15058298

【勉強計画】過去問から逆算!ゴールを見据えた計画で英語力を伸ばす方法

はじめに

勉強計画は、大学受験で非常に重要です。受験勉強の最終地点である、過去問に取り組む時期を意識した勉強計画を立てましょう!

過去問の対策は、受験生の合否を分ける分岐点と言えます。なぜなら、過去問の対策を効果的に行うことで、学力をぐんと伸ばすことができるからです。特に、現役生のあなたは、12月以降の「受験直前期」と呼ばれる時期を有効に使うことで想像以上の成長を実現することができるでしょう。

だからこそ、全体の勉強計画の中で、「いつ過去問を解くべきか」「どのように過去問を解くべきか」を常に意識することが重要です。しっかりとした勉強計画を立てて、効率的な勉強をするためにも、過去問を解く時期と過去問の使い方・解き方を知りましょう。

年間の勉強計画の終着点を具体的にイメージすることで、逆算のもと、計画的な勉強が可能になります。あなたも、この記事を読んで勉強計画を見直してみませんか?

勉強計画の立て方

15086359

勉強計画は、大学受験を成功させるために非常に重要です。なぜなら、計画のない行き当たりばったりの勉強では、試験の日までに効果的に学力を伸ばし続けていくことが難しいからです。では、勉強計画はどのように立てれば良いのでしょうか?

私がおすすめする勉強計画の立て方のコツは、「過去問から逆算して勉強計画を立てる」というものです?
なぜ、過去問からなのかと言うと、過去問は大学受験勉強の最終地点であり、本番の試験に限りなく近い問題集だからです。どの年度の過去問を解いても、満点が取れれば、あなたが本番の試験で合格点を出すことは難しくないでしょう。逆に、志望大学の過去問で3割くらいしか得点できないようであれば、合格は厳しいと言わざるをえません。つまり、過去問の出来で合否がある程度測れるのです。

過去問の出来で合否がある程度わかるのですから、過去問で高い得点率をマークできれば合格も現実的になるということです。大学受験では、勉強法や使用する参考書を、目的や時期によって変えていく必要があります。ただ、なんとなく勉強していくのではなく、ゴール(過去問)を意識した勉強計画を立て、細かく修正しながら実施していきましょう!

あなたが綿密な勉強計画を立てることができるように、ここでは「過去問を解く時期」や「過去問の解き方」について解説していきます!

過去問を解く2つのタイミング

15365758

「過去問」という言葉を耳にしたとき、多くの受験生は無意識に、このように認識します。

過去問=試験直前期に取り組むもの

ハッキリ言いますが、これは間違いです。それも、とても大きな間違いです。
実は、過去問は2つのタイミングで解くものです。それは、「受験勉強をスタートする前」と「基礎学力が身に付いた後」の2つです。決して、「試験直前期」に取り組むものではないということを心に留めておきましょう。

過去問を解くタイミングその1:受験勉強をスタートする前

過去問を解くタイミングの1つ目は、「受験勉強をスタートする前」です。

このタイミングで過去問を解くのは、「敵を知る」ためです。あなたが志望する大学が、「どのくらいのレベル」の「どのような問題」を出すのかを知らないで受験勉強をスタートするのは、見えない敵と闘うようなものです。一度実際の過去問を解くことで、試験問題とその特徴に関する情報を得てスタートすることができ、目標を明確に意識した勉強ができます。

この時期に過去問を解く目的は、「合格点を取る」ことではなく情報収集、つまり「志望校の要求する学力の基準」と「問題の特徴」を知ることです。
戦略の一手目は「情報収集」から始まります。まずは、今後の学習計画を適切な方向に向かって作るために、敵を知りましょう。

以下のポイントに気を付けて難易度や問題傾向を把握しましょう。

・出題される英単語のレベル
・英文法問題の出題形式(文法問題として独立して問われるのか、あるいは長文問題の中で問われるのか)
・長文問題の長さ
・長文問題の設問形式(記述式かマーク式か)
・個別に対策が必要な問題形式の有無(英会話問題・英作文・リスニング問題はあるか)

これだけの視点を持って過去問を解いてみるだけで、今後どのように勉強していくべきかを考える上での参考情報を得ることができます。必ず実際に解いてみることで問題を肌で感じましょう。この段階では、できないのは当たり前なので、落ち込むことはありません。嫌になる必要もありません。冷静に、自分の現在地とゴールとの距離を測るためだけに過去問を解いてみましょう。一度本気で過去問を解いてみることで、自分の現在位置とゴールを明確に意識した勉強計画を立てることができるようになります。この時立てた勉強計画は、学力の伸び具合と時期によって細かく修正していきましょう。

1度目の過去問は勉強計画を立てるために解くということを覚えておきましょう!

