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【日本史の問題集の使い方】私大受験対策おすすめ対策本3選

はじめに

日本史は暗記が不可欠な科目です。ですが、私立大学の受験日本史では一問一答形式や正誤判別、資料など様々な問題パターンが出されます。

これらの問題を対策するためにも、問題集を使った勉強が活きてきます。模試でも応用力を試すことができますが、受験期(特に10月以降)になると模試がなくなるので問題集がより理解度チェックに役立ちます。
ですが、問題集といっても、難易度別、一問一答集、大学別など、たくさんの種類のものがあってどれを買えば良いか迷ってしまう方も多いと思います。

この記事では、日本史のおすすめの問題集を3つ紹介し、解くだけでは終わらない問題集の使い方を紹介します。あなたの志望校のレベルに合った問題集を買って有効活用することで本番までに日本史の弱点を克服できるようになるので、日々の日本史対策の参考にしてみてください。

日本史問題集の紹介の前に:解くにあたって心がけてほしいこと

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問題集は正しく使って初めて日本史の勉強に活かすことができます。問題集の紹介に入る前に、まずは「問題集に取り組むときに心がけてほしいこと」を5点説明します。少し多いですが、本番で100%の力を発揮するためにも、日頃から意味をもって取り組むことが大切です。問題集をすでに使っている方も、これから説明する事を意識して欲しいと思います。

教科書・ノート・資料集・史料集の4点セットを机の上に置いておく

日本史の勉強で欠かせない4つのアイテムである教科書・ノート・資料集・史料集は手元に置いて勉強しましょう。これは、効率よく復習するため、また解けなかったポイントを関連のある用語と結びつけて覚えるためです。

教科書といえば山川のピンクの教科書がメジャーですが、市販されている参考書で代用しても構いません。『実況中継シリーズ』は歴史の流れが分かりやすく復習用の教材も付いているので、問題集を買うタイミングで買ってみるのもありだと思います。問題集で間違えた内容を正しく理解するためにも教科書は必要です。

また、資料集は美術作品や地図などが載っている本、史料集は昔の文献が載っている本です。資料集は、政治史・文化史・経済史・外交史・交通史などテーマ史ごとに並んでいるので、教科書とは別の角度から日本史の内容を整理することが可能です。一方、史料集は当時の世界観がよく分かる資料ですが、独特の表現が多く入試でよく狙われます。史料問題は独特の表現や当時の世界観などをあらかじめ覚えておかないと得点できないので、いつも用意しておくことが大切です。問題集で題材になった史料はこまめにチェックしておきましょう。

既習範囲の中でも、ある程度内容を暗記できている範囲だけを解く

問題集は、知識の確認と応用力を試すためのものです。未習範囲をフライングで解いてもそれはあなたの運試しでしかないので、習った範囲の問題だけ取り組みましょう。
また、習った範囲でも特に復習を2・3回繰り返して解答の基礎が出来上がっている範囲を解くことが大切です。「一度学習したから大丈夫!」という考えで問題集に取り組んでも、ほとんどフライング行為と変わらないので、ある程度理解ができている範囲を解きましょう。

問題集は苦手を炙り出すもの!正解数にはこだわらないで

問題集というと、とかく正解率や得点にこだわる方がいます。良い側面を見て自分に自信をつけようとポジティブに考えようとする方に多く見られる傾向です。
ですが問題集はあなたの苦手・弱点をあぶり出してくれる貴重な演習材料です。なんでも覚えた気になって復習をおろそかにしていると、本番で「解けない」が連発し、結果的に日本史が足を引っ張ってしまう…なんて悲惨なことになりかねません。本番ではポジティブ思考を維持することは大切ですが、問題集に取り組むときは、入試本番で同じミスをしないためにも、悪かった側面にもきちんと目を向けてあげるべきです。
「解けない」「わからない」「難しい」の連続で痛い思いができるのは問題集を使っているときだけです。入試本番で日本史で1つでも多く正解できるようにするためにも、問題集を使うときは不正解から目を背けず我慢しましょう。

