である「teach」が動名詞に変身した形である「teaching」が来ていることがわかりますね。

動名詞が前置詞の後ろにつくことができることも、動名詞の役割の一つです。

動名詞をとる動詞〜メガフェプス〜

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動名詞を目的語にとる動詞の頻出語彙は決まっていて、「MEGAFEPS(メガフェプス)」と呼ばれます。
M=mind,miss
E=enjoy
G=give up
A=admit, avoid
F=finish
E=escape
P=put off, postpone, practice
S=stop

このメガフェプスはセンター試験でもよく出るので、覚えておきましょう。
大学受験の英文法問題では、「不定詞」と「動名詞」の使い分けが頻出です。この手の問題では、「不定詞」と「動名詞」のそれぞれのイメージ(過去・未来)を掴んでおくだけで解ける問題が多いです。メガフェプスの暗記は、「覚えていれば解ける」という表面的な対策にならないよう、動詞のイメージと一緒に理解しておくことが重要です。

理解と暗記の両方の質を上げていくことで、英文法の問題では楽に高得点が出せるようになります。

試験での問われ方と対策

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「動名詞 / 不定詞の違い」の理解を問う文法問題は「理解と暗記」で解ける

動名詞が絡む文法問題は、センター試験の大問2の文法問題や私立大学の入試問題において、下記のように出題されます。

He hasn’t stopped (       ) since he got back from business trip.
彼は出張から戻って以来、タバコを吸うのをやめない。
① to smoke ② smoking

They put off (       ) the festival.
お祭りは延期された。
① to hold ② holding

これらの例題はどちらも私が作成した問題ですが、両方の問題でメガフェプスを暗記していることで対応可能です。
どちらも②の動名詞形が正解になります。

文法問題は、「理解を試す問題」か「知識を試す問題」が出題されることが多いです。そのため、

①動名詞の用法を理解しておくこと
②動名詞と不定詞の違いを「未来」「過去」のイメージで捉えておくこと
③メガフェプスの暗記

この3つを徹底しておけば失点を防ぐことができます。どれも、この記事一つで理解できればそれで済みますし、もっと理解を深めたければ参考書を使ってたくさんの例文に触れることをオススメします。この3点を抑えて動名詞の文法問題では正答率100%を叩き出してください!

最後に

動名詞は ~ing の形で「〜すること」と訳すと覚えるだけでは、試験で高得点が取れるようにはなりません。重要なことは「イメージを例文で掴むこと」と、暗記すべき内容は暗記してしまうことです。

この記事で動名詞について大まかに理解ができたら、教科書や参考書を開いて動名詞の例文を10個見つけてみましょう!繰り返し例文に触れることで、理解とイメージが深まっていきます。

動名詞をマスターして文法問題や長文の得点率を上げていきましょう!

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この記事を書いた人
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早稲田大学 文化構想学部に通っていました。大学では英語教員免許(中高)を取得しました。 教育業界への関心が強く、2017年9月からロンドンにある大学院「UCL」のInstitute of Educationに入学予定です。得意科目は英語で、IELTSのスコアは7.0です。

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