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【日本史の勉強法】MARCH合格に向けた対策のコツと参考書・問題集

はじめに

受験生の間で人気のある大学がMARCH(明治大学・青山学院大学・立教大学・中央大学・法政大学)と呼ばれる5つの大学です。偏差値的には60前後であり、多くの受験生が目指すのもうなずけます。
入試に関して、大学ごとで傾向が違うことがあるのでその点は注意しなければなりません。特に日本史は、政治史や文化史で多くの出題範囲が共通しますが、出題の傾向・形式の理解がイマイチなために十分に実力を発揮できない方も少なからずいます。それでも傾向・形式を理解して、それに応じてきちんと対策すればMARCHの日本史は合格点まで必ず届きます。

今回の記事では、MARCHの日本史対策のための勉強法を紹介しますが、それぞれの大学の出題傾向や出題形式と深く絡めた勉強法を紹介していきます。頻出のポイントを知ることで対策の優先順位や、直前にどの範囲を勉強すればよいかがハッキリと見えてくるので、是非参考にしてみてください。

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普段の日本史の勉強について心がけてほしいこと

政治史・文化史は何度もおさらいすること

日本史の勉強では、政治史と文化史が大きな軸となります。他にも経済史・交通史・沖縄史・北海道史など様々な軸がありますが、政治史と文化史は繰り返し復習しましょう。

この時のポイントとして、政治史は、歴史の流れをきちんと意識すること、時期と用語をワンセットにして覚えることが大切です。大きな事件以外西暦を覚える必要はありませんが、何世紀の出来事か、天皇や将軍、総理大臣は誰か、出来事の背景は何かなど、歴史的背景や時期を表すものはきちんと抑えておきましょう。

一方、文化史は、基本的には時代とその時期と人物・作品をセットに覚えれば入試問題は解くことができます。ただ、例外的に江戸時代の朱子学の歴史、明治・大正期の美術史などは師弟関係も問題で聞かれることがあるので、面倒くさがらずに関連付けて暗記してください。

情報は1つにまとめること

教科書・ノート・資料集など、日本史の勉強で使う教材はいくつかあります。受験に必要な知識が詰まっていますが、情報がバラバラでは復習の時に効率が悪くなってしまいますし、いちいちペラペラめくるのも大変です。知識をまとめることを横着せず、情報を1つに整理して、スムーズに復習できる状態を整えておくことをオススメします。

資料集を必ず活用すること

MARCHに限らず、私大入試の日本史では、資料を使った問題も多く出題されるので、文字ではわからない事柄も理解しておかなければなりません。地図や表などの資料を適宜貼り付けると深い理解につながるので、ぜひとも実践してほしいポイントです。
特に数字を伴う資料、戦いに関連する地図はどの大学でも問題になるのでサボらず確認しましょう。
ちなみに資料集を使わない受験生は意外と多いので、ここで差をつけることは十分可能です。コピーをノートに貼ったりして、ちょくちょく見ておくと覚えられます。

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MARCH日本史!傾向と対策

政治史・文化史以外の「軸」ごとに流れを整理しよう

政治史・文化史が軸となる話は普段の勉強で心がけてほしいことの中で紹介しました。MARCHでは、これら以外に外交史・経済史・交通史など様々な軸を元に出題されることがあります。紛らわしい用語がたくさん聞かれることもあるので、この3つは整理しておくことをオススメします。

ちなみに、いくつもの軸を意識した勉強は、明治大学と立教大学、法政大学に活かすことができます。
特に明治大学の日本史は、学部カラーがよく出ています。例えば、法学部なら法律に関する問題が多い、といった感じです。そのため受験する学部に関わりの深い用語を徹底的にチェックするなど、学部に特化した勉強を心がけることが大切になってきます。
また、立教大学では、教科書の言葉を穴埋め形式にしたような大問が存在します。1つの軸に絞って問題が作られているので、普段から様々な軸を意識することで立教大学の日本史はほとんどミスがなくなります。

