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世界史論述問題の対策はいつから?必見勉強法と参考書・問題集も紹介!

はじめに

国公立大学、難関私大などでは2次試験で世界史の論述試験が課されるところが結構あります。世界史といえば知識を詰めこむインプットはセンターのためにやってきたけど、論述というアウトプットに関してはどうやっていいのか分からない、なんて人は多いのではないでしょうか。そして、主要三科目の勉強もやらなければならない国公立大学受験生の方は、世界史の勉強にまではそうそう手が回らないでしょう。いつから勉強を始めるべきか迷っているはずです。
この記事は受験する大学で世界史論述問題が課されるけど、いつぐらいからどうやって勉強すれば良いのか分からない…というあなたにおすすめです!
勉強開始時期の目安、具体的な勉強の方法と使える参考書・問題集を紹介していきます!

世界史論述問題の難しさとは?

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多くの人は、世界史をただ「覚える」だけで「理解する」ことを忘れています。用語や年号だけを覚えて、それが一体何を意味するのか、どんな流れで出来事が起こったのか、など背景の知識はあやふやです。「何が」「どうして」「こうなった」という有機的な繋がりを無視して名前だけを機械的に覚えていても、一問一答式の問題には答えられるかもしれませんが、論述となると手も足も出なくなります。
論述問題を解くには、歴史の論理構造がしっかりと頭に入っていなければいけないのです。知識を詰め込むだけで理解を疎かにしていると、とても太刀打ちできません。このようにただ漠然と知識をインプットすればいいわけではないというのが、論述問題の難しさです。
また、記述が求められる以上表現力も必要になってきます。問題を見て、頭のなかでイメージとしてなんとなくの解答ができても、それが採点官に伝わるように適切に答案用紙に表現できなければ意味がありません。
つまり、論述問題では世界史への深い「理解」と分かりやすくそれを伝える「表現力」が必要となるので、多くの人が難しいと感じるのです。

論述対策はいつから始める?

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インプットは高2の秋からコツコツと

知識のインプットは早い時期から始めておかないといけません。世界史の範囲は膨大で、試験の直前になって焦って詰め込み始めても到底間に合いません。最低限、高2の秋ごろからインプットを始めておくべきでしょう。基本的には授業進度に合わせてインプットを進めていってよいですが、通っている高校の授業進度があまりに遅く、センター直前になってようやく通史が終わる、というような場合は自学で勉強を進めていきましょう。世界史の場合、必ずしも独学だと理解が深まらないというわけではありません。それに、まだ授業で進んでいない箇所についても、わからないことがあれば学校の先生にでも塾の先生にでもどんどん訊けばよいのです。特に嫌な顔せず教えてくれるでしょう。
できるなら通史は夏の終わりまでには終わらせておきたいところです。主要三科目にも力を入れないといけない国公立志望の受験生はその限りではないですが、私大志望の受験生はなるべく早く終わらせておきましょう。

私大志望のアウトプットは夏の終盤〜秋初め頃から

私大を志望する受験生は、通史のインプットが終わり次第アウトプットの練習に移りましょう。受験科目数が少ない分、一つ一つの科目の質を高めていかなければなりません。早ければ夏の終わりごろから、遅くても秋にはアウトプットの勉強を開始しましょう。

国公立志望はセンター終了後、早くても秋の終盤からでOK

国公立志望の人は、アウトプット練習に入るのは遅くても大丈夫です。センター試験を受けなくてはいけない上に、2次試験の比重を考えてみても、主要三科目の勉強を優先すべきだからです。基本的にはセンターが終わった後からでも、基礎のインプットがしっかり済んでいて集中して取り組めば十分に間に合います。

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世界史論述問題の勉強法(インプット編)

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過去問から傾向を知る

世界史の論述問題は、大学ごとに出題傾向が大きく違います。例えば、東大では600字論述という非常に長い論述問題があります。また、慶應経済の問題は、1500年以降が主な対象となります。首都大の問題は、50字や100字で教科書レベルの内容が問われるシンプルな論述です。
このように志望する大学によってどんな対策をすればいいか、どこを重点的に勉強すべきかが大きく変わってきます。よって世界史論述攻略の為に真っ先にすべきことは過去問研究ということになります。

教科書を中心に覚える

超難関私大といわれるような大学を除いて、多くの大学の論述試験では教科書の知識だけで合格点が取れるようになっています。そのためインプット用教材の基本は教科書です。太字になっている所の関連事項はよく入試で問われるので、特に注意して読み進めていきましょう。
教科書をただ読んでいるだけでは頭に入ってこない、という方も多いと思います。『大学受験 ココが出る!! 世界史Bノート』は、書き込み式のサブノートで、これを併用すれば教科書の知識をより定着させることができるのでおすすめです。
また私大では教科書レベルを逸脱した細かい知識も問われることがあります。私大受験者は教科書に加え『世界史B用語集』を使って、よりディープに世界史を学んでください。
一通り教科書は読み終わったけどいまいち流れがよく理解できていないという方には、『荒巻の新世界史の見取り図』がおすすめです。読み物としても面白く、歴史的出来事の背景や前後関係についての説明がとても詳しいため、世界史を「理解」するにはもってこいです。

