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【大学の学部】文系・理系の主要15学部をまとめて紹介!

はじめに

大学の学部って何があるの?
どの学部がいいか決まらない!
学部選びに迷う…選び方を教えて!
就職に有利な学部はどこ?

受験勉強をしていても、大学のことがイマイチ分からず、多くの疑問をお持ちのあなた。
そんなあなたのために、今回は主要な大学の学部の種類と特徴、さらには文理別の学部の選び方をご紹介したいと思います!

この記事の目次

1. 大学の学部にある3つの系統
2. 文系でメジャーな学部
 (1) 法学部の特徴
 (2) 経済学部の特徴
 (3) 文学部・人文学部の特徴
 (4) 教育学部の特徴
 (5) 外国語学部の特徴
3. 理系でメジャーな学部
 (1) 理学部
 (2) 工学部
 (3) 農学部
 (4) 医学部
 (5) 薬学部
 (6) 歯学部
 (7) 看護学部
4. その他の学部
 (1) 文理融合型の学部
 (2) スポーツ系の学部
 (3) 芸術系の学部
5. 学部の選び方

大学の学部にある3つの系統

大学の学部には、大きく分けて3つの系統があります。
それは「人文科学系統」と「社会科学系統」と「自然科学系統」です。


「人文科学系統」には文学・語学・哲学・心理学・歴史学・考古学・文化人類学などが該当します。主な大学では、文学部の学科として、これらの細かい専門分野が存在しています。

「社会科学系統」には法学・経済学・経営学・政治学・商学・社会学・国際関係学などが該当します。文系の主要な学部として、数多くの大学に存在する学部たちです。

「自然科学系統」には理学・工学・農学・医学・農学・宇宙化学などが該当します。自然に属する対象を扱い、その法則性を明らかにしようとする学問で、多くの理系の学部が自然科学を扱っています。

文系でメジャーな学部

文系の主な学部は、法学部、経済学部、文学部、教育学部、外国語学部などです。大学によってさまざまな学部名や学部・学科の区分けがありますが、主流な学部はこの5つです。

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法学部の特徴

法学部は憲法や民法、刑法、商法、行政法、労働法…さまざまな法律について学ぶ学部です。その種類は非常に多く、中学・高校で学んだ「法」についてより深く学び、研究をするのが法学部です。

「法学部に進む人って、弁護士や司法書士になりたい人だけでしょ?」と思われる人も多いと思いますが、実際は、そんなことはありません。もちろん、弁護士や司法書士を目指す人は法学部で学ぶ傾向にありますが、たとえば早稲田大学や慶応義塾大学の法学部生の就職先を見てみると、国家公務員や地方上級公務員、民間の金融機関に就職する人が大半を占めています。

また、法学部と言うと、六法など分厚い本を持ち歩き法律を暗記しなければならないと思われがちですが、実際そんなことはなく、六法全書は、主に検索に使います。過去の実際の事件でどういう風な判決が出ているのか学ぶときに、判例に出てくる法律を六法で検索し、理解を深めていくのです。法学部だからといって、すべての法を暗記しなければいけないわけではありません。法学部と聞くと、きちっとかちっとしたようなイメージを持ちがちですが、実はそこまで堅苦しい学部ではないのです。
比較的、公務員など安定した職に就きたいと思っている人に人気なのが法学部です。


☆法学部に向いている人
・法学や政治学に興味がある
・弁護士や司法書士、公認会計士、税理士になりたい
・国家公務員や地方上級公務員になりたい
・法学を学んで将来に活かしたい
・レポートを書くことよりも試験勉強のほうが得意
・暗記が得意

経済学部の特徴

文系の学部の中で、一番数が多い学部が実は、経済学部です。数も多いですが、その分、文系受験生にも非常に人気な学部です。
大学によっては、経済学部と経営学部で別々になっているところもあれば、経済学部内で、経済学科と経営学科に分かれているところもあります。

