14641169

センター地理の勉強法!週1回3ヶ月でセンター4割から8割へ!

245 view

はじめに

「センター試験で地理を使うけど、どうやって対策していいかわからない」
「暗記科目じゃないという話は聞くけど、最低限の知識も入っていないような気がする」
「他の科目に時間を割きたいから地理は短い時間で成績を伸ばしたい」
あなたのこんな悩みを解決する方法をお教えします。
私も地理に苦しむ受験生の一人でした。
「センター科目は秋からの対策で大丈夫」と合格体験記で読んだのを真に受けて、1学期から授業もろくに聞かず、夏休みも全く勉強しなかった結果、10月のマーク模試では地理Bで40点を取ってしまうという有様でした。
しかし地理の勉強法を模索し、良い参考書に出会って対策したことによってセンター試験本番では8割を突破することができました。
しかも週1回センター地理の過去問を時間を計って解く以外はすべて他教科の合間のすきま時間を使っての勉強です。
(もちろんコツコツ勉強をしてきているのが一番ですが)「センター科目は秋からの対策で大丈夫」は嘘ではありません!
全く地理に手を付けていない人も、今から紹介する勉強法で効率よくセンター地理で高得点を取りましょう!

センター地理はどんな科目か

センター地理、科目名としては「地理B」ですが、この科目はいったいどんな科目なのでしょうか。
地理が苦手な人や何から勉強していいかわからない人は地理という科目の全体像が曖昧になっていることが多いと思います。
まずは、「地理」という科目全体についてのイメージをはっきりと持てるようにしましょう!

地理は本当に「暗記科目じゃない」のか?

地理についてよく言われることとして「日本史や世界史と違って暗記科目ではない」というのがあります。
正しい語句を答えるというような問題が少なく、地形断面や雨温図等が選択肢になっていてその読み取りが必要になる問題が多いからだと思われます。
とはいえその問題に答えるのに暗記が全く必要ないのかというとそんなことはありません。
例えばヨーロッパの地図上に引かれた4本の線とそれらに沿った4つの地形断面図を正しく組み合わせる問題に答えるためには「ヨーロッパにはどこに山脈があるのか」「それらの山脈はそれぞれどの程度の高さなのか(どの造山帯に属してるのか)」といったことを知っている必要があります。その上で図表を正しく読み取り、持っている知識と照らし合わせ正しい答えを導くのです。
そう考えると地理に暗記が必要ないということはなく、正しく使えるように整理された形で知識を頭に入れる必要があります。
(ただ、日本史世界史と比べると覚える必要のある語句の数自体は少ないので「地理は暗記科目ではない」という意見が生まれるのだと言えます。)
つまり、効率的な勉強のためには「実際に問題を解くときに使える」知識を暗記することがまず最初のステップになります。

大きく分けるとこの2つ

さて、次は地理という科目の具体的な中身について見ていきます。
地理は大きく分けて「系統地理」と「地誌」という二つの分野に分かれます。
系統地理というのは気候や地形、産業などの観点から考える分野、地誌というのはアフリカや北アメリカ、アジアなど地域毎に具体的な内容を問う分野です。
センター試験では系統地が全体の7~8割を占めます。
系統地理で地理に関わる理論全般を学んでから地誌分野で地域個別の特徴を勉強するのが一般的です。

系統地理のポイント

系統地理では「気候・地形・植生」などの自然環境にかかわるものと「宗教、人種・産業・都市の構造や公害」などの人間の活動に関わるもの、更に「資源の開発」などの自然環境と人間の活動が複雑に絡んでいるものについて扱います。
センター試験では例年第1問が自然環境、第2問が産業、第3問が都市について、第5問が社会的な課題、第6問が日本の地域調査というような形で出題されています。(2016年については第5問はインド・南アフリカ共和国についての地誌)
ここで気を付けなければいけないことは実際の試験ではどの地域を取り上げて出題されるかがわからないことです。
そのため各地域ごとの特徴を関連付けることで、どこが聞かれてもよいようにしておく必要があります。

地誌のポイント

地誌では、各地域ごとに細かな事柄について問われます。
各国の主要な農産物や水産物、或いは歴史に関わる問題など具体的なことが問われます。
高得点を狙うためには細かく覚えていく必要があることは間違いありませんが、地誌の知識を覚えるときに、ベースとなるのは系統地理で学んだ知識と考え方です。
そのため系統地理を勉強し終えてから地誌に臨むのが定石です。

効率的な勉強の方針

他の科目では過去問を解きながら自分に足りない公式や知識を補充していくことは効率の良い勉強方法です。
しかし、地理が全く分からない人がいきなりセンター試験の過去問を解くと、「その問題を解くときにしか使えない」知識しか得ることができません。
ここまで見てきた通り、地理という科目はいかに「使える」知識を持っているかがまず重要です。
そのため最初は初学者向けの基本的な知識とそれを使う考え方について解説している参考書を読み、過去問演習のための土台を作ることが必要です。
その後そこで得た知識と考え方を過去問や問題集で確認しなおしていくのが効率的な勉強法だと言えます。

