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【私立物理対策】 実際に成績が上がった勉強法&参考書と心構え

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はじめに

あなたは、数学や理科が得意というほどではないが社会や国語が苦手で逃げるために理系を選択した受験生ではないですか?
私もそうでした。学年が上がるに連れて理系の数学や理科はとても難しくなっていき、自分はできなくなってしまうのに周りには高得点を取れる人が多くて、自信とやる気をなくしてしまう…

特に物理の問題はどんどん複雑になって図も上手く描けず、イメージが掴めなくなり、どんな公式を用いていいか分からない…
悩むだけで時間がどんどん奪われ、結局何も勉強していないのと同じという状況になったこともありました。
何とかしなければと思い、勉強に対する意識を少し変えてみたところ、自然に勉強方法も変わってきて徐々にですが成績も伸び、最終的には物理で足を引っ張ることなく合格を勝ち取ることができました。
私と同じ悩みを抱えている受験生に、同じように物理を克服して合格を勝ち取って欲しいと思い、どのように意識・勉強法を変えたかを書いていきたいと思います。

勉強に対する考え方を変えよう!

勉強に対する考え方って、思っている以上に重要なんです!
受験の実感がわかずに「なんとなく」だったり、本番への不安から「がむしゃら」に勉強してしまうことを私も経験しました。「なんとなく」・「がむしゃらに」勉強してしまうことで、当時の私は自分がどこに向かっているか分からなくなっていました。
確固たる勉強への考え方・意識を持つことと、「なんとなく」・「がむしゃら」に勉強することの違い、それは余裕を持てるかどうかです。
もちろん、勉強に対する考え方・意識を持っているほうが余裕ができます。

では、どういう考え方・意識を持てばいいのか、見ていきましょう。

苦手意識は負け意識

苦手意識の影響は、単に「嫌いだな、解きたくないな」と思ってしまうことだけではありません。
潜在的に「自分はこの科目ができない」という思い込みをしてしまい、もしかすると解けるかもしれない問題もできなくなってしまいます。

よく漫画で出てくる「心理戦」という言葉。漫画内では登場人物が相手の心の読み合っていますが現実世界ではそんなことはできませんね。(笑)
現実世界での「心理戦」とは、「どちらがビビるか・ビビらせるか」のことだと考えています。スポーツで言われる「精神的な勝負」も「ビビるか・ビビらせるか」、受験でも同じです。
「苦手意識」とは、「受験科目にビビらされているのです」
このように考えると無性に腹がたってきませんか?物理ごときに…と。

「苦手意識」を消したいですよね。
「苦手意識が消える」・「問題が解けるようになる」・「勉強に対する考え方が固まる」の3つは順番に起こるものではなく、同時に起こってきます。

その事を踏まえた上で、まずは苦手意識について見ていきましょう。
苦手意識が形成される順番は、

①勉強しても理解できない
 ↓
②問題が解けない
 ↓
③つまらない、苦しい、めんどくさい
 ↓
④嫌いになる              
 ↓
⑤勉強しなくなる、勉強したくない
 ↓
②~⑤の繰り返し

になります。
①・②の精神的な影響が③~⑤になるので、①・②を解決することで③~⑤を取り除いていけます。その方法は2章で見ていきましょう。

物理の問題を解く前の心構え

物理を解く前に、どのように問題を解くのか、そのイメージを心構えとして持ってから問題に挑みましょう。

具体的に紹介すると、

①問題分を読む、物理量(数字や文字。ex.質量、周波数、圧力、電荷など)に丸を付け、書き出す(メモする)