経済学部で学ぶ内容は、3つに大きく分けられます。
1つ目は、経済活動のモデルを作り数理的に分析していく「理論経済学」です。たとえば、ミクロ経済学、マクロ経済学などが当てはまります。ミクロ経済学では、ものが売買される価格と量、需要と供給によって決まる理論などを学び、小さな視野で経済の動きを見る学問です。一方、マクロ経済学は、国民所得や失業率などを対象として、国全体での経済を考え、より大きな視野で経済を見る学問になります。
2つ目は、理論経済学を応用する「応用経済学」です。理論経済学で培った基本的な知識を、より現実の経済に当てはめることが応用経済学の役割です。現実に即した実践的な内容を学ぶことになります。
3つ目は、経済学の「思想と歴史」です。経済史、政治経済学、経済思想などが当てはまります。この分野では、社会科学系統よりもむしろ、人文科学系統よりの内容を学びます。この分野では上の2つの分野とは違って、数学をあまり使いません。

理論経済学と応用経済学は、数学を多用します。ですので、理系から文転してくる人も中にはいます。数3を活用してお金の動きなどを見ていくので、文系の中でも、数学にあまり抵抗感がない人が進学する傾向にあるのが経済学部です。

また、経営学というのは経済学とはまた少し違った内容を学びます。経済学では、経済そのものに焦点をあてますが、経営学では、企業に焦点をあて、そのメカニズムについて学びます。たとえば、企業がどのように資金を調達するのか、社員の管理や育成をどのようにするのか、会計をどのように行うのか、どのように消費者の購買意欲を沸かせる戦略を立てるのか、など、企業が実際に直面するテーマについて学びます。身近なテーマを深く掘り下げて学ぶので、より実践的なことを学び、活用できるようになるのが経営学です。将来起業を考えている人や、企業の仕組みについて興味を持っている人が進学する傾向にあります。また、商学部と呼ばれる学部を設けている大学もありますが、商学と経営学は似通っているところがあり、“企業の目線で”お金やモノの流れを見る学問だと言えます。


☆経済学部に向いている人
・数学にそこまで苦手意識はない
・経済学や政治学に興味がある
・身近な生活にある社会の動きに興味がある
・経営に興味があったり、起業したいと思っている
・将来、金融機関に勤めたい

文学部・人文学部の特徴

文学部、または人文学部では、人文科学系統の学問を学びます。すなわち、文学・語学・哲学・心理学・歴史学・考古学・文化人類学などです。見てわかるとおり、文学部は分野の幅が非常に広い学部です。大きく分けて「言語系」、「思想系」、「歴史系」、「行動系」の4つの分野があります。

「言語系」はつまるところ文学です。日本の古書や他の国の文学に触れ、翻訳を行ったり文章理解をはかります。いろんな文学作品を数多く読みふけることになります。私の友人では、年間で何百冊も本を読むという子もいます。

「思想系」は、つまりは哲学です。高校の勉強でいうと「倫理」が哲学に繋がります。思想系の授業では哲学・倫理・宗教などを主に学びます。哲学や倫理について深く考えるので、かなりの思考力が必要な学問です。

「歴史系」は、歴史学や考古学、文化人類学が当てはまります。過去に起こった物事を取り上げ、残された物や建造物、文章などから研究します。一次資料を正確に読み取り、事実かどうかを検証していくという、非常に根気のいる学問です。

「行動系」は、心理学や社会学が当てはまります。人間の認知・行動を学び、人がどのような状況でどのような行動をするのかを研究します。心理学は人を用いた実験が多く、授業も実験が中心で、面白いと感じる生徒が多いようです。


☆文学部に向いている人
・本を読むことが好き
・歴史が好き
・哲学に興味がある
・人間が好きで心理学を学びたい
・人類の歴史について知りたい
・自分が興味を持てることについて研究をしたい
・資料研究を根気よく続ける自信がある
・試験よりもレポートの方がいい