問題集の解き直しは無意味!多くの問題に触れてあくまでも「応用力」を鍛える

「問題集を解き直そう!」なんて思っている方はいませんか?
間違えた事柄を正しく理解できているかを、理解の再々確認は少なからず行うべきです。ですが、同じ問題で確認していては、日本史の知識の応用力は一生身につきません。問題集を解き直しても正解がわかっている状態ですので、応用力云々ではなく「その設問の答えがわかっているか」という話になってきます。問題文の暗記まではする必要が無い上に、なによりナンセンスな勉強です。
1つの単語にしても問題の作り方は様々ですので、1つの問題に触れ続けるのではなく他の問題で活かすために多くの問題を経験しましょう。

解き過ぎには要注意!インプットとアウトプットのバランスを考えて

日本史は、知識のインプット(暗記)とアウトプット(演習)のバランスが大切です。
高校ではインプットの時間が長すぎるせいで、近現代史も含めて一通り日本史の勉強が終わるやいなや、「あとは問題集を解こう!」と気がはやる方が多いです。しかし、英語や国語などの読解が中心となる科目と違って、暗記科目の場合は、解答のベースはインプットにあります。受験期になってアウトプットに偏り過ぎると、たまたま解答で使わなかった知識がどんどん抜けてしまいます。
暗記科目でど忘れは命取りです。常にベストコンディションを維持できるように演習量はほどほどにしましょう。

ちなみに私の日本史のインプットとアウトプットの割合は、一貫して約7:3でした。基本的に日本史は毎日2時間ほど勉強時間を確保し、そのうち約1時間半はノートや資料集・史料集を眺め、残り約30分は問題演習に時間を充てていました。それでも問題集に取り組むときに知識の穴が多々見つかったので、8:2を目安にバランスを調整しても良いと思います。

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日本史の勉強におすすめの問題集3選

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私立大学受験生も必ず解いておきたい!『ベストセレクションセンター試験日本史B重要問題集』

本来はセンター日本史対策用の問題集です。私大受験に紹介する問題集としては一見ふさわしくないように思えますが、問題演習のスタートはこれを使うのがベストです。
この問題集はセンター模試と違って、時代順・テーマ史別に問題がまとまっています。普段日本史を勉強する順番に従って問題が構成されているので、「復習→演習」をより効率的に繰り返すことができます。また。ちょっと深い問題も所々に盛り込まれているので、丁寧に解かなければ正解できません。センター日本史は正誤判別や順番並べ替え問題が大半を占めているので、人名などを適当に覚えていたり時期を気にしないで暗記を重ねてきた方は、なおさら得点が難しくなるでしょう。時期や他の用語を意識して暗記に取り組むことは大切であり、基本的な事柄に潜む弱点を炙り出すには最適な問題集です。
「センター日本史だから簡単」と侮ることなく、効率よく確実に知識の穴を見つけるためにも、ぜひ買って取り組んでください。

特に、成蹊大学や日東駒専などマーク式の問題がよく出される大学を受験する方は、必ず解いておきましょう。

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参考書名
ベストセレクションセンター試験日本史B重要問題集 2017年入試
著者
ページ
159ページ
出版社
実教出版
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同じ事でも様々なタイプで出題されるので流れ、用語をつかんだあとの力試し&知識を固めるといった使い方がいいかも。また過去のセンター試験から引用されてる問題も多く、実際の問題に触れられるのも良い。各単元ごとにちょっとした穴埋め問題も用意されていてウォーミングアップを兼ねてそこから取り組むのもあり。解説や解答のポイントも詳しく丁寧でわかりやすい。

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書き込み式で私大の傾向に慣れていく『日本史B標準問題精講』

私大タイプの問題集で、基本的な問題からちょっと難しい応用的な問題まで難易度は様々です。『ベストセレクション』と同様、年代順にまとまったパートとテーマ史毎にまとまったパートがあるので、普段の勉強の内容に合わせて解いていくことが大切です。こちらの問題集は難しいものもあるので、間違える数は少し多くなるかもしれません。でも、「入試本番で間違えなくてよかった」と前向きに考えて、見えてきた弱点・苦手単元は徹底的に潰していきましょう。

早慶上智・MARCHを志望している方は、過去問よりもまずこの問題集を活用することをおすすめします。その他の大学を受験する人も、入試のレベルを過去問以外で体感しておくと、意識改革にもつながるので、ぜひ解いてみましょう!