政治史・文化史以外の角度から歴史を見ることで、明治大学・立教大学・法政大学の日本史で失点する確率はかなり減ります。他の軸との関係も見えてきてより深い理解にもつながるのでぜひ実践してください。

世界史の内容も出題されることがある

これは主に立教大学と青山学院大学の日本史で顕著です。外交関係を聞く問題の時に、普段の日本史の勉強では見ない用語が出てくる場合があります。それらはほとんど世界史用語であり、日本史は全く関係がありません。ダミーの選択肢として並んでいれば無視すれば良いですが、用語の書き問題となるとお手上げです。解答・解説を見て流れとともに暗記しようとする方がいますが、同じ世界史用語が聞かれることはほぼ全く無いです。あくまでも日本史用語で勝負し、世界史の内容は頭に入れないように心がけてください。

教科書には載っていない最新考古学・現代史も狙われる

最新考古学というのは馴染みのない言葉だと思うので、簡単に説明すると、最近になって新たに発見された時や発掘品に関する学問をいいます。一方で、現代史とは第二次世界大戦後〜現在までを指します。これらは教科書に載る前に入試問題として載ってしまうことがあります。特に、青山学院大学と中央大学が好むポイントです。時事ネタを熱心にチェックする必要はありませんが、ニュースで見たり聞いたりした内容が入試に生きるかもしれないと思って多少は意識すると良いです。

特に、現代史は55年体制崩壊まできちんとやっておきましょう。GHQの政策や内閣での出来事だけではなく日本が注力した産業や政党の変遷など、細かい内容も容赦なく出題されます。暗記の密が薄いと現代史はほぼ0点…なんて悲惨なことになってしまうので、早いうちからコツコツ取り組むことをおすすめします。

史料からの出題も油断できない

資料との区別に注意してください。「史料」とは主に文献のことを言います。『漢書地理誌』『後漢書東夷伝』などの資料が有名ですね。他にも史料と呼ばれるものはありますが、史料中の言葉の書き問題・言葉の意味聞き問題・出典・作者・成立時期等々、問題としてのネタは意外と豊富です。史料からしかわからない内容も実は多いので、普段の勉強で文献や史料の名前が出てきたときは、史料集を使って理解を深めていきましょう。問題のネタになりそうな部分も同時にチェックできて一石二鳥です。
この史料からの出題はMARCHのどの大学でも出題されます。出ないことを祈って勉強していても遭遇する確率はかなり高いです。史料で学ぶ日本史はやる気が失せる、細かすぎる、なんて思って逃げる受験生は多いです。もしも早稲田大学・慶應大学・上智大学などさらに難しい私立大学を受験しようと考えているのであれば、なおさら史料を使った勉強は避けられません。
今からでも十分間に合うので、史料対策がおろそかになっていた方はすぐに史料対策に取り組んでください。

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MARCH日本史対策にオススメの参考書・問題集

『石川晶康日本史B講義の実況中継』

全部で4巻から成る、日本史の予備校講師が執筆した日本史の参考書です。編成は、①「原始・古代」②「中世・近世」③「近世・近代」④「近現代」です。政治史・文化史の理解だけではなく、年表や付属CDなどの補助教材も使って、段階的に日本史の勉強を重ねていくことができます。中身は入試を意識した作りになっていて、少し読むだけでも日本史の理解につながり、実際に解く力が身に着くこと間違いなしです。
英語や国語に時間を充てたい…という方は、苦手ポイントの解説が載っているものに絞って買って読むと良いでしょう。受験直前となると勉強のペースが乱れがちになるので、あらかじめ読むページ数の目安を設定して少しずつ覚えていくと無理なく続けられます。

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参考書名
石川晶康 日本史B講義の実況中継(1)原始~古代 (実況中継シリーズ)
著者
石川 晶康
ページ
362ページ
出版社
語学春秋社
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この本は効率が悪いです 確かに詳しい、が、その分時間が掛かります センターレベルなら金谷の参考書で充分ですし それ以上なら山川の教科書の方が良いです またこの本は噛み砕いて語り掛ける様に文が構成されていますが、入試はそんな事ありません 教科書の様な固い表現で出題される筈です もし実況中継を今使っていて思う様に日本史の点数が伸びないのなら直ぐに山川にしましょう 実況中継から逃げるのは決して恥ではありませんよ。