教育学部の特徴

教育学部は、教育のあり方を本質的なところから探る学問です。親のしつけの仕方から学校の教育内容、文部科学省の政策や企業における人材教育まで、教育に関する多角的な研究を行います。また、教育学の研究の他にも、教員養成も目的としているのが教育学部です。国立大学に多く学部が存在することが特徴です。
教育学部には、大きく分けて「教員養成系」と「教育学系」の2つの分野があります。
「教員養成系」は主に小・中学校の教員を要請することを目的としています。「教育学系」は教員養成が目的ではなく、教育とその関連領域に関する基礎的な教育研究が主な目的です。

卒業生の進路は、教育学の研究者や一般企業での人事職、公務員の一般職がメインとなっています。教育学部に進む人は、将来教師になりたいと思っている人や、教育機関で仕事をしたいと思っている人が多いです。教育実習など、教師としての教養を身に付けるための実習が多いことも、教育学部の特徴です。

☆教育学部に向いている人
・教育学に興味がある
・子どもが好き
・学校の先生になりたい
・将来は教育機関に携わりたい
・日本の教育制度について興味がある

外国語学部の特徴

外国語学部は、実用的な外国語能力を身につけ、諸学問分野の教養や研究方法を学ぶ学部です。主な目的は、特定の国や地域の言語を修得することと、その言語が使用されている国や地域に関する文化などさまざまな研究を進めることです。
言語自体の研究では、文法や語法をはじめ、言語史、語彙論(ごいろん)、語源研究、方言研究などさまざまな内容があります。また実用的な語学の能力を身につけ、会話ができるようになることも大きな目的の1つになります。地域研究も、言語の研究の重要な目的の1つです。その国の社会や経済のあり方といった、社会科学の領域へも踏み込んで研究していきます。異なった文化の国や地域との交流の方法なども理論的に学びます。

卒業生の進路は、習得した言語運用能力を活かすことによって、商社や外資のメーカー、航空会社など多種多様です。英語教員や国際公務員の希望者も多くいます。通訳者や翻訳家になるために、卒業後も外国の大学や院に進学する人や、民間の語学スクールで講師として勤務したりと、学んだ言語を活かした職に就く人が非常に多いというのが特徴です。外資系の企業への就職に有利なのが、外国語学部で、「外資企業に就職したい!」という思いから、外国語学部に進む人も多くいます。


☆外国語学部に向いている人
・外国語を話せるようになりたい
・異文化交流が好き
・すごく興味を持っている国がある
・国際社会やグローバル化に興味がある
・外国語を活かした職に就きたい
・グローバルな職業に携わりたい

理系でメジャーな学部

理系の主な学部は、自然科学系統に属している、理学部、工学部、農学部、医学部、薬学部、歯学部、看護学部などです。

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理学部の特徴

理学部は、数学科、物理学科、化学科、生物学科、地学科などに分かれています。理学部では、高校で学習する「数学」「物理」「化学」「生物」「地学」の延長線上で高度な研究を行います。
科学が発達した現代社会でも、いまだ科学的に解明していない謎はたくさんあります。そうした謎を徹底的に突き詰め、人間や地球環境に役立つ新技術を開発するのが理学です。宇宙に関するマクロな研究から、電子顕微鏡を使うミクロな研究まで幅広い研究がなされています。研究や実験ももちろんおこないますが、主に「理論」を学ぶというのが理学部の特徴です。1~2年次は座学が中心で、3年次以降は実習漬けとなる大学が多いです。

また、大学によっては「理工学部」として理学部と工学部がまとめられているところが多くあり、理工学部内で、それぞれの学科に分かれる形が取られています。近年では理学部と工学部の研究内容が相互にリンクしたりと、垣根がなくなりつつあるようです。


☆理学部に向いている人
・数学、物理、化学、生物、地学が好き
・自然の研究をしたい
・宇宙について研究をしたい
・発想力や想像力が豊か
・実験や研究をしたい
・学芸員になりたい
・研究職に就きたい
・高校で理系科目を教えたい