まず初めに参考書を読む

まず最初に「使える」知識を覚える必要があるということはここまで書いてきた通りです。
それでは地理が全く分からない人が読むべき参考書とは何なのでしょうか。
学校で地理の資料集が配られていると思います。地理が好き、得意な人は往々にしてこれを驚くほど読み込んでいます。
だからと言って、「短い時間でセンター地理8割を突破しよう」という計画にはこの資料集は合っていません。内容が深く、また整理されていないため「すべての地域に使える」知識が入ってこないのです。
時間がない人に向けて書かれた「地理の考え方と必要な知識」を基礎から整理してくれている参考書があるので、それを使いましょう。

単なる暗記を脱出できる参考書

実際に私が使ったのは『山岡の地理B教室―大学受験地理(Part1)(Part2)』です。この本は生徒と先生の対話形式で系統地理全範囲について必要な知識とそれを使うための考え方について説明してくれています。
この本の良いところは全くの初学者に向けて書かれているので、予備知識がなくても冒頭から読めばわからないところがないということです。
対話形式で読みやすいので、短い時間で読み進めることができます。
欠点としては地誌についての章がないことと、各章末にある暗記事項のまとめのレイアウトがいまいちで若干使いにくいということです。
あくまで地理に必要な知識と考え方の基礎づくりと捉えて、細かい暗記はひとまず後回しにして書いてある理屈を追っていきながら読んでいきましょう。
他科目の勉強の合間を使って2週間で2周読んでみましょう。
もし『山岡の地理B教室―大学受験地理(Part1)(Part2)』の文体があまり好きでないという場合は、『センター試験 地理Bの点数が面白いほどとれる本』もよく使われている参考書でおすすめの一冊です。
とにかくこの段階では地理の考え方と基礎知識を修得することが目標です。

3219
参考書名
山岡の地理B教室―大学受験地理 (Part1) (東進ブックス―気鋭の講師シリーズ)
著者
山岡 信幸
価格
0円
ページ
284ページ
出版社
ナガセ
Btn amazon
15011549

地理の入門書としては最適だと思う。 日常の知識と繋げて地理へ持っていってくれるのでとてもわかりやすい。 知識を入れるというよりは地理を楽しむ方向性で読むといいと思う。 地誌分野がないので、あくまで地理への抵抗を無くすために読み、他の参考書や教科書で本格的な受験勉強に入るべき

9462446

これと村瀬の○○を勉強の合間にただ読んでただけで、直前の東進模試でも5割しか取れなかった私ですが、本番では8割近く取れました 逆に同じ模試で半年間ずっと8割取ってた人が本番で6割だったりもします 地理は勉強してても「こんなもん知るか」ってなるようなマニアックな問題が出たり、「常識的にこれだろ」っていう勉強しなくても取れるような問題が出たりとだいぶ得点にムラが出やすい科目だと思います 9割以上目指したい、社会の配点高いって人は歴史のほうがいいと思います 地理は歴史ほど詰め込まなくてもよくてまだ楽なので、社会にほとんど時間かけられない、社会はそこそこ取れたらいいって人には向いていると思います (私の場合それに気づいたのが10月で、学校で地理やってたこともあり、変えようがありませんでしたが) ◎結論   地理は運ゲー

レビューをもっと見る
3217
参考書名
山岡の地理B教室―大学受験地理 (Part2) (東進ブックス―気鋭の講師シリーズ)
価格
0円
ページ
337ページ
出版社
ナガセ
Btn amazon
Icon default material
参考書名
改訂第2版 センター試験 地理Bの点数が面白いほどとれる本 (仮)
著者
瀬川聡
価格
0円
ページ
480ページ
出版社
KADOKAWA
Btn amazon

問題演習で実戦力アップ

さて、『山岡地理』もしくは『面白いほど取れる本』を2周読めば、一先ず土台作りは完了です。
ここから先は問題演習を中心に勉強を進めていきましょう。

過去問で知識を埋めていく

問題演習はセンター地理の過去問を使って行いましょう。
実際にセンター試験で問われた問題なので、過去問を解くのに必要十分な知識量はそのままセンター試験本番に臨むまでに身につけておきたい知識量です。
短い時間でセンター地理の成績を伸ばすためには過去問で問われた内容をしっかりと身に着けていくことがベストです。
河合塾から出ている黒本や教学社の赤本など沢山ありますが、一番使いやすいと思うものを選びましょう。