過去問を解くタイミングその2:基礎学力が身に付いた後

過去問を解くタイミングの2つ目は、「基礎学力が身に付いた後」です。

「過去問は直前期に解くもの」と認識している受験生が多いですが、それは誤りです。
多くの受験生は志望校の過去問に取り組むのに十分なだけの基礎学力が身に付くのが「試験直前期」になりがちです(実際には、志望校に合格するだけの基礎学力が最後まで身に付いていないケースがほとんどです)。そのために、「過去問は直前期に解くもの」という誤った認識が拡がっているのです。

入試の何ヵ月前であっても、過去問に取り組むだけの基礎学力が身に付いているあなたは過去問に本格的に取り組み始めましょう。

*「過去問に取り組むだけの基礎学力」の目安ですが、模試でC判定以上が出ていれば取り組んでよい水準に達しています。もちろん、E判定でも過去問は解かなくてはいけませんが、早い段階でC判定が出ていれば勉強に過去問対策を取り入れてみても良いでしょう。学力が上がってくると、より「敵が見える」ようになるため、定期的に過去問をチェックしておくのがよいでしょう。

過去問を解く学力が身に付いたあなたは、もう合格が目前まで迫っています。長期的な勉強計画から、受験日までの細かい勉強計画の作成にシフトしましょう。過去問で高得点が出せるようになっても、受験本番まで余裕があるという人は、もう一度復習や演習を含めた勉強計画を立てると良いでしょう。

Studyplus slogo@2x
学習記録をつけて勉強をもっと効率的に!
受験生の3人に1人が使っているStudyplusで、勉強が続く!
無料会員登録
Pc@2x

過去問の勉強法:「落ちる」勉強と「受かる」勉強の違い

14650991

過去問は、「志望校の本番の問題」に最も近い問題集です。そのため、過去問の対策は合否を分ける大きなポイントになります。

「落ちる」過去問の使い方と、「受かる」過去問の使い方を知りましょう。

「落ちる」過去問の使い方:過去は振り返らない!「少年漫画の主人公」タイプ

落ちる過去問の使い方をしている方に多いのが、「少年漫画の主人公」タイプの受験生です。

このタイプの受験生の口癖は「〇〇大学の過去問で〇割とれた」です。一見、前向きで良いですね。結果も出ているようで「できる風」です。

しかし、このタイプの受験生は「落とした〇割」を振り返らない傾向にあります。
過去に囚われず、物事の良い面を見て未来に向かってダッシュ!少年漫画の主人公みたいに前向きで素敵です。しかし、残念ながら受験では「失敗するタイプ」なのです。

問題を解いて一喜一憂するだけで終わっては解いた意味が全くありません。模試や過去問を解いてみて、「良い結果」と「悪い結果」が出た場合に、より重要なのは「悪い結果」の方です。なぜなら、「悪い結果」の方にこそ、あなたの「弱点」が詰まっているからです。

あなたは、何のために過去問を解くのでしょうか。

「力試し」のためでしょうか?
直前期に「力試し」をして全く通用しなかったら、その後はどうしますか?

貴重な時間を投資して過去問に取り組むわけですから、しっかりと「身になる」勉強をする必要があります。
まずは、どのように過去問を使えば、「受かる」勉強ができるのかを知りましょう。

「受かる」過去問の使い方:骨の髄までしゃぶる「復習の鬼」タイプ

「受かる」過去問の使い方をしているのは、問題を骨の髄までしゃぶり尽くす「復習の鬼」タイプの受験生です。

なんだか粘着質に聞こえますね。ネガティブ風であまり素敵ではありません。しかし、受験でこのタイプは終盤で圧倒的に成長します。なぜなら、「丁寧な復習」が積み上がることで試験直前期まで加速度的に学力が上昇していくからです。このタイプは、過去問を解くうえで本当に重要な作業が分かっています。「解くこと」でも、「答え合わせの後の一喜一憂」でもなく、「完璧に復習すること」こそが重要であるとわかっているのです。

「復習の鬼」タイプの受験生は、問題を「分析」するのが得意な、賢いタイプです。このタイプの受験生は、過去問を解いたら「できなかった〇割」に着目して、解いた時間以上の時間を「自分が解けなかった原因の分析」と「問題の復習」に費やすのです。