工学部の特徴

工学部は、噛み砕いて説明すると「モノづくり」をする学部です。その分野は、住居や家電機器から、新素材開発、生命工学など非常に幅広いです。大学での工学の勉強は、実験や実習がほとんどになります。実験室に所属すると、時には徹夜作業になることもあるので、物事を論理的に考える能力だけでなく、集中力や体力も必要となります。工学が目指すのは「人間社会に役立つモノづくり」です。モノづくりが好きで、工学の研究成果を人々のためにどう活かせるのかを常に考えられる人が工学部に向いています。
理論を学ぶ学問色が強い理学部に比べて、より実践的で実用性の高い技術を身に付けるのが工学部だと言えるでしょう。
 
工学部は、モノづくりに活かせる実践的な技術を身に付けるので、就職が有利であるというのも特徴です。特に機械系・電気系が強く、それに次ぐのが材料系・情報系・建築・土木系となっています。また、大学院進学者が多いことも特徴です。首都圏では、東大・東工大では院進学が圧倒的、早慶・千葉大でも院進学が多数派で、MARCHでも半分の生徒は院進学をしています。


☆工学部に向いている人
・モノづくりがしたい
・集中力や体力に自信がある
・実験や研究に専念したい
・理論的に考えることが得意
・実用的な技術力を身につけたい
・技術を活かせる職に就きたい

農学部の特徴

農学部では、生物学を基礎にした、農学を中心とする教育がおこなわれます。
農学、園芸学、畜産学、農芸化学、農業工学、農業経済学、国際地域開発学、資源生物科学、応用生命科学などなど…非常に幅広い分野の教育・研究がなされています。また、農場や実習林を保有し、実習に利用している大学も数多くあります。

近年は、地球規模の環境破壊、途上国を中心とした食糧危機といった深刻な問題が広がっています。そのような問題を解決することを中心的な目的とし、さらにはバイオテクノロジーなどの先端科学を研究します。農業および農業をルーツに発展してきた産業や領域についての研究や、品種の改良や害虫対策をはじめとする栽培技術、事業として継続させるための農業経営、行政による支援のあり方を問う農業政策などを通じて、「人と自然が共生するための方法」を研究しているのが農学部です。

環境問題が騒がれている昨今、農学は今もっとも注目されている学問です。それに伴い、卒業生の就職先もかなり広がっています。食品メーカー、薬品・化粧品メーカー、園芸関係などへの就職に有利です。
動植物が好きであることはもちろん大事ですが、理工系の知識も多く用いるので、理科や数学に対して抵抗がないことも大事です。また、調査や飼育など自然の中で作業することも多いので、体を動かすことが好きであることも農学部では大切になります。


☆農学部に向いている人
・動植物が好き
・農業や飼育に興味がある
・体を動かすことが好き
・環境問題に興味がある
・バイオテクノロジーについて深く知りたい
・薬品や化粧品の開発・研究をしたい

医学部の特徴

医学部では、大きく分けて、基礎医学、臨床医学、社会医学を学びます。医師の養成をするために、病気の治療と健康の維持・増進を目的とした学問の教授をしています。

医学部の医学科は6年制です。6年間の勉強の末に卒業試験に合格してから、毎年2月中旬に行われる医師国家試験を受け、合格すれば医師として働き始めることができます。
カリキュラムは、大学によって違いはありますが、1年次は一般教養や基礎医学を中心に、医療現場での臨床実習も行い、倫理観や医師としての心構えを身につけます。2~4年次は医学の専門的基礎知識や臨床医学を学びながら、多くの実験・実習をこなします。4年次には、修得した知識や技能などを評価する全国共用試験を受けます。これに合格しないと5年次の臨床実習に進めません。5~6年次は臨床実習漬けです。6年次の後半にある卒業試験に合格すると、医師国家試験の受験資格が得られます。

ちなみに、医師国家試験に合格し、医学部を卒業したあと、2年間は大学病院や厚生労働省の指定病院で臨床研修を受けることとなります。(※この期間給与はありますが、アルバイトなどは禁止されています。)

医師には、全人的な治療ができる高い臨床能力だけでなく、臨機応変かつ柔軟に対応できる能力、患者とその家族およびチーム医療のうえで不可欠なコミュニケーション能力も求められます。大学の6年間でその土台となる知恵や知識・技術・教養を養っていきます。