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参考書名
日本史B標準問題精講
著者
石川 晶康
ページ
399ページ
出版社
旺文社
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日本史を武器にしたいという方は例外ですが 関関同立レベルなら必要ないでしょう

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早慶はこれ完璧にすれば合格点は余裕周りと差をつけることもできるそれ位レベル高い実力100よりおすすめ marchはお釣りでるくらい 大学にもよるが

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まず、この本は難関私立大学の過去問を集めているので細かい知識が詰め込まれており、上位国公立を目指す人にはあまりおすすめできません。 日本史の問題集として標準問題精講と比べられることの多い、Z会の100題という参考書がありますが、それとの違いは解説の奥深さです。 100題も問題と同じ厚さの解説が収録されていますが、それぞれの用語に対する説明がされているだけで、書いてあることは他の参考書や教科書に載っていることと変わりません。 しかし、この日本史B標準問題精講は問に対する細かな解説だけでなく、基本の暗記事項をまとめて記載したり、”精講”という場を設けて問題で取り扱った分野の用語集レベルの知識もまとめてあるので、詳しさが段違いです。 また、この問題集には正誤問題よりも穴埋め問題の方が多く収録されているので、特に早稲田大学で有名な、正誤問題の対策ができないと思う人もいるかもしれません。 けれども、上記の通り”精講”という場で記載されている知識は正誤問題にうってつけです。 さらに、実際の過去問を使っているだけあって、問題文から得られる知識もたくさんあります。 このように、「重箱の隅をつつく」問題や正誤問題まで、難関私立大学で求められる力を全て体系的にまとめてあるのがこの本です。

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史料対策も忘れずに!『日本史史料問題集 (駿台受験シリーズ)』

これは頻出史料だけが厳選されている史料問題集です。大学受験日本史ではよく見るものばかりですが、史料対策がおろそかになっている方にとっては難しく感じられたり、解けない問題が多くて投げ出したくなる事もあるでしょう。
ですが、日本史受験生にとって、とりわけ私大受験生にとって史料対策は欠かせません。普段は教科書・ノート・資料集の3本柱で日本史の勉強をすることが多くなり、史料問題にめっぽう弱い受験生が多くなってしまうことは、日本史受験あるあるといえます。実際、入試では大問単位で見受けられるので、史料問題でしくじった場合に、日本史が足を引っ張って取り返しの付かないこともあります。そういった悲惨な結果を招かないためにも、この史料問題集をつかって地道にコツコツ史料対策をしていきましょう!

史料問題集は、知識や応用力を試すだけではなく、何回も読み直して重要なポイントを抑えておきましょう。特にこの問題集は解説が親切なので、受験に必要な知識を豊富にゲットできます。問題集としてだけではなく、教科書や参考書としても読めるので、早めに買って読んで、史料に慣れていってください。

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参考書名
日本史史料問題集 (駿台受験シリーズ)
著者
駿台日本史科
ページ
107ページ
出版社
駿台文庫
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単純に解くだけじゃない!日本史の問題集の活用法は3つある

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リード文や問題文、解説の単語をチェック!復習と新たな知識の獲得に役立つ

問題集の文章や解説を読んでいると、忘れていた用語、初めて見る用語に出会うことが多々あります。単に解いて丸をつけて終わってしまっては、新しく知識を得て入試に有利になれるチャンスを無駄にしてしまうことになります。問題集を使いこなすための第一歩として、そういった言葉は積極的にチェックして覚えていきましょう。
重要なものであるからこそ載っているので、取りこぼすことなく拾って関連のある用語と結びつけて、忘れないように工夫して覚えていくことが大切です。

浮き彫りになった弱点をノートに書き足して復習のサイクルに取り込もう

問題集を解きおわって弱点をはっきりさせたら、今度はそれをノートに書き足して普段の復習内容の仲間に入れてあげましょう。書き込む理由は、「ある程度勉強してきた人にとって、新しい知識を覚えたり、間違えて暗記していた内容を正しく理解し直すことは長い時間がかかる」からです。
新たな発見や間違いに気づいたとき、「なるほどなぁ」という感覚で勉強を終わらせてしまうと、その貴重な体験がその場だけの感動で終わってしまって、入試に活きる知識として役立ちません。ですので、獲得した知識は、普段から見えるようにしておきましょう。

私の場合、問題集や過去問から学ぶことは多かったので、普段の勉強で知らなかった用語などは色分けしてノートに書き込んでいました。あなたなりに新しく覚えたこと・覚え直したことがあれば、工夫して暗記してみてください。