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個人的な意見です、 自分が使ってたのは一つ古いやつかもしれませんが、教科書は単なる単語の羅列になりがちになっている一方この教材はその単語を支える論理てきな部分が記述されているため、ただ歴史用語を起きた順序に覚えるよりはるかに知識を吸収しやすいです。また語呂合わせや単純暗記すべきところも書いてある点も助かりました。歴史を流れで覚えるのは当然ですがその起点となる部分や流れとかが関係してこないものは単純暗記しなくてはならないのです。そこで記憶すべきところは語呂合わせを使ったり、覚える集団 (例えばある時代の有名な作品など) の頭文字を羅列して覚えるなどして、一つの事柄を思い出すのに様々な方向からのアプローチがあると記憶が強くなる気がするので、そうするといいと思います。 もちろんこの教材の後には問題集などにも取り組むべきです!しかしこの教材はバイブル的な感じで覚えるように読みました!そして読むだけでなく自分で流れを書き出してみるのが大事です!ただ自分は私文だったので時間がさけましたが自分の状況に合わせて考えてください 慶應経済の日本史は近代史がこれで補えるものよりえぐいのでいろんなものを解きましたが、慶應の他の学部や、他の大学はこの本を中心に勉強することで日本史で失敗することはありませんでしたし、むしろ英語と共に、自分の苦手な国語を補完してくれるだけのものになりました。あくまで自分の場合ですが

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苦手な範囲を数回読めば得意になる。 ほんまびっくりやでぇ 史料も覚えるべきポイントが書いてあって効率ええでぇ

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参考書名
石川晶康 日本史B講義の実況中継(2)中世~近世 (実況中継シリーズ)
著者
石川 晶康
ページ
387ページ
出版社
語学春秋社
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参考書名
石川晶康 日本史B講義の実況中継(3)近世~近代 (実況中継シリーズ)
著者
石川 晶康
ページ
437ページ
出版社
語学春秋社
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参考書名
石川晶康 日本史B講義の実況中継(4)近現代 (実況中継シリーズ)
著者
石川 晶康
ページ
364ページ
出版社
語学春秋社
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『詳説日本史史料集』

数少ない貴重な史料集です。日本史の参考書・問題集は数多く売られていても、史料に絞って、かつ大学受験に役立つ参考書はこれしかありません。勉強の用途は史料対策に限定されますが、MARCHを受験する方にとっては手放せない1冊です。
出典のタイトル・作者・解説だけではなく、史料独特の言葉の解説・時代背景なども丁寧に書かれているので、通史の勉強と重ねてみることでより細かい内容を聞かれても十分に対応できるようになります。また、全部読む必要はなく、要点を抑えるだけで史料問題の対策は完璧です。
一見あまり使わなそうに思える副読本ですが、こまめに読んで少しずつ理解を深めていってください。

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参考書名
詳説日本史史料集
著者
ページ
394ページ
出版社
山川出版社
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『日本史B標準問題精講』

MARCHレベルの問題が豊富に載っている問題集です。過去問から厳選されたものなので、きちんと入試のレベルを知ることができます。実力試しにはもってこいの問題集ですので、ある程度実力がついた、復習を何度もしているから自分の力を試したい、という方はぜひとも買って解いてみてください。
間違えた問題があれば、1つにまとめた教科書なりノートなりを見て正しい解答を確認するようにしてください。また、解説が詳しいので、そこから学べるものは多いと思います。「弱点を見つけてそれを補強する」つもりで、多少まちがえても積極的に取り組んでみてください。

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参考書名
日本史B標準問題精講
著者
石川 晶康
ページ
399ページ
出版社
旺文社
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日本史を武器にしたいという方は例外ですが 関関同立レベルなら必要ないでしょう