医学部に進むことが出来れば、きちんと大学で勉強と実習を重ね、国家試験に合格すると、必ず医師として働くことが出来るので、職に困らないというのも特徴です。ただし、そこまでの道のりには必死の努力が欠かせません。実直で努力家というのも医学部には重要な素質だと言えます。


☆医学部に向いている人
・医者になりたい
・病気の治療をしたい
・人体の解剖に抵抗がない
・勉強熱心だ
・人の役に立ちたい
・実直な人

薬学部の特徴

薬学部では、薬をはじめとする化学物質を人間の健康や病気治療との関わりから研究をしています。

薬学部に進学する人は、基本的には薬剤師など、人々が「薬」を安全に使用できるような手助けをする職業に就きます。
薬学部の学科には、「薬剤師を育成する6年制」と「薬学研究を行う4年制」があります。どちらのカリキュラムも、大きくは基礎薬学(有機化学や薬科学、分析化学など)と応用薬学(製薬学、医療薬学、衛生薬学など)の2つに分かれます。

6年制では、1年次で教養科目や基礎科目を中心に学び、2~4年次にかけては、医学の基礎知識と専門科目を学びます。病院や薬局での調剤や製薬会社での製剤の基礎技術、患者を相手にした服薬指導などの実習も多いです。4年次には医学科と同様の共用試験が行われます。合格すると5年次に病院や薬局での長期にわたる実務実習を受け、チーム医療や患者対応に欠かせないコミュニケーション力などの実践力を養います。6年次は2月下旬または3月上旬におこなわれる薬剤師国家試験の合格を目指します。

4年制は、生命科学や創薬科学など「薬」の研究に重点を置いたカリキュラムとなっています。薬剤師の資格を取得して卒業すると、大半の人は薬局の薬剤師や病院薬剤師として薬の処方・指導にあたります。また、製薬会社で新薬の研究・開発に取り組むほか、化学・食品・衛生関連の企業などで新製品の開発にかかわる研究者・技術者として活躍することもできます。4年制では、薬剤師国家試験受験資格は得られませんが、卒業後の進路は製薬会社や大学におけるバイオベンチャー、医療行政の専門スタッフ、製薬会社担当者など、多岐にわたっています。

薬学部も、医学部と同様に資格を得られる学部なので、将来の職の安定性の面からみても人気な学部の1つです。6年制であれば国家資格を得られるので、再就職に役立ちます。出産や育児のために一度仕事を離れる可能性の高い女性は、薬学部に進学して資格を得ようとする人が多くいます。


☆薬学部に向いている人
・勉強熱心だ
・化学が好きだ
・人とコミュニケーションを取るのが好きだ
・人に教えることが好きだ
・几帳面な性格だ
・薬の安全性などを研究したい

歯学部の特徴

歯学部では、歯と口全体の健康を守るため、治療や矯正、加工にかかわる医学と医術を勉強します。

歯学部というのは、ある種の専門学校のようなもので、卒業後はほぼすべての人が歯科医師となります。多くの歯学部・歯学科は、医学部と同様に6年制で、歯科医師国家試験に合格すると歯科医師になることができます。

歯科医師を養成する6年制は、多くの大学が医学部と似たカリキュラム構成となっています。1~2年次は一般教養科目を中心とし、歯科入門科目を学んでいきます。2~4年次には、人体解剖や全身病理学を含む基礎医学を修得するほか、臨床歯学(口腔生理学、口腔解剖学など)の基礎を学び、実習も年次を追うごとに増えていきます。歯学部でも、医学部や薬学部と同様に、人体解剖や臨床実習をするのです。5年次には共用試験が行われ、これに合格しないと本格的な臨床実習を受けることはできません。6年次は、診断をはじめ歯石除去、抜歯、入れ歯の製作・調整など豊富な臨床実習を通して高度な技能を修得し、2月におこなわれる国家試験を受験します。ちなみに、卒業後1年目は研修医として働くことが義務付けられています。