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参考書名
大学受験 ココが出る!! 世界史Bノート 三訂版 三訂版
著者
岩田 一彦
ページ
256ページ
出版社
旺文社
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ズバリ めちゃくちゃいいです。 どれくらいいいかってゆったら 耳からジョンケイ出てくるくらいいいです。

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テスト対策にも、演習にも、復習にもと、何度でも幅広く対応してくれる。

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地域、テーマ別に分けられていて、かつ基本事項をしっかり学べる構成になっています。教科書を読んで、こっちで流れを確認するのがベストです。

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参考書名
世界史B用語集―新課程用
著者
全国歴史教育研究協議会
ページ
423ページ
出版社
山川出版社
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8561
参考書名
荒巻の新世界史の見取り図 上巻―大学受験 (東進ブックス 名人の授業)
著者
荒巻 豊志
ページ
396ページ
出版社
ナガセ
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50374
参考書名
荒巻の新世界史の見取り図 中巻―大学受験 (東進ブックス 名人の授業)
著者
荒巻 豊志
ページ
396ページ
出版社
ナガセ
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50375
参考書名
荒巻の新世界史の見取り図 下巻―大学受験 (東進ブックス 名人の授業)
著者
荒巻 豊志
ページ
464ページ
出版社
ナガセ
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メモリーツリーで連想力を鍛える

メモリーツリーとは、一つのことについて関連するキーワードを次々と書き連ね、ツリー状に派生させていくマインドマップのようなものです。『ドラゴン桜』で一躍有名になりました。例えば、「クリミア戦争」というキーワードからは、「東方問題」「ナイチンゲール」「オスマン帝国」などのキーワードが派生していきます。さらに、「オスマン帝国」からは戦争当時実行中であった「タンジマート」、「ナイチンゲール」からはこれが契機となって後に設立されることになる「国際赤十字」などが繋げられます。これらをノートに書いて線で結んでいくのです。詳しくは漫画『ドラゴン桜』の7巻に登場するので、気になった方は読んでみてください。
世界史論述の勉強におけるメモリーツリーの利点は、キーワードからの連想力が鍛えられることです。問題文に書かれているキーワードを見ただけで、パッと関連する事項がいくつも思い浮かぶようになり、その中から解答には何を書けばいいのか選べばよいということになります。思いついたことを何でも書いていいというわけではありませんが、一つのキーワードを見て思い浮かぶ関連事項が多いほど、より幅広い問題に対応できますよね。メモリーツリーは記憶力増強だけではなく、連想力の養成にも役立つんです。

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参考書名
ドラゴン桜 全21巻完結セット (モーニングKC)
ページ
0ページ
出版社
講談社
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様々な角度から世界史を見てノートにまとめる

大学によっては「テーマ史」といってある特定の地域の歴史だけを問う問題だったり、時代の変遷を追う「タテの目線」ではなく同時代間の世界の繋がりという「ヨコの目線」に着目した問題だったりが出題されます。教科書どおりの流れに沿って学習していては、なかなか答えにくい問題も数多くあります。そのため、ただ教科書を流れ通り覚えるだけでなく、いろんな視点から教科書の内容を自作ノートにまとめ直してみてください。まとめなおす視点は、志望する大学の過去問を参考にするといいです。今までは見えていなかった流れや繋がりが発見できると思います。自分でまとめ直すほど時間にも労力にも余裕が無いという方には、下記の参考書がおすすめです。


『タテから見る世界史』

『ヨコからみる世界史』

『流れがわかる各国別・地域別世界史Bの整理』

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参考書名
タテから見る世界史―試験で点がとれる (大学受験V BOOKS)
ページ
229ページ
出版社
学研
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参考書名
ヨコから見る世界史―試験で点がとれる (大学受験V BOOKS)
著者
斎藤 整
ページ
181ページ
出版社
学研
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今まで教科書使って勉強してきて、縦の流れはわかっても、横はイマイチ繋がりませんでした。 これを読んで横の流れ一気に繋がりました。 一通り縦の流れを理解してからこれを使うとすごい効力を発揮します。 このおかげで次の模試が楽しみです!

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参考書名
流れがわかる各国別・地域別世界史Bの整理
著者
ページ
238ページ
出版社
山川出版社
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教科書だと時系列で追っていくので、地域が飛び飛びになりワケワカメになり困っていました。これ1冊では流石に物足りないですが、普通の問題集を解く時のお供として非常に役立ちます。(特に中国史は!笑)

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授業や教科書では同時代の様々な地域の歴史を平行して学ぶことが多かったです。しかし、この教材は一国の成立から現代まで縦に確認できます。 教科書と併用して、世界史を縦と横の見方で勉強できました。

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世界史論述問題の勉強法(アウトプット編)