②図を描く

③図をヒントに問題の流れを掴み、使う公式を決め書き出す

④公式に物理量を代入し、求めたい値を算出する

⑤③と④を繰り返し、最終的な答えを求める

まとめると、
問題文で与えられた状況(図)・物理量と頭の中にある公式を組み合わせて答えを算出するというものです。
物理は小問が多く、求めるものを誘導してくれる問題が多いので使う公式や考え方を捉えやすくなっています。
①~④の「図から求める物理量と与えられた物理量の関係を判断し、用いる公式を決定し、答を算出する」イメージを持つことができれば、自分がどの段階でつまずいているのかが分かり、何をすれば問題を解けるのかが分かります。

例えば電磁気の問題を解くときに③でつまずいているなら、あなたが電磁気の公式をどのような場合に使うのかを理解できていないということが分かります。その場合には、電磁気の問題のどの場合にどの公式を使うのか、簡単な問題を解き直すことで理解し直しましょう。

勉強に対する心構え=「最初は全部自分で解けなくてもいい!」

「最初から全部自分で解かなくてもいい」という意識は非常に重要です。
「今解けなくてはいけない」ではなく、「次に解ければいい」という意識を持ちましょう。
私は全部自分で解かなくてはいけないと思い込んで1問に3時間かけたこともあります。これは非常に効率の悪い勉強法です。解けた時は嬉しいですが、試験時間は3時間もありませんので本番でも役に立ちません。

物理の問題では、5分考えて分からなければ、

①公式・考え方のまとめページを見てヒントを得る
②答えを見る

の2つの方法に移りましょう。とにかく時間がないので、1つの問題に悩む時間を減らし復習して「次回できる」ようにしましょう。

復習方法はこの後の2章で紹介しますので、実践してみてください。

自分の勉強スタイルを確立させよう

「次回解ければいい」「問題文の状況と物理量を公式と組み合わせて解く」意識を持ち続けて勉強するだけで勉強スタイルが変わってきます。慣れてきたら自分なりの改良を加えていくともっと面白くなってきます。
解答解説を見るだけではなくて、学校や塾の先生に質問するのでもいいですし、取り組むのが2回目なのにできなかった問題があると罰ゲームを課したりしてもいいかもしれません。
私は5分間座禅を組むというアホみたいな罰ゲームをしてました。(笑)

勉強方法を変えよう!

「物理は丸暗記だ!」と考えているけど暗記してみても成績が伸びないという悩みを持っている受験生には、丸暗記物理勉強法が合ってない可能性があります。
そんな時どのような勉強法を試せばいいか、紹介します。

物理を丸暗記して解くことは難しい

物理を丸暗記して高得点を取ることはとても難しいです。
私は、化学は暗記と理解が5:5、生物は暗記と理解が9:1、物理は暗記と理解が2:8のイメージを持っています。
問題文から与えられた情報により使う公式が変わってくるので、どの物理量が必要なのかに応じて頭の中のどの公式を使うかを「考え」なくてはいけません。全てのパターンを暗記する労力はかなり多くなりますし、新しい問題に対応ができません。
「考え」る要素がある科目を全て暗記で乗り越えるのは難しいのです。

「理解する」とは?

では、「理解する」とは何なのか。
「理解する」ことのイメージについて簡単に触れておきます。

一言で言えば、「なぜそのような答えになるのか”納得”すること」です。
「問題文から得た情報で状況を判断し、使う公式を頭の中から探し出し、答えを最後まで導き出す」流れを疑問を抱くことなく行うことができるようになると、かなり理解度が高いといえます。

復習の大切さと方法

「最初は全部自分で解けなくてもいい」「次回解ければいい」という考えを持って勉強に臨むので、次回は確実に解けるようになっていないといけません。つまり次回解けるようにするための「復習」が非常に大切になります。
ここでは復習の方法を紹介します。

物理の問題では、5分考えて分からなければ、
①公式・考え方のまとめページを見てヒントを得る
②答えを見る
の2つを実践してみる、という勉強方法を紹介しました。
この①②の後に「復習」をします。

ノートを1冊用意して、
問題を解いた日付・乗っている問題集・ページ・問題番号・問題内容(図・使った公式・考え方)を細かくメモしていきます。
これだけです。
メモを書いている時も復習していることになりますし、後日見返すことで思い出すこともできます。
勉強において「効率が悪い」という言葉が示すのは、「前に学習したことがある問題が解けない」状況です。「自分が解いた問題から何を学んだか、学んだことを忘れずに自分の武器として使えるようになること」が復習の意義です。
人間は忘れてしまう生き物なので、ノートに詳しくメモして見返すことでその時学んだことや考えたことを思い出して忘れにくくしていきましょう。

ぜひ復習ノートを作って使ってみてください。

私が使ってた参考書を紹介します!