多くの卒業生は臨床研修後、病院歯科や歯科医院に勤務します。そして、何年後かに独立し、歯科、審美歯科の開業をする人もいます。このほか、大学の教育や研究に携わったり、関係省庁・保健所の職員と医療関連企業の研究開発部門で専門スタッフとして活躍する道もあります。とは言うものの、歯学部は、歯科医師の増大と少子高齢化の影響から、多少の就職難が囁かれているのも事実です。


☆歯学部に向いている人
・歯科医師になりたい
・インプラント治療を学びたい
・勉強熱心だ
・細かで繊細な作業が得意
・コミュニケーションを取るのが好きだ

看護学部の特徴

看護学部では、人をケアすることのすべてについて科学的に研究している学問を学びます。

看護学部・看護学科は4年制です。看護学では、まず、人間を理解するために哲学、倫理学、心理学、教育学、生物学、化学などの科目を履修します。つまり、人文科学や自然科学とも密接に関わっているのです。実際にケアを必要とする人々の役に立たなければ意味を持たないので、人文科学と自然科学の研究もおこない、理論と実践の両面から裏付けられた知識・技術を習得していくのです。
その後、専門科目の基礎となる解剖生理学、栄養学、病理学、微生物学、免疫学、薬学、さらに環境や健康に関する科目などを履修していきます。年次ごとに実習も増えていきます。看護学の研究分野は、実際の看護法などを研究する「基礎看護学」や、患者の精神的なケアの研究をする「精神看護学」のほか、患者の置かれた状況までを配慮する「地域看護学」や「在宅看護学」などに分けられます。
けれども、こういった知識だけでは不十分で、患者の精神状態や生活環境にまで目を向けていかなければなりません。苦しむ患者を前にした現実と、常に向き合わなければならない、実践科学的な学問が看護学なのです。

卒業すると看護師の国家試験受験資格が得られます。試験に合格し、病院、診療所、企業の健康管理センターなどで看護師として働く人がほとんどです。付属病院がある大学では、大学病院に勤務する人も多く、専門を生かせる食品製造、医薬品会社などへ就職する人もいます。国家資格を得られるので、再就職に有利という点から、出産や育児が伴う女性に看護学部は人気です。


☆看護学部に向いている人
・看護師になりたい
・世話をすることが好きだ
・人の役に立ちたい
・コミュニケーションを取るのが好きだ
・体力に自信がある
・快活な性格だ

その他の学部

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文理融合型の学部

近年は学問の多様化にあたって、文理融合型の学部が、いくつかの大学で創設され始めています。たとえば、日本大学には文理学部が、慶應義塾大学には総合政策学部があります。人文科学と自然科学が融合したタイプの学問を学ぶことになります。分離融合型の学部の受験科目は、英語と数学から1科目選択可など、文系でも理系でも縛りなく受験することが出来るようになっています。

とは言っても、文理融合型の学部で何を学ぶの?と疑問に思いますよね。
ですので、例を出して簡単に説明したいと思います。それは、情報理論やネットワーク理論です。情報理論というと、理系のイメージがありますが、情報社会である現代は「ネットリテラシー」の必要性が問われています。ネットリテラシーというのは、情報ネットワークを正しく利用することができる能力のことです。ネットワークを正しく使える能力を考えるのは、社会学的な研究の1つと言えます。ネットワーク自体に関する数学的な研究と、ネットワークを使用することに関する社会学的な研究、両方からの側面で情報ネットワークについて考えるのです。このように、文理両方の側面を研究することができるのが文理融合型の学部の特徴です。

また、友人関係が広がるというのも分離融合型の学部の1つのメリットです。同じ学部でも、ある人は経済について研究しているが、ある人は数学的研究をしているといった状況ができあがります。一つの学問分野に縛られずに、多角的な視野を持つ可能性が広がります。専門を深く狭くではなく、幅広い視点や学際的な視点での教育が重視されていることから、複数の分野にまたがる問題解決を試みる能力の向上が期待されます。


☆文理融合型の学部に向いている人
・興味分野がまだ明確ではない
・深く狭く、よりも幅広い視点で物事を見ていきたい
・交友関係の幅を広げたい
・従来の規則に縛られたくない
・新しいことに興味津々だ
・情報社会について多角的な視野から研究したい