もう一つ、復習の他にも過去問に取り組む際の重要な要素があります。
それは、過去問に取り組む際に、「正答に明確な根拠を持つ」ことです。

問題を解く際に、なんとなく選んで正解だった、という経験のある方は多いかと思います。しかし、「なんとなく」で安定して得点することはできません。旧帝大や早慶上智・MARCHといった難関大学の合格者は皆、「なんとなく」で解答するのではなく、「正答の根拠」をもって回答しています。つまり、本番で問題を「解ける」か「解けない」かは、「設問に対する根拠を持てるか持てないか」で決まるのです。

解いた問題の復習を行う際には、正答の「根拠」を明確にしましょう。根拠のない正答は「マグレ」です。自分が「できなかった問題」の全ての正答の根拠を探し出す復習を行うことで、「解答力」が劇的に向上します。特に、英語長文問題は本文中に解答の根拠が確実に存在します。根拠発見能力を育てて「受かる」得点力を身に付けましょう。

また、解いた過去問に出題された全ての英単語・英文法・英文構造・和訳は完璧に理解したうえで、頭に叩き込みましょう。「完璧」の基準は人それぞれですが、この基準が高い人ほど学習内容の定着率が高く、言い換えれば「伸びしろ」のある人ということになります。

「完璧な復習」を確実にする最終手段として、「音読」を取り入れましょう。
音読は、長文に含まれる英単語や英文法といった全ての要素を記憶し、読解速度を劇的に向上させる最高の勉強方法です。「復習」の「仕上げ」として、「音読」を学習に組み込むことで学力をぐんぐん伸ばすことができます。

過去問を解く際には、「ポジティブ主人公」から「復習の鬼」に変わりましょう!徹底的に復習することで本番の試験問題での得点率が向上するはずです。

過去問の解き方:「時間制限」と「解答テクニック」

14705644

過去問を解く際に気になる、「時間制限」と「解答テクニック」について知ることで、効果的な対策を行うことができます。

過去問対策における「時間制限」は逆効果?

過去問を実際に解く際に「制限時間」を本番同様に設定するべきかどうかを気にする受験生が多いですが、基本的には「時間制限」をして解く必要はありません。なぜなら、「時間制限」をすることで、「正答の根拠を自力で発見する」という得点に絡む最大のスキルを実践することができなくなるからです。多くの受験生が、「時間制限」に焦って「なんとなく」解答し、答え合わせを行って一喜一憂して赤本を閉じます。このような学習に何の意味があるのでしょうか?

過去問を使用した勉強で重要なのは、過去問を解くことで「自力で正答の根拠を発見できるようになる=解答力を育てる」ことです。時間制限がこの重要な練習の機会の質を下げてしまうケースが多くみられます。時間以内に解き終わらなくては、と焦るのは本番だけで十分だとは思いませんか?

2週間前から時間にシビアに

そうは言っても、90分の試験を180分かけないと解き終わらないというのではお話になりません。「時間制限」は必要ありませんが、「時間の測定」はしておきましょう。本番の試験の2週間前程度になったら、実際の試験と同じ時間で終了することを意識して過去問を解いていくことで「時間感覚」を調整し、戦略的に解く練習をしましょう。

仮に、どうしても制限時間を数十分以上オーバーするようであれば、その学校は残念ながら、まだあなたが合格できる範囲の学校ではありません。実力に合った学校の対策に力を入れましょう。

*読解速度が遅く、問題が解き終わらない場合には、過去問の音読を徹底することでリーディングの速度が上がります。「WPM (Words Per Minute)=一分間に読むことのできる語数」を測定し、音読の前後で比較してみるとリーディングスピードの向上度合いが明確になると思います。第一志望校の長文を、10題程20~30回程度ずつ音読するだけでもかなり速度が向上するはずです。

正答の根拠は「リード」で見つける

英語長文問題は多くの難関大学で出題されます。特に、早慶上智やGMARCHでは、下位大学と異なり長文問題が多く出題されます。文法問題なども、センター試験の大問2のような独立した設問というよりは、長文問題の中に英文法の知識を問う設問を入れてくることが多いのです。偏差値55以降から、偏差値60を超えるあたりのレベルまでは、この長文問題の得点が安定し始める学力です。長文問題の得点が8割以上で安定すれば、MARCHが確実に、早慶上智が現実的になってきます。