テーマ史に基づく問題は超重要!必ずまとめて理解しよう

史料と同じように、政治史・文化史・経済史・外交史などのテーマ史の勉強も必要です。ただ、通史の勉強が一通り終わらないとテーマ史の整理はできないし、なによりテーマ史を軸にした問題集があまりないので、思うように対策ができず、どうしても受験期に詰めて勉強せざるを得ません。かといってテーマ史の対策をおろそかにするとこれまた日本史受験で致命傷を負ってしまうので、かなり厄介な単元です。
そこで問題集の力を借りましょう。私が紹介した『ベストセレクションセンター試験日本史B重要問題集』『日本史B標準問題精講』はどちらもテーマ史を軸にした大問が並んでいます。多すぎることもなく少なすぎることもないので、通史だけではなくテーマ史問題もきちんと解いてください。このときは、普段の勉強で習った用語を応用できるかをまず確認します。そして、解いた後は、テーマ史問題の文章を何度も読みましょう。日本史を別の角度から見ることでより深く理解出来るだけではなく、ズバリテーマ史全般に強くなれるので、欠かさず取り組んでください。演習問題だからと思って頑なにならず、テーマ史教科書だと思って読んでみるとすっきり頭に入ってきます。

問題集をいつも持ち歩くのは大変なので、私はテーマ史のページをコピーしてノートに貼り付けていました。勉強のサイクルに入れることもできるので、テーマ史はテーマ史でまとめて理解するようにしましょう。

過去問はどう取り組むべきか?

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大学ごとの問題傾向はしっかり見ておこう!

英語・国語など他の科目の勉強との兼ね合いも合って直前期はかなり忙しくなります。そこで役に立つのが赤本の「傾向と対策」がまとまっているページです。難易度や具体的な対策の方針が詳細に書かれているので、知識も殆ど定着した方は、赤本が示してくれている対策法を重点的に取り組んでみると良いと思います。少しずつ特定の大学合格に直結した勉強に切り替えてよりコンパクトに勉強をしていきましょう。

基本は問題集と同じスタンスで取り組んで、時間の許す限り解こう

過去問だから、という理由でなにか特別な姿勢で取り組む必要はありません。問題集と同様に、
「解く→解説チェック→獲得した知識をノートに書き込んで復習」
このプロセスを繰り返してなるべく知識の穴がない状態を維持することが大切です。また、解き過ぎには注意して、インプットとアウトプットのバランスを調整しつつ、普段通りのペースで解きましょう。

また、過去問を何年度分遡るかも、受験生にとっては気になるところです。何年度分解くかについては、最低でも2年度分は解くべきです。大学ごとに傾向があるので、複数年解いてどの単元が多く出るのか、マーク式・記述・論述式の出題割合はどうかなど、正解率以外の内容をきちんとみておくことが重要です。「論述が苦手だ…」「正誤問題が難しい…」など問題形式別での苦手箇所や優先的に対策すべきポイントが見えてくるので、日本史の学習項目以外のことも意識して取り組んでみてください。

最後に

ここまで問題集に取り組むときに心がけてほしいこと、おすすめ問題集を3冊、問題集の活用法過去問の取り組み方を紹介してきました。
問題集を解くときは正解率ではなく、あなたの弱点は何かを意識することが大切です。また、問題集から学べるものは積極的に自分のものにして、復習を重ねていくなどして、解いた後の有効活用も忘れないようにしましょう。特にテーマ史は普段勉強する機会は無いので、問題集に載っているテーマ史を利用してカバーしていってください。

日本史は、問題集を使いこなすことで弱点をあぶり出してくれるので、その後の勉強で意識すべきポイントが分かるようになります。「問題集→復習」を繰り返すことで確実に弱点は減っていき、本番では日本史が得点源になるほどの得意科目に変わりますので、問題集を活かして勉強頑張ってください!

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この記事を書いた人
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早稲田大学 法学部に通っています。浪人時代の勉強経験や知識を記事を通して伝えていけたらなと思っています。 得意科目は英語ですが、塾講師もやっているのでそれ以外の文系科目も優しく丁寧に説明することを心がけています。 サークルでは野球をやっていて、引退した今でも助っ人でたまに参加しています。

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