スポーツ系の学部

スポーツ系の学部には大別して、体育学部とスポーツ学部があります。

体育学部では、体育学を主に研究します。健康的に運動をするための研究はもちろん、実際に体を動かして自分の肉体を健康に保つことや、アスリートとしてのスポーツ記録を残すことも主な目的としています。体育学部は私立大学にしかないというのも特徴です。各大学の体育学部には、スポーツ推薦入試などによって各高校のトップクラスのアスリートが入学してきており、大会などで多くの記録を残している学生が多くいます。
卒業後はプロの競技選手となったり、スポーツインストラクターや保健体育の教師など体育に関連した職業に就いている人が多いです。

スポーツ学部では、スポーツそのものを科学的に研究・教育をします。スポーツ学部も、主に私立大学にある学部ですが、国立大学では筑波大学と鹿屋体育大学の2校があります。競技指導の実習や健康管理に関する座学を学び、さらには、科学的にスポーツについて学ぶので、多少理系よりの学問とも言えます。
スポーツ学部で学ぶことは、競技指導や健康管理に役立ちます。ですので、卒業後は、スポーツインストラクターやスポーツ団体の経営者になることが多いです。

体育学部やスポーツ学部のようなスポーツ系の学部は、スポーツ推薦で入学する人が非常に多いです。一般入試ですと、「外国語」と「国語または数学から選択」であったりすることが多く、文系理系問わず受験することが出来ます。


☆スポーツ系の学部に向いている人
・スポーツが大好きだ
・高校の大会で優秀な成績を取っている
・スポーツインストラクターになりたい
・スポーツに関係する職業に就きたい

芸術系の学部

芸術学部は、芸術家の養成、または、芸術学の研究を主な目的とする大学の学部です。主な目的は芸術家の養成であるため、専門学校色が強いです。建築、絵画、彫刻、音楽などあらゆる芸術分野を学ぶことができます。一番有名なのは東京芸術大学ですね。芸術家の卵たちが、大学内であらゆる創作活動をおこなっています。

受験方法は大学により異なりますが、より芸術を専門的に学ぶ大学(「~芸術大学」など)では必ず実技試験が課せられます。それにプラスして小論文や学科試験が課せられるパターンがほとんどです。総合大学の一般入試でも同様に実技試験と学科試験の2つが課せられる大学がほとんどとなっています。

芸術系の大学に進学する人のほとんどは、どこかの企業に就職するというよりも、自分の作品を展示・売買することで生活していく人が多いです。


☆芸術系の学部が向いている人
・創造力に富んでいる
・芸術の授業が好きだ
・趣味を職業として昇華させたい
・芸術活動に励みたい
・独自の世界観を表現したい

学部の選び方

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ここまで、文理別に主な学部の特徴を紹介してきましたが、
「そもそもどうやって学部を選んだら良いの?」と悩んでいる人も多いと思います。

ですので、ここからは、学部の選び方についての大まかな流れを説明します!

将来何の職業に就きたいか

まず、優先して考えるべきことは「将来どんな職業に就きたいか」ということです。

まだどんな職業に就きたいか明確じゃないという人も多いと思いますが、それでも大雑把に絞ることが出来ると思います。たとえば、「大企業で働きたい!」と思ったら、「じゃあ大企業でどういう仕事をしたいんだろう」と考えることが出来ます。経理や経営に携わりたいと思ったら、経済学部がいいかもしれない、と絞り込むことが出来ますね。他にも、「逃げ恥のヒラマサさん(星野源)みたいに、パソコンを使って会社の情報基盤を固める仕事をしたい!」と思ったら、理学部や情報系の学部がいいかもしれない、と絞り込めます。一方でまた、「世の中に役立つ製品の開発をしたい!」と思ったら、工学部がいいなと絞ることが出来ますよね。

このようにして、大雑把にでも自分が将来どんな職に就きたいのかを考えるようにしてみましょう。

高校の文理選択で将来が決まる

高校の文理選択で将来が決まると言っても過言ではありません。
文系にするか理系にするかで、学ぶことは全く変わってきますし、進学する大学の学部も大きく変わってきます。途中でやりたいことが変わって、文転・理転という手もありますが、受験に際しては非常にハイリスクです。リスクを冒してしまうよりも、初めから、ある程度やりたいことを明確にしてから文理選択をするというのが一番です!