使っていた参考書を使い方とともに紹介します!

【教科書確認用!】『リードα物理基礎・物理』(数研出版)

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参考書名
リードα物理基礎・物理
著者
数研出版株式会社
価格
0円
ページ
0ページ
出版社
数研出版
Btn amazon
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基礎から応用までステップアップできます 自分に合わせて階段をのぼっていけますね ただ、解答解説がはしょりすぎて、どうしてこうなるのか、こういう考え方だからこういう式になるみたいなことが書いていないので、解答解説は当てにしないほうがいでしょう ただ、自分で式を見てこういう風になるのか、と理解をしたら力はつくかなと思いました

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学校の授業で使っているのでやむを得ずに使っています。基礎問題から発展問題まで載せてあるので定期テスト対策にはおすすめ。ただ、これで入試に挑むのは無謀。絶対にエッセンス→良問→名門の流れがおすすめ。

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一応、入試問には対応しているらしいが正直MARCHレベルが限界な気がします。難関大学を目指す人は違う問題集をやった方が良さそう。ただ基礎的な事項を確認するには最適かと。

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まずは教科書で勉強したことを確認・定着させるための問題集『リードα物理基礎・物理』(数研出版)です。
簡単な問題から少し難しめの問題までを載せてくれているので公式を覚えるための問題演習に使っていました。

【ちょうど良い】『良問の風物理頻出・標準入試問題集』(河合塾シリーズ)

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参考書名
良問の風物理頻出・標準入試問題集 (河合塾シリーズ)
著者
浜島 清利
価格
0円
ページ
119ページ
出版社
河合出版
Btn amazon
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そんなに難しくない 僕は今年から物理変更して始めたので最初はちんぷんかんぷんでしたが黄色本(坂田シリーズ)→エッセンス→良問→名問の順番でやってきたらまあそこそこは解けるようになりました(京大8割くらい) 物理は基礎が大事だと思います… 良問の風はセンターの問題も入ってますのでセンター対策にもオススメだと思います。

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問題と解答、2つを使って両手であおげるただのうちわ

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買う必要がない。 名問の森があればいい。 

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次は、最初少し難しいと感じる問題が多い、『良問の風物理頻出・標準入試問題集』(河合塾シリーズ)の紹介です。公式を実際に自分の武器として使えるようになるために、この問題集でトレーニングしました。物理の入試問題の考え方を学ぶために使っていました。
この問題集は少し解説が少ないため、先生に質問しにいくことで理解を深めました。この問題集のおかげで物理の先生と仲良くなれ、様々なアドバイスを貰えました。

【実力を付ける】『実践 物理重要問題集』(数研出版)

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参考書名
物理重要問題集ー物理基礎・物理 2017
著者
価格
0円
ページ
143ページ
出版社
数研出版
Btn amazon

難易度が高く、1周目ではほとんど解けなくてもいいのがこの『実践 物理重要問題集』(数研出版)です。実力を付けるために使用していました。勝負は2周目なので、1周目で復習してつけた力を2周目で確実に自分の力にしていきましょう。この問題集を勉強し自分のものにすることで、MARCHの物理の問題と同じレベルに近づけます。
私は3周してから過去問に取り組みました。