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最初は見ながらでもいいから問題を解いてみる

特に長い論述の場合、最初から何も見ずに問題を解くのはかなり難しいかと思います。はじめのうちは教科書や資料集を見ながらでもいいので、まずは自分の力で論述を書ききれるようになりましょう。解答が全く書けないので書き切るより先にギブアップし、模範解答を見て満足してしまう、というのが一番良くないです。書いていくうちに論述には慣れていくはずなので、段々と何も見ないで書くようにしていきましょう。下記の問題集を使って、演習を重ねていきましょう。


『詳説世界史論述問題集』
『段階式 世界史論述のトレーニング』

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参考書名
詳説世界史論述問題集
著者
ページ
89ページ
出版社
山川出版社
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為になります。流れがよくわかるし、解説が詳しい。教科書で得た知識をちゃんと正しく覚えられてるか確認できる。 論述ない人でも世界史受験者はやっといた方がいいと思う。 でもやるならできるだけ早くからやりましょう。論述は一気にガーッとやるのは時間がかかるから、自分の学んだ範囲をこまめに復習がてらやっといた方がいいかなって思います。 解いた問題の範囲は一応教科書読んで確認しとけば世界史の抜けは少なくなると思います。 独学でもできるけどできるだけ先生に見てもらった方がいいです。世界史論述で満点を得られるのは少ないらしいので。

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参考書名
段階式世界史論述のトレーニング
著者
Z会出版編集部
ページ
288ページ
出版社
Z会
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出題者の意図に沿った解答をする

いくら詳しくて正確な知識を書いたって、問題文で求められているものと方向性が全く異なる解答を書いてしまったら点にはなりません。出題者はこの問題に対してどう答えて欲しいのか、意図を汲みとった解答が書けるようになりましょう。次に説明する添削は、この自分の解答を「出題者の意図に沿った解答」に擦り合わせていく上で最も重要なプロセスです。
また、『世界史論述練習帳new』では、このような「正しい論述答案の作り方」について丁寧に解説がされています。解答力に難がある方は、こちらを使ってみるのをおすすめします。

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参考書名
世界史論述練習帳new
著者
中谷 臣
ページ
266ページ
出版社
パレード
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基本60字は酷い。解答例のクオリティが低すぎる。解答の書き方や過去問が多数載っていることは確かに良いが、基本60字は使うな。

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必ず添削を受ける

論述問題を解き終わったら、学校の先生か塾の先生に添削をしてもらうようにしましょう。記述力を磨く勉強なので、問題の解きっぱなしは絶対にあってはいけません。添削をしてもらって、自分の解答には何が足りていないのか、どのような表現を使えばいいのかなど改善点を把握してから、次の演習に移るようにしてください。演習→添削→修正の繰り返しにより論述力は磨かれていきます。

字数節約の為の表現を覚える

勉強をしていきある程度知識が貯まってくると、書くことがなくて困る、というよりは書くことが多くて枠に収まらない、という課題が浮かび上がってくるはずです。指定された字数でコンパクトに的確に解答を作成するのは、意外と難しいです。そこで、論述対策として短い字数で同じことを表現するテクニックを学んでいかなければいけません。例を挙げると、「イギリス」→「英国」、「アメリカ」→「米国」のように国名を漢字にするだけでも字数は節約できます。また、「領域を広げていく過程で」→「領域の拡大過程で」、「激しくなった」→「激化した」など漢字による表現を増やすことも字数を減らすコツの一つです。
添削答案や、模範解答と自分の書いた答案を照らしあわせて復習して、使えそうな表現、便利な表現があったらどんどん盗むようにしましょう。

軽く問題を解き直す

添削を受けた答案の見直しが一通り終わったら、もう一回問題を解き直してみましょう。自分の答え方はどう間違っていたのか、ここをどう表現すれば簡潔に収まるのかなど、添削答案、模範解答と比較した自分の答案の改善点を意識しながら解き直しましょう。ただし、東大の600字論述などのかなり長い論述については、完璧に書きなおさなくてもポイントだけ抑えて解き直せば十分です。長い論述は解き直すだけで時間が大量にとられるので、ガッツリ書くのは効率が良くないです。軽く要点だけ抑えて復習しましょう。

最後に

論述問題では世界史への「理解」と的確な「表現力」が求められます。だから、インプットもアウトプットも適当にやっていては、いつまでたっても論述問題に対応する力は身につきません。この記事で紹介した参考書・問題集と適切な勉強法で、地道に記述力を磨いていってください。また、本格的な世界史の勉強にはいつ取りかかればいいのか分からないで悩んでいる人に関しては、自分がどの大学を志望しているかによって始めるべき時期が変わります。インプットは高2の秋段階から初めておかなければいけませんが、アウトプットは国公立志望ならセンター後から始めても間に合います。自分の志望する大学の過去問をみてしっかり研究し、それと自分の今の実力を合わせて考えて始める時期を決め、本番に向けて地道にコツコツ勉強していきましょう!

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この記事を書いた人
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現役で早稲田大学 政治経済学部に合格しました。センター利用だったので主に国公立対策の記事を書いています。 得意科目は英語と国語で、歌うことが大好きです。精密採点DX-Gでの最高得点94.497。95点越えが目標です。

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