過去問は週に1年分ずつ解くというペースで解いていきます。
他の科目にも勉強時間を取らなければいけないですが、このペースなら無理なく進めていけると思います。
過去問を解くときの注意点ですが、正しい選択肢以外の選択肢についても細かく考えるようにします。
例えば地図上の4つの都市A~Dとそれに対応する4つの雨温図1~4が与えられて、都市Aの雨温図を選べという問題が与えられたとき、消去法を使わずAの雨温図が4だとわかったとします。
都市B~Dと雨温図1~3がどう対応しているかがわからなくても、得点には影響がありません。
しかし、こういう時はB~Dと1~3の対応を全て考えるようにしましょう。
そうすることで、1つの問題を解いた時に得られる知識が4倍がになります。
また4つの文章が与えられて、最も適当なものを選べという形式の問題もよく出ます。
その問題を解くときは、間違っている選択肢の「ここが間違っているぞ」という部分に下線を引くようにしましょう。
解説を読む際に選択肢の間違っている部分を正しく指摘できたか確認することで、普通に解くよりも多くの事項が確認できます。
一問一問に丁寧に取り組むことで限られた時間で効率よく「使える」知識を身に着けられます。

同様の理由で、間違えた問題については解答を読んで納得がいったとしても『山岡地理』に立ち返ってその箇所の説明を復習するようにしましょう。
繰り返しになりますが地理で必要な知識は単なる語句名ではなく、図表の読み取り等に使える知識です。ですから、「間違えた問題=理解が曖昧な箇所」についてはその周辺の事項も含めて理解し直すことが必要なのです。
過去問を解く量の目安ですが、まずは最新5年分を解き、それが終わったらもう一周しましょう。
2周目は解っている問題も多いと思うので、より短い時間で終わらせることができると思います。
同じ問題を2周することで忘れてしまった知識の定着を図ります。
特に地理で問われる知識は「使える形」で覚えていることが重要です。ただ語句を見直すのでなく同じ問題を解きなおすことによって「考え方」も定着しやすくなります。
5年分に絞る理由は、分量をしぼって時間を短くするほかにもう一つあります。
センター試験の過去問には10年以上前の古いものも載っていますが、使われている統計資料が古く、現在と大きく異なっている場合があるのです。
そのため出来るだけ新しい問題に絞って知識を得る方が効率的だと言えます。
センター試験の過去問5年分を2周したら次は「センター追試」の過去問を新しいものから解いていきましょう。

追試は本試験と同じ形式で少しだけ難しく作られているので、ここまでの勉強でついている力を試すのに有効です。
追試の最新5年分を解き、復習を終えるころにはセンター8割突破に必要な知識と考え方は必ず身に付きます。

苦手分野は集中的に対策

過去問を解きすすめていくと苦手な分野が解ってくるのではないでしょうか。
苦手な分野が判ったら、6年前以降の過去問を苦手な分野だけ解いていきましょう。
第6問の地域調査で点数が伸びないという人は第6問だけをどんどん解いていくというようなイメージです。
古い過去問は確かに統計資料が古いため優先順位としては高くないですが、苦手分野の対策のため解く問題集としては十分使えます。
ただ、地誌で得点が伸びない人が第4問を集中的に解いていくというのはお勧めできません。
というのも、地誌分野はその地域についてかなり細かい知識が問われる分野で、どれだけ勉強しても1問2問は落としてしまう可能性が高い分野だからです。
地誌については系統地理の知識を沢山増やして、それで対応できる範囲の問題を確実に解くという方針が時間効率的にお勧めです。
地誌で数問落としたとしても、他の系統地理の問題で高い得点を取ることができれば8割、9割に到達することは十分可能です。
短い時間で効率よく点数を伸ばすためには系統地理をまずマスターしましょう。

最後に

冒頭にも話した通り、私は高校三年生の秋まで地理がとても苦手でした。
そんな中、限られた時間で対策し、センター地理8割を突破することができたのは闇雲に過去問を解きまくるのではなく、ここまで書いてきた方法に則ってしっかりと作戦を立てて地理の勉強に臨んだからです。
ポイントは「最初に基礎知識をインプット」し、「過去問演習は量を絞って一問一問を丁寧に解く」ことです。短い時間で成績を伸ばすにはこの2つを意識することが大切です。
センター試験までの時間を有効に使って、地理で高得点を目指しましょう。

この記事を書いた人
14720503
現役で東京大学 理科II類に合格しました。趣味は体を鍛える事で、鶏の胸肉を主食としています。 得意科目は数学と物理、化学で、理系科目を中心に執筆していますので参考にしていただけると嬉しいです。

関連するカテゴリの人気記事

14641169

センター地理の勉強法!週1回3ヶ月でセンター4割から8割へ!

14706048

センター地理で8割突破を目指す実戦的問題集7選

14705852

【面白いほど】視覚的な整理でセンター地理8割を目指す参考書8選

15034577

0からのセンター地理の勉強法!センター9割を目指す参考書の使い方!

関連するキーワード

スマホアプリで
学習管理をもっと便利に
Foot bt appstore
Foot bt googleplay