【最後に!】過去問

最後の仕上げは、あなたの志望校の過去問です!
形式や各大学の好みの分野に慣れるだけでも、点数は上がってきます。
数年分まとめて解いてみると、復習ノートに各大学の特色が浮かび上がってきます。

分野別注意点

ここからは分野別に勉強する時の注意点を書いていきます。

力学

最も図を描くことが大事になる分野です。力の矢印をめんどくさがらずに描きましょう。電磁気学と組み合わせて出題されることもあり、出題側として応用しやすい問題でもあります。
バネや振り子は動きをイメージしやすい反面、イメージ通りに動かない現象もあるなど、手強い分野です。
図が上手く描けない時は、解答解説の図を真似て書いてみてください。真似ているうちに上手くなってくます。
単振動・力学的エネルギーの保存・運動量保存などはどの大学でも出題されやすくなっています。

波動

波動は大きく分けて2つ、ドップラー効果と光や水についての問題が多く出題されます。
ドップラー効果に関しては、公式を丸暗記ではなく、図を描いて公式を導き出す練習を何度もしておいてください。公式を導出するときに使う考え方を求められる問題が多く出題されています。
光や水の波動性についての問題は、教科書や問題集で紹介される実験を、図を描きながら載せられている通りに式変形をして理解してください。波の干渉や回折は図を自分で描いてみてイメージを掴みましょう。
波動の分野は、公式を丸覚えではなく、考え方までしっかり身についているかを判断する問題が多くなっていますので図を描いてイメージを掴む練習をすると効果的です。

熱力学

熱力学の単元は、等圧変化・等温変化・断熱変化などの気体の状態変化や気体の分子運動など、理論化学の分野と関係がある問題が多くなっています。
熱力学の単元で大切なのは、エネルギーの出入りを表す矢印を、ピストンや容器の図と体積−圧力のグラフの両方に書き込み、2つの関係を理解することです。
また、エネルギーの第一法則を考える時も簡単な図でいいので、エネルギーの出入りを表す矢印とともに毎回描きましょう。

電磁気学

目に見えない、もしくはイメージするのが難しいために最も難しいと言われるのが電磁気学の単元です。公式も多く、どれをいつ使えばいいのかわからなくなってしまうのも難しい原因の一つです。
電場・磁場中の電子の運動は、電磁気学の公式でエネルギーや力を計算してしまえば最終的に力学の問題になります。
電磁気学を難しくしているのは、コンデンサーやコイルの電磁誘導、電流による磁場など、目に見えない現象です。まずはしっかりと図を描いて状況を把握し、自分が学んできた考え方や公式で解き進めてみましょう。
電磁気の公式もイメージしにくいものが多く、どうしても想像できない場合は、公式として割り切って覚えてしまうのも一つの方法です。
ただ、問題自体は非常に丁寧に誘導してくれるものが多いので、公式や目に見えない現象をイメージする自分なりの感覚を見つけられることができれば問題をどんどん解けるようになります。

模試・本番では

模試や本番では、緊張して頭が真っ白になってしまい、これまで自分が勉強してきたことを忘れたり、考えることができなくなることが多々あります。
その対策として、休み時間に復習ノートを見直してこれまでやったこと思い出し、平常心を取り戻してください。復習ノートが厚ければ厚いほど、頼りがいがあり、自信が湧いてきます。自分が学んできたことが形として残っていることの安心感に私は本番で助けられました。
ぜひ、復習ノートを今からでも作ってみてください。

最後に

物理の試験では、状況を把握するために図を描くことができ、正しい公式を使えるという能力が非常に大切になってきます。解答・解説の図はコンピューターで描かれていて綺麗ではありますが、本番でそのレベルまでの図を描く必要はありません。自分で状況把握できる図を自分で描けるようになることが大事です。図と関連付けて公式も覚えられます。
本番までに図と公式の練習をしっかりと行っていきましょう。

この記事を書いた人
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慶應義塾大学 理工学部に通っています。1人旅が趣味で、得意科目は数学と英語です!

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