そうはいっても、将来何をやりたいか明確に決まっている人は少数派だと思います。私自身、文系を選んだのは、理化が苦手で暗記科目が好きだったからでした。友人も「日本史が好きだったから文系にした」「数学が得意だったから理系にした」という人が多くいます。ですので、好きな科目や得意科目は何かというのも、文系・理系の決め方には大きく関わってきます。
ただし、「理系に進みたいけど数学が壊滅的に苦手だからダメだ…」という風に思ってしまうのはよくありません。文理選択で大事なのは、得意不得意よりも、「学びたいか学びたくないか」です。より学びたいと思う分野を学ぶ方がモチベーションも維持できます。
自分が学びたい!と思う学問をぜひとも選択するようにしてください。

<文理選択の決め手>
①将来どんな職に就きたいか ☜最重要!!
②どんな大学の学部に進みたいか
②好きな科目は何か
③得意な科目は何か

大学・学部の下調べを入念に

最後に私が強調したいのは、いろいろな大学の学部や学科、さらには各大学の理念やカリキュラムをきちんと調べ上げることです。
「何となく有名な大学だから」「先生に勧められたから」「とにかく都内の大学が良いから」など曖昧な理由で大学を絞ってしまうのは一番よくありません。それはなぜかというと、入学してからの勉学に対するモチベーションが保てなくなってしまう危険性があるからです。目的がないと、なぜその大学に進んだのか分からなくなってしまい、大学に通う意味を見いだせなくなってしまうかもしれません。そのような恐ろしい状態を避けるためにも、大学選びは慎重に入念に行いましょう。

まずは、少しでも興味を持っている大学のホームページを検索して見るといいと思います。ホームページには大学の案内はもちろん、学部紹介もされているので、学部検討には持ってこいの資料になります。

また、夏休みを利用して、いろんな大学のオープンキャンパスに行くことをお勧めします。オープンキャンパスでは、その大学に通う学生と実際に話せるチャンスもありますし、大学内に入って、その大学の雰囲気を肌で感じることも出来ます。高1~2年の間は、ぜひ、時間とお金を惜しまずオープンキャンパスに積極的に参加してくださいね。

そして高3になったら、各大学のパンフレットや募集要項を取り寄せて、丁寧に読むようにしましょう。パンフレットには、必ず、各学部の紹介がされているので、「その学部でどのようなことが学べるのか」、「自分が学びたいこととマッチしているのか」、をきちんと調べましょう!

大学の学部選びには「自分が学びたいことが学べる大学を選ぶ」というのが非常に重要です。それが一番の大学の学部の決め方になります!ですので、「自分が学びたいことを明確にしておくこと」と「学びたいことが学べる大学を調べておくこと」が大切なのです。受験勉強の合間に、きちんとそういったことを調べるようにしてくださいね(^O^)

<大学の学部の調べ方>
①興味のある大学のホームページをチェック
②夏休みは積極的にオープンキャンパスへ
③各大学のパンフレットや募集要項を熟読!

最後に

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ここまで、大学の主要な学部と、学部の選び方を網羅的に紹介してきました。

大学の学部選びは、将来の仕事の種類を選ぶことにもつながる大事な選択です。どの学部でどのようなことを学ぶのかは、この記事を読んでいただければ、大まかなことを理解していただけたのではないかなと思います。

自分が大学で何を学びたいのか、将来どのような仕事に就きたいのか、そういったことを今からきちんと考え、後悔のないように大学の学部を選んで、受験に挑んでくださいね。

この記事を書いた人
14720539
現役でお茶の水女子大学に合格しました。お菓子が好きで、中でも和菓子が大好きです!みなさんのお役に立てれるような記事(主に国公立向け)を執筆しています。

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