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早慶はこれ完璧にすれば合格点は余裕周りと差をつけることもできるそれ位レベル高い実力100よりおすすめ marchはお釣りでるくらい 大学にもよるが

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まず、この本は難関私立大学の過去問を集めているので細かい知識が詰め込まれており、上位国公立を目指す人にはあまりおすすめできません。 日本史の問題集として標準問題精講と比べられることの多い、Z会の100題という参考書がありますが、それとの違いは解説の奥深さです。 100題も問題と同じ厚さの解説が収録されていますが、それぞれの用語に対する説明がされているだけで、書いてあることは他の参考書や教科書に載っていることと変わりません。 しかし、この日本史B標準問題精講は問に対する細かな解説だけでなく、基本の暗記事項をまとめて記載したり、”精講”という場を設けて問題で取り扱った分野の用語集レベルの知識もまとめてあるので、詳しさが段違いです。 また、この問題集には正誤問題よりも穴埋め問題の方が多く収録されているので、特に早稲田大学で有名な、正誤問題の対策ができないと思う人もいるかもしれません。 けれども、上記の通り”精講”という場で記載されている知識は正誤問題にうってつけです。 さらに、実際の過去問を使っているだけあって、問題文から得られる知識もたくさんあります。 このように、「重箱の隅をつつく」問題や正誤問題まで、難関私立大学で求められる力を全て体系的にまとめてあるのがこの本です。

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日本史の過去問に取り組むにあたって心がけてほしいポイント1つ

英語・国語と違って日本史は覚えたことをアウトプットできるかが得点に大きく関係してきます。文章の論理を考える必要はほとんどないので、合ってた、間違ってた、解説を読んで深い知識を得た、などと単調な作業となりがちです。
ですが、これで終わりではなく、「間違えたポイント・新しく得た知識をまとめたものに書き込んで復習のサイクルに取り込む」ことが一番大切です。日本史は、過去問から新たな発見を得ることがしばしばあります。それに、大学には頻出の単元や単語があったりするので、こういった「大学ごとのさらに具体的な入試のポイントを発見できる」という大きなメリットがあります。直前期になればなるほど片っ端からすべてを復習したくなります。本番までに覚えたことを忘れないようにするためには当然のことですが、入試の前々日、前日までがっつりと復習している時間はありません。本当に試験の直前になったときに過去問から得た情報をマークしておくことで、得点しやすい単元だけを確認できるようになります。
過去問を解くときには、新しく学ぶだけではなく、それも含めて復習していくスタンスが大切です。

最後に

ここまで、日本史の普段の勉強法、MARCHの傾向・対策、おすすめの参考書・問題集、過去問への取り組み方について説明してきました。MARCHに焦点を当てて対策を練るには、大学ごとの傾向を見据えることも重要となってきます。政治史・文化史以外の軸を意識することと、史料に目を通すことは特に大切です。日本の歴史を様々な角度から理解できるか、教科書以外の文字から勉強できているかなど、少しレベルが高いのが特徴的です。また、日本史の教科書に載っていないものもありますが、そういったものは覚えようとせず、あくまで日本史の領域内で勝負しましょう。こうった傾向は、MARCHのどの大学がよく出すのか、トピックごとに記しておきました。あなたの受験校の傾向を確認して、それに合わせて対策していってください。
繰り返しになりますが、MARCHの日本史というだけではなく、MARCHと呼ばれる大学ごとに日本史の対策を練っていかなければならないポイントも存在します。日々の勉強や対策法が分からなかった方は、私が紹介した対策法を実践すれば、各大学の日本史は非常に解答しやすくなります。様々な角度から日本史を攻略する姿勢を忘れずに、MARCH志望校合格に向けて頑張ってください!

この記事を書いた人
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早稲田大学 法学部に通っています。浪人時代の勉強経験や知識を記事を通して伝えていけたらなと思っています。 得意科目は英語ですが、塾講師もやっているのでそれ以外の文系科目も優しく丁寧に説明することを心がけています。 サークルでは野球をやっていて、引退した今でも助っ人でたまに参加しています。

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