長文問題で安定して高得点を取得するために、「リード」を使った長文読解テクニックを身に付けましょう。「リード」とは、長文問題を解く際の「目印」のようなものです。この「リード」を使うことで、「検索読み」が可能になり、正答の根拠部分を素早く正確に発見することが可能になります。

例えば、設問文にWhat was Anna probably like at her school in Chicago?とあった場合には、下線部分がリードになります。

(センター英語試験・本試験2015大問5)

この設問文中の「Anna」と「school in Chicago」を「目印」に本文をサーチしていきましょう。すると、膨大な語数の長文の中から、「解答の根拠が書いてありそうな箇所」が比較的すぐに発見できると思います。読む箇所が大体わかったら、その部分だけを精読して根拠を見つけましょう。

このシンプルで簡単な方法で、「設問に回答するスピード」が格段に向上します。また、同時に正確に根拠となる部分を発見することができるのです。この問題解答のテクニックは、TOEICやTOEFL、IELTSといった英語力試験でも有用です。

解答速度を上げる必要があるあなたは、このようなテクニックも過去問を使って徹底的に練習することで、問題解答の速度と質を高めていきましょう!

過去問の利用法:「志望校の特徴」を把握して対策する

14717183

過去問で敵を知ったら、特有の問題にもしっかりと対策を行っていくことが重要です。

「対策に時間を掛けたくない」分野ほど徹底的に対策を

一部の大学では、特有の問題が出題されることがあります。例えば、英作文問題や英会話問題は特定の大学・学部で出題されますが、あまりメジャーな出題傾向ではないため、多くの受験生が中途半端な対策で試験に臨むことになります。

英作文のような、対策の必要な問題に時間をかけるよりも、長文問題の対策に時間をかけたいと考える受験生も多くいるでしょう。よく考えてみてください。長文対策は、全ての受験生が膨大な時間を費やして勉強します。しかし、英作文を徹底的に対策する受験生はそう多くないのです。ライバルと差を付けるために、どちらに注力することが戦略上有効でしょうか。

英作文の対策を行えば、英作文の得点で、ライバルの受験生(長文問題の得点がぼぼ同じ受験生同士の場合)に差を付けることができます。英作文問題を出題するからには、長文問題の一問より配点が高くついているはずなので、対策を行えば長文や他の問題のミスを補うことができるでしょう。

一般的に、対策を怠りそうなニッチな分野で圧倒的な得点を取ることによって、メインの問題で差が付かない相手を引き離すことができます。一見、対策する気が進まない分野こそ、徹底的な対策を行うことで得点源にしましょう。

最後に

過去問を適切な時期に、効果的に利用して勉強計画を立てることで、学力は順調に伸びていきます。常に自分の学力とゴールまでの距離を意識し、その差を効率的に埋めるための勉強計画を心がけましょう。過去問の対策は志望校対策の最終段階であり、合否を分けるラストスパートになります。勉強計画通りに学力を伸ばし、過去問を本格的に対策する段階まで学力が伸びたら、「復習の鬼」になって過去問の隅から隅までを頭に叩き込み、最後の追い込みをかけましょう!

完璧な勉強計画に基づく対策ができたと胸を張れるあなたには、試験の先に合格が待っていることでしょう!

Studyplus slogo@2x
学習記録をつけて勉強をもっと効率的に!
受験生の3人に1人が使っているStudyplusで、勉強が続く!
無料会員登録
Pc@2x
この記事を書いた人
14720512
早稲田大学 文化構想学部に通っていました。大学では英語教員免許(中高)を取得しました。 教育業界への関心が強く、2017年9月からロンドンにある大学院「UCL」のInstitute of Educationに入学予定です。得意科目は英語で、IELTSのスコアは7.0です。

関連するカテゴリの人気記事

14647622?w=120

【大学受験 英語】参考書別!偏差値40から70までの英語勉強法

14942027?w=120

【大学受験】英語文法の勉強におすすめの文法書と問題集まとめ

14634276?w=120

【大学受験英語】長文読解の5つのコツとおすすめ参考書・問題集

15016388?w=120

【大学受験英語】本当におすすめな英単語帳をレベル別に紹介!

18009045?w=120

【大学受験 英語勉強法】偏差値40から偏差値60までの段階別勉強法

14635376?w=120

【大学受験】英語文法おすすめ参考書と勉強法をレベル別に紹介

関連するキーワード

スマホアプリで
学習管理をもっと便利に
Foot bt appstore
Foot bt googleplay