15376546

センター国語の過去問攻略法!秋から始めて8割を突破しよう!

はじめに

「センター国語が悲惨…」
「まず文章の意味がわからない…」
「登場人物の気持ちとか知らない…」
「過去問をいくら解いても点数が一向に上がらない…」
なんて思っているあなた。

センター国語は1問の配点が高いので、何問か間違えるだけで大量に失点してしまう上に、ほとんどの国公立でセンター試験は合否に大きく関わります。
それなのに、過去問を解いても解いても点数が上がらないとなると、本当に焦りますよね。

しかし、それはあなたが国語に向いていないのではなく、過去問演習の仕方が悪いだけかもしれません。ただ単に過去問を解いて復習するのではなく、あるポイントを意識しながら解いていくことで、成績を格段に伸ばすことができます。

ここではまず、「時間配分の決め方」「過去問を何年分、どれくらいの頻度で解くべきなのか」「効果的な復習の仕方」を説明したあとに、赤本・青本・黒本といった過去問集の特徴について話したいと思います。

センター国語はなぜ怖いのか?

15300239

まずはじめに、なぜセンター国語を軽視すると不合格に繋がるのか説明したいと思います。

国公立はセンターの配点が高い

ほとんどの国立大学では、センターは配点が高く合否に直結します。
例えば、千葉大教育学部では2次試験とセンターはどちらも450点満点で、同じ重みを持っていることがわかります。
また、横国経済学部では、2次試験が800点満点であるのに対し、センターは900満点と、センターのほうが2次試験よりも点数の比率が大きいのです。
以上より、センターでの失敗は合否に大きく響くことがわかります。

「2次のほうが難しいからセンターは楽勝」ではない

数学などの他の科目だと、「2次に比べればセンターは簡単」ということがあるかもしれませんが、国語はそうはいきません。センター国語は、難しいです。
わたしは東大に合格しましたが、論説文そのものの難易度は東大とセンターは同じだと思いました。問題の難易度は東大のほうが高いですが、「文章を理解する」という問題を解く上での前提においては、センター国語は東大と同レベルの難易度だと思います。
さらに、古文・漢文にいたっては、東大よりセンターのほうが難しいと感じました。

実際、国語以外の科目では平均点は6割を上回ることがほとんどですが、国語だけはむしろ6割を下回ることのほうが多いです。また、センター全体では9割以上をとっていることがほとんどの東大生でも、国語だけは9割、もっといえば8割を安定して取れる人は多くはありません。東大合格者のセンター国語平均点は公表されていませんが、周囲の東大生を見るに8割くらいかなという感覚です。

選択肢が紛らわしい

センター国語の選択肢は、違いがはっきりわかるものだけではありません。あなたにも「最後の2択までは絞り込めたけど、その2つが同じことを言っているようにしかみえない」という経験があるのではないでしょうか。
その2つの違いを吟味せずに、なげやりに決めてしまうこと、それこそが大量失点のもとになります。

1問間違えるだけで大量の失点に

センター国語には「1問8点」などといった、非常に高い配点の問題がいくつかあります。そしてその問題は、大体の場合難しいです。
たとえばあなたがセンター本番で4問間違えたとしましょう。数学や英語であれば、せいぜい10~15点の失点で済むところが、国語では「32点」という大きな損失になることが普通にありうるのです。
1問落とすことが不合格につながると思って対策しましょう。

センター国語の時間配分の決め方

ここでは、センター国語で合格点を取る上で鍵となる「時間配分」について説明します。

なぜ時間配分は重要なのか?

センター国語は、時間との戦いです。
現代文・小説・古文・漢文をたった80分で解くのです。1つの問題をじっくり考えこむというよりも、パッパと手際よく処理していく力が必要です。
ですから、「古文がわからなくて考え込んでいたら40分たっていた…」なんてことは、致命的なわけです。時間配分も含めて対策しましょう。

基本の時間配分

「論説文25分・小説20分・古文20分・漢文15分」
これを上限として定めるのがよいと思います。
これよりも早く終わった場合はすぐ次に進みましょう。この配分はすべて足したら80分で、見直しの時間をとっていません。
上の配分はあくまで上限として、これよりも余裕を持って終え、最後に余った時間で見直しをするといいと思います。

自分に合った時間配分の見つけ方

「本をよく読んでいたから小説は20分もかからず解けるけど、古文が苦手で…」
「漢文を急いで読むとどうしても文脈を間違えてしまう」
というあなた。
そんなときは、上限をカスタマイズしても構いません。

各大問にかかった時間を測りながら過去問を3年分くらい解き、その平均から上限を設定するといいと思います。
そのあとも「現代文が少し足りないから漢文の時間を減らそう」など、上限は調整していきましょう。

センター国語の過去問はどれくらい解くべき?

15300219

ここでは、過去問演習をどれくらいすべきなのか明らかにしたいと思います。ポイントは2つ、「何年分解くのか」と「どれくらいの頻度で解くのか」です。

過去問は5~10年で十分

「勉強は量より質」と言いますが、国語、特に現代文はその最たるものだといえます。
国公立志望者は2次試験の勉強でも国語にふれているので、センター国語を通して解くのは、5年分、多くて10年分で十分です。
ただ、古文や漢文は「センターと2次試験の問題があまりにも違うので、センターで点数がとれない」ということもあるかもしれません。その場合は、古文・漢文のみを追加で5、10年度分解くとよいと思います。

週2がベストな頻度

11月後半または12月から、週2くらいで解くのがベストだと思います。
1週間で一気に10年分やったとしても、内容は頭に入ってこないでしょうし、そのあとやることがなくなってしまいます。週2というのは前回の復習をしつつ新しい問題を解く上でベストのタイミングだといえます。

ですが、センター国語に集中するのではなく、2次試験の国語の勉強も平行しておこなってください。これを怠ると、センター後に記述問題に戻れなくなり、結局2次で失敗してしまうことになります。

Studyplus slogo@2x
学習記録をつけて勉強をもっと効率的に!
受験生の3人に1人が使っているStudyplusで、勉強が続く!
無料会員登録
Pc@2x

点数が伸びる過去問の解き方

15300232

ここでは、実際の過去問演習のしかたを説明します。この勉強法を実践して、センター過去問を完全に攻略しましょう!

消去法をどんどん使おう

センター国語は、「これだ!」と思った選択肢を選ぶ試験ではなく、問題文と食い違う箇所のある選択肢を消していって、残った選択肢を選ぶ試験です。
確実にこの選択肢が正解、と思った時も、他の選択肢のどこが間違っているのか、明確にさせてから次に進みましょう。違うと思ったところに線を引いておくと、その問題を間違えた時に、間違えた原因をはっきりさせることができます。

ただ、さきほども言ったように、「最後の2択までは絞れるんだけどその先でつまづいてしまう」ということもよく起きます。
実は、よく似ている2つの選択肢を区別し、正しい選択肢を選ぶコツがあります。
それは、「選択肢を文脈に沿って分ける」ということです。

例を見てみましょう。2014年度の本試験の第2問・問3で、このような選択肢がありました。

①月光に照らされて厳かな雰囲気の中を「走る」うちに、身が引き締まるような思いを抱くとともに自分の行為の正しさを再認識し、その自信を得たことで胸の高鳴りを抑えきれずにいる。
④月光の下を一人で「走る」という行為によって、社会や家族の一員としての役割意識から逃れた別の世界を見つけられたことに胸を躍らせ、その発見をあらためて実感しようとしている。

参照:http://www.dnc.ac.jp/albums/abm.php?f=abm00002997.pdf&n=26kokugo.pdf

これらを文脈に沿って分けていくと、

(1)行為
①月光に照らされて厳かな雰囲気の中を「走る」うちに
④月光の下を一人で「走る」という行為によって

(2)行為から生まれた感情・思考
①身が引き締まるような思いを抱くとともに自分の行為の正しさを再認識
④社会や家族の一員としての役割意識から逃れた別の世界を見つけられたことに胸を躍らせ

(3)感情・思考から生まれた内面の動き
①その自信を得たことで胸の高鳴りを抑えきれずにいる
④その発見をあらためて実感しようとしている。

と分けることができます。

そして、

「この2つの選択肢は、行為に関しては同じことを言っているが、行為から生まれた感情・思考と、そこから生まれた内面の動きがちがう。
主人公は走ることを正しい・間違っているの基準でとらえているわけではないし、『前に一度認識していて、今回また認識した』という再認識が行われたわけでもない。①は『行為から生まれた感情・思考』が明らかに間違っている」

という理由から、①を捨て、④を正解として導くことができるのです。

選択肢を文脈に沿って分けることで、文章の構造が明らかになり、どこが間違っているのか、どこを比較すべきなのかが明確になり、正しい解答を導くことができます。また、間違っていた場合でも、文章の構造をはっきりさせてから模範解答の解説を読むと、より理解が深まります。
ぜひ実践してみてください!

わからないところは絶対に放置しない

文章が何を言っているのかわからない、なぜこの選択肢になるのかわからないなどなど。
過去問集についている解説を読んでも、わからないことは多々あると思います。
そのとき、なんとなく「この問題がわからない」ではなくて、「わたしは○○だから□□だと思うんだけど、この選択肢は△△の点でその考えと違う」というところまで考えるようにしましょう。
そうすれば自分の思考が整理できるほか、学校の先生などに質問するときも、より的確な解答を得ることが出来ます。

傾向はあまり気にしない

センター試験は毎年、難化、易化といって騒がれますが、あまり気にしないでください。8割レベルになると、難化しようが易化しようが取れる受験生は取ってきます。
「この年は難しかったみたいだから、7割でもいいや」という甘い考えだと、本番で失敗しかねません。問題の傾向に関係なく、安定して8割を取れるように対策してください。

センター国語はどの過去問集を使うべき?

一般的によく使われている過去問集は、「赤本」「青本」「黒本」の3つがあります。ここでは、各問題集の長所と短所を述べていきます。過去問集を選ぶときに参考にして下さい!

赤本

15690353
参考書名
センター試験過去問研究 国語 (2017年版センター赤本シリーズ)
著者
ページ
1824ページ
出版社
教学社
Btn amazon

言わずと知れた赤本。 正式名称は「センター試験過去問研究国語」で、教学社から出版されています。
長所はまず、その知名度です。多くの人が使っているゆえに、学校や塾などいたるところに置いてありますし、中古も多く出回っているので安価で購入することができます。また、2010年度版など、昔の版も多く出回っています。
また、収録年数が多いのも長所です。2017年度版には25年27回分の過去問が収録されています。
反対に、短所は「解説を誰が書いているのかわからない」ということです。青本・黒本が予備校の先生が書いていることがはっきりしているのに対し、赤本は解説者の名前が明記されていません。そのためか、解説がときどき間違っていることがあります。

青本

Icon default material
参考書名
国語 大学入試センター試験過去問題集 2017
著者
ページ
0ページ
出版社
駿台文庫
Btn amazon

続いて、青本こと「大学入試センター試験過去問題集国語」。駿台が出版しています。
長所は、なんといっても解説の詳しさです。駿台の講師が書いているため、詳しく、またとてもわかりやすい解説です。わたしは2次試験対策には赤本を使っていたのですが、納得できない問題があると塾で青本を借りて解説を読んでいました。
しかし、青本は収録年数が少ないのが短所です。赤本は27回分収録されているのに対し、2017年度版の青本は6年10回分しか収録されていません。あなたがもし、古文・漢文が苦手だからそこだけやりこみたいようでしたら、少し物足りないかもしれません。

黒本

16932072
参考書名
大学入試センター試験過去問レビュー国語 2017 (河合塾シリーズ)
著者
ページ
895ページ
出版社
河合出版
Btn amazon

最後はこちら。河合塾が出している黒本こと「大学入試センター試験過去問レビュー国語」です。
長所は、河合塾の講師が書いているため解説が詳しくてわかりやすいこと。青本に似ていますね。また、黒本は収録年数も多いです。2017年度版には18年25回分が収録されています。
しかし、黒本は赤本・青本に比べマイナーなので、手に入れにくくそれゆえ中古の価格が高めです。発売直後に買うなら問題ありませんが、時期を逃すと赤本・青本よりは高価になってしまいます。


3つとも長所と短所がありますが、さきに述べた「センター国語は量より質が重要。通して解くのは、5年分、多くて10年分で十分。ただ、古文・漢文が苦手な場合は、古文・漢文のみを追加で5、10年度分解くとよい」ということから考えると、
①センターの古文・漢文がそこまで苦手でない人は青本
②センターの古文・漢文を解きまくりたい人は黒本
がおすすめです!
赤本は2次試験には向いていますが、少なくともセンター試験においては青本か黒本で対策するのがよいと思います。

最後に

15300222

ここまで、センター国語の重要性を述べたあとに、点数を伸ばすための過去問演習のしかたを説明し、そして各過去問集の長所・短所を述べてきました。
ポイントは「時間配分をきっちり守る」「量より質を重視する」「選択肢の文章の構造を把握して消去法を使う」「何がわからないのか突き詰めて考える」この4つです!
これらのポイントを押さえて過去問に取り組めば、かならずセンター国語で8割を取ることができます。
手堅く点をとり、ライバルに差をつけて合格をつかみとりましょう!

Studyplus slogo@2x
学習記録をつけて勉強をもっと効率的に!
受験生の3人に1人が使っているStudyplusで、勉強が続く!
無料会員登録
Pc@2x
この記事を書いた人
15084584
現役で東京大学 文科I類に合格しました。夏からアメリカに1年留学するのですが、マジで太りたくないので野菜しか食べないつもりです。 得意科目は英語と数学で、国公立対策の記事を中心に執筆しています。

関連するカテゴリの人気記事

14636527?w=120

【センター国語の勉強法】9割突破の解き方とおすすめの参考書

15363259?w=120

【センター国語の参考書】単元別正しい対策法で8割9割目指そう

15299633?w=120

【センター現代文勉強法】理系で国語8割突破できたおすすめ参考書

14650895?w=120

【センター国語勉強法】時間内に8割を取り切るコツとおすすめ参考書・問題集

14650502?w=120

【センター国語の勉強法】7割8割取れる対策と参考書・問題集

18598846?w=120

【センター国語】参考書別勉強法!現代文と古文を確実に伸ばす方法

関連するキーワード

スマホアプリで
学習管理をもっと便利に
Foot bt appstore
Foot